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H15年5月4日:相次ぐライブストリーミング配信サービスの終了

ここ数ヶ月の間に、個人向けの無料・有料のライブストリーミング配信サービスが終了になってしまいました。(ストリーミング配信サービスを参照)

無料のLycosジャパンのライブストリーミング配信サービスLycosマイブロードキャスターが、2003年4月21日を持って終了してしまいました。このサービスは、タローの放送局でも使っていただけに残念です。Lycosジャパンの発表文によると、『音楽著作権侵害に当たる違反行為が後を絶たない状況であり、Lycos Japanがインターネットメディアとしての責任を取り、何らかの対策を講じざるを得ない状況となりました。』となっています。確かに、いくつかの放送局はBGMとして市販のCD音楽をそのまま流していましたので、その辺りが問題になったのだと思います。

▼Lycosマイブロードキャスターをご利用のみなさまへ

Lycosマイブロードキャスターでは、これまでユーザーのみなさまにガイドラインを遵守してご利用いただくようお願いしてまいりました。
しかし実状は、音楽著作権侵害に当たる違反行為が後を絶たない状況であり、Lycos Japanがインターネットメディアとしての責任を取り、何らかの対策を講じざるを得ない状況となりました。

つきましては、2003年4月21日をもちまして、Lycosマイブロードキャスターのサービスを終了させていただきます。


また、こちらは有料ですが、SONYのライブ配信サービスパーキャスTVが、2003年3月31日でサービスが終了しました。ZDNetの2003年1月9日の記事「ソニー「パーキャスTV」がサービス終了」によると、「エキスパートやビジネスユーザーには受け入れられたが、幅広いバイオユーザーに『日常的にライブ放送を楽しんでもらう』という本来の目的だった潜在需要を開拓できなかった」事が理由の様です。やはり、採算が取れなかったと言う事なのでしょう。

以上の2つのサービスの廃止から考えると、有料では採算が取れず、無料では無法地帯になってしまうと言うのが現在のライブストリーミング配信サービスの一つの課題と思われます。

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