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H15年2月11日:ワンCD Linux
インストールが不要で、CD-ROM1枚でそのままLinuxが起動できるいわゆる「ワンCD Linux」を試してみました。予想以上に使えそうで感心しました。試してみたのは以下の2つで、いずれも産業技術総合研究所(産総研)が日本語化をしたものです。
・KNOPPIX(クノーピクス)3.1日本語版
・DemoLinux3.0日本語版
【KNOPPIX3.1日本語版】(Linuxマガジン2002年12月号付録CD-ROM)
KNOPPIXは、そのまま起動すると画面サイズが1280x1024になってしまう様で、画面表示がきたなくなってしまいました。私のマシンのLCDディスプレイの表示サイズは1024x768なので、「boot:」プロンプト時に、「boot:knoppix screen=1024x768」と指定しました。デフォルトでは、デスクトップ環境は、KDEになります。ネットワークは、「K」メニューから「Knoppix」、「Network/Internet」、「Network card configuration」と選択して、「netcardconfig」を起動して設定しました。ハードディスクにLinuxがインストールされていると、そのスワップパーティションを利用する様です。尚、デスクトップ環境にGNOMEを使用したい場合は、「boot:」プロンプト時に「desktop=gnome」オプションを指定すればいい様なのですが、うまく起動できませんでした。
【DemoLinux3.0日本語版】(Linuxマガジン2003年2月号付録CD-ROM)
DemoLinuxは、CD-ROMから起動し、途中でネットワークの設定(IPアドレス、ネットマスク、DNSサーバ、デフォルトゲートウェイ)をするだけで、そのまま使えました。デスクトップ環境は、GNOMEになります。ログインは、あらかじめ用意されている一般ユーザ「demo」と、スーパーユーザ「root」の2つです。パスワードはユーザ名と同じです。
【感想】
最初にも書きましたが、いずれも思った以上に使えそうです。インストールが不要なので、ちょっとLinuxを試してみたい場合や、HDDから起動できなくなった場合のレスキュー用として使えそうです。また、いずれもOpenOffice.orgが含まれており、私は初めて使ってみたのですが、サンプルファイルを開いた限りでは問題無く表示できました。「ワンCD Linux」の難点は、アプリの起動に時間が掛かる事ですが、こればかりは仕方ありませんね。
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