FreeBSD 4.2R


FreeBSD 4.2Rについて

  • FreeBSD 4.2Rは、FreeBSDの2001年4月時点の最新版です。


FreeBSD 4.2Rのインストール

  • パワーアップFreeBSD(技術評論社2001年4月16日発行)の付録CD-ROMを使ってインストールしました。CD-ROMブートが出来るので、非常に簡単に進められました。
  • インストーラを起動すると、「Kernel Configuration Menu」が表示されます。特に設定する必要は無いので、「Skip kernel configuration ...」を選択します。
  • 「LocalizationMenu」が表示されるので、「Japanese」を選択します。
  • 「メインメニュー」では、「Standard:標準インストールを開始する(推奨)」を選択します。
  • インストールするドライブを選択します。私のマシンにはIDEドライブが2台接続されているのですが、2台目にインストールするので、ad1を選択します。
     [ ]ad0
     [X]ad1
    
  • FDISKパーティションエディタで領域を確保します。ここでは、以下の様に確保しました。
     開始位置  大きさ(ST)  終了位置  名称  タイプ  種別
          63      14619087     14619149   ad1s1       3    freebsd
    
  • ブートマネージャの選択画面が表示されます。MBRには既にLILOをインストールしているので、ここでは「None」を選択します。
  • ディスクラベルエディタで、先ほど確保した領域を分割します。ここでは、「swap」と「/」の2つに分割します。
      区画  マウント位置  容量
     ad1s1a   /             7010MB
     ad1s1b   swap           128MB
    
  • 配布ファイルの選択画面になります。ここでは、「X-Kern-Developer:全バイナリ、文書、カーネルのみのソース、X Window Systemを含む」を選択しました。
  • portsコレクションのインストールの選択 −>「Yes」
  • XFree86配布ファイルの選択 −>「Exit」(デフォルトのまま)
  • インストールメディアの選択 −>「CDROM」
  • この後、インストールが実行され、しばらくすると「おめでとうございます!」のメッセージが表示されインストールは終了します。

インストール後の設定

  • ネットワークデバイスの設定 −>「Yes」
  • ネットワークインターフェースの選択 −>「ed0 Novell NE1000/2000;3C503;NE2000-Compatible PCMCIA」(実際に使用しているカードに合わせます)
  • IPv6 −>「No」
  • DHCP −>「No」
  • 「NetworkConfiguration」画面で、IPアドレス等を設定します。
      ホスト名    :taro.home
     ドメイン名   :home
     IPv4ゲートウェイ:192.168.0.1
     ネームサーバ  :192.168.0.1
     IPv4アドレス  :192.168.0.4
     ネットマスク  :255.255.255.0
    
  • 末端のホストかどうかの選択 −>「Yes」
  • 通常ユーザのみのFTPアクセス −>「Yes」
  • NFSサーバにするかどうかの選択 −>「No」
  • NFSクライアントにするかどうかの選択 −>「Yes」
  • セキュリティレベルの選択 −>「No」(mediumに設定)
  • コンソールのカスタマイズ −>「Yes」キーマップ −>「Japanese106」
  • タイムゾーンの設定 −>「Yes」
  • CMOSクロックがUTCかどうかの選択 −>「No」
  • Linuxバイナリ互換機能の選択 −>「Yes」
  • USB以外のマウスの使用 −>「Yes」
  • マウスデーモンの有効化 −>「Enable」(但し日本語インストーラではマウスカーソルは見えない)、「Flags」(3ボタンエミュレート「-3」を設定)
  • Xサーバの設定 −>「No」(日本語インストーラでは設定できない)
  • パッケージコレクションの一覧 −>「No」
  • アカウントの追加 −>「Yes」
  • ユーザ・グループの管理 −>「User」(ユーザをシステムに追加する)
  • 「User and Group Management-Add a new user」画面で、ログインID等を設定します。
      ログインID    :hnakamur
     UID        :1000(デフォルト)
     グループ     :0(suでrootになれるようにする)
     パスワード    :*******
     フルネーム    :Hiroshi Nakamura
     ホームディレクトリ:/home/hnakamur(デフォルト)
     ログインシェル  :/bin/csh(デフォルトは/bin/sh)
    
  • rootパスワードの設定 −>2回入力
  • 総合メニューに移動するか −>「No」
  • メインメニュー −>「X導入終了」
  • 以上で、インストールを終了します。

その他の設定

  • 立ち上げ時に、sendmail起動でしばらく固まる現象が出たので、「/etc/rc.conf」の中の以下の行を変更しました。
    sendmail_enable ="YES"  -->  "NO" に変更
  • /etc/rc.confは、以下の様に設定しています。
    【/etc/rc.conf】
    # This file now contains just the overrides from /etc/defaults/rc.conf
    # please make all changes to this file.
    
    # Enable network daemons for user convenience.
    # -- sysinstall generated deltas -- #
    moused_flags="-3"
    ifconfig_ed0="inet 192.168.0.4  netmask 255.255.255.0"
    hostname="taro.home"
    linux_enable="YES"
    sendmail_enable="NO"
    moused_enable="YES"
    keymap="jp.106"
    defaultrouter="192.168.0.1"
    sshd_enable="YES"
    portmap_enable="YES"
    nfs_client_enable="YES"
    inetd_enable="YES"
    usbd_enable="YES"
    


  • /etc/fstabは、以下の様に設定しています。CD-ROMとFDのマウントポイントはLinuxのそれと合わせています。また、Win98データ領域にアクセス出来る様にしています。
    【/etc/fstab】
    # Device		Mountpoint	FStype	Options		Dump	Pass#
    /dev/ad1s1b		none		swap	sw		0	0
    /dev/ad1s1a		/		ufs	rw		1	1
    /dev/acd0c		/mnt/cdrom	cd9660	ro,noauto	0	0
    proc			/proc		procfs	rw		0	0
    /dev/fd0.1440		/mnt/floppy	msdos	rw,noauto	0	0
    /dev/ad0s5		/mnt/dos	msdos	rw		0	0 <--Win98データ領域
    


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