iアプリ


iアプリとは

  • 「iアプリ」は、NTTドコモのiモード対応Javaです。
  • iアプリが実行されるまでの流れは、下図の様になります。iアプリは、プログラム本体が含まれるJARファイルと、アプリーケーションデスクリプタファイルADFと呼ばれるJAMファイルから構成されます。WebページからはJAMファイルにリンクが張られており、最初にJAMファイルがダウンロードされます。JAMファイルにはiアプリのサイズやスクラッチパッドの使用サイズ等が記述されており、インストールが可能かどうかのチェックが行われます。問題が無い場合に続いてJARファイルがダウンロードされます。

    iアプリの流れ


iアプリサンプル


iアプリの作成環境

  • 実行サイズが10KB以下の制限に注意すれば、iアプリの作成と組込みのやり方は、Javaアプレットのそれとほとんど同じです。iアプリの作成環境としては、テキストエディタの他に以下が必要です。

    JavaTM 2 SDK, Standard Edition Version 1.3.1_01
    J2ME Wireless SDK for the DoJa release2.2 (2.48MB)

  • その他、音楽としてiメロディをを組込む場合に、MIDIをiメロディに変換するツールとして以下のフリーソフトを使用しました。

    PsmPlayer


iアプリの仕様

  • iアプリの仕様については、下記ページから技術資料等が得られます。

    iモード対応Javaのスペック

  • iアプリは、携帯電話端末の限られた資源の中で動く必要がある事から、いくつかの制限事項があります。

    項目 ドコモ仕様 備考
    iアプリの最大サイズ 10Kバイト
    スクラッチパッドの容量 5Kバイト N503iでは10Kバイト?
    保存できるiアプリの数 3個まで N503iでは10個まで
    セキュリティ iアプリは携帯電話のメモリ領域にアクセス不可
    サーバアクセス iアプリはダウンロードされたサーバとのみ通信可能

ホームページへの組み込み

  • iアプリをダウンロードするために、以下の様にOBJECTタグにより、JAMファイル(ここではMyIntro.jam)へのリンクを設定します。Aタグのhrefで設定しているリンクはiアプリをサポートしていない機種でアクセスされた場合にその旨を表示するページを指定します。

    <OBJECT declare id="MyIntro"      <--Aタグのijamと同じIDを指定
            data="MyIntro.jam"        <--JAMファイルのURLを指定(絶対または相対パス)
            type="application/x-jam">
    </OBJECT>
    MyIntro<BR>
    <A ijam="#MyIntro" href="../nosupport.htm">ダウンロード</A>
    

  • JAMファイルは、以下の様に記述します。DoJa等のツールを使用した場合は、ツールにより自動作成されます。

    PackageURL = MyIntro.jar  <--JARファイルのURLを指定(絶対または相対パス)
    AppSize = 10235           <--JARファイルのサイズ(10240以下)
    AppName = MyIntro         <--iアプリ名称(携帯のソフト一覧に表示される)
    AppVer = 1.0              <--iアプリのバージョン
    AppParam =                <--iアプリのメインクラスの起動パラメータ
    AppClass = MyIntro        <--iアプリのメインクラス名
    SPsize = 10240            <--スクラッチパッドのサイズ
    UseNetwork = http         <--ネットワーク機能を使用する場合
    LastModified = Tue, 01 May 2001 14:32:03  <--最終更新日時(JST)
    KvmVer = CLDC-1.0         <--KVMのバージョン
    



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