最初に訪ねたのは二宮に近い、相模33札所の1番「藤巻寺」。名前の通り、境内には二宮町が天然記念物に指定のフジの古木が植わっていた。 |
||
藤巻寺の石仏を梅の枝越しに見る |
||
大山道は、相模国 大山阿夫利神社(現・神奈川県伊勢原市)へ参拝するため道で、大山から関東平野はもとより東北、東海地方へと放射状に広がっていたそうだ。そして、その入り口に彩色された石の毘沙門天(多聞天)が置かれていた。インド古代神話の神でヒンドー教ではクベーラという財宝の神四天王の一人で北方を守護、四天王中最強の武神で単体で祀られるときは毘沙門天という。武神ということで、足利尊氏・上杉謙信・楠木正成など戦の神として戦国時代の武将の信仰を集めた。 |
||
大山道を守る毘沙門天 |
||
酒匂川は、海に近くて満潮時に川が逆流したことからこの名前が付いた、とはツアーの解説をしている新田完三氏のバス車中での解説。まずまずの天気のせいか、家族でジョギングを楽しむ姿が見られた。写真では識別できないがうっすらと富士山も見えていた。毎夏、8月第1土曜日には「酒匂川花火大会」が開かれている。
酒匂川河川敷 |
||
今回の昼食は、小田原脇本陣古清水屋旅館さん。ビールを頼んだら大瓶が出てきて、昼食に一人で飲むにはちょっと多かったが、600円は安かった。 城郭石垣の跡 |
||
小田原藩主 稲葉氏一族の菩提寺 長興山紹太寺
は、枝垂桜で有名である。4月初旬にフジの花房のように垂れ下がり、毎年どこかの局でテレビ中継される。 供養塔に「空・風・火・水・地」の文字が読める |
||
町を歩いていたら、魚屋さんの横の路地に干物を作る網棚が置かれていた。小田原で連想するのは、箱根の登山口、梅(梅干)、かまぼこ、そして干物であろうか。 路地の干物 |
||
今回までは「日帰り」。次回の第6回「箱根」から第8回まで1泊、9・10回は2泊となる。東海道も箱根を越えて本格化、これからが楽しみである。 |