FreeBSD(98) 4.2R
FreeBSD(98) 4.2Rについて
FreeBSD(98) 4.2Rのインストール
- FreeBSD(98)はPC-98用ですが、基本的にはFreeBSD 4.2Rのインストール手順と変わりません。
以下の記述で、(★)印は、FreeBSD 4.2Rとの差異の部分を示します。
- ★FreeBSD(98) 4.2Rのインストールに当たって、Cバスに実装されているモデムカードを外します。これを外さないと、ブートフロッピーによるブート時に固まってしまいました。詳細は、MLの以下のスレッドを参照して下さい。
- ★FreeBSD PRESS No.3(毎日コミュニケーションズ2001年3月号)の付録CD-ROMを使ってインストールしました。
- ★まず、以下のブートフロッピー2枚を用意します。このブートフロッピーは、「tools/dostools」ディレクトリの中の「rawrite.exe」と言うMS-DOSのツールを使って作成します。
・kern144.flp
・mfsroot.flp
- ★ブートフロッピー2枚を使ってインストーラを起動します。最初に「kern144.flp」をFDドライブに入れて起動します。しばらくすると、MFSroootフロッピーを挿入してくれとのメッセージが表示されるので、「mfsroot.flp」のフロッピーを挿入します。読みこみが終わると、「Kernel Configuration Menu」が表示されます。「Start kernel configuration in full-screen visual mode」を選択します。
- ★デバイスドライバーの削除/変更画面が表示されます。「Storage」で、以下を削除します。
・ADaptec SCSI and Compatible sound cards
・PC-9801-55 SCSI Interface
また、「Network」で以下を変更、削除します。LANカード(ELECOM LANEED LD-98PT)に関する「ed4」設定については、下記MLのスレッドを参照して下さい。
・ed4で、IRQを「5」−>「10」に変更します。
・ed4以外を全て削除します。
- 「LocalizationMenu」が表示されるので、「Japanese」を選択します。
- 「メインメニュー」では、「Standard:標準インストールを開始する(推奨)」を選択します。
- ★インストールするドライブを選択します。ここでは、SCSIに接続されているドライブのda1を選択します。
- ★HD起動メニューの選択画面が表示されます。ここでは「無視」を選択します。
- ★インストールするドライブを選択します。ここでは、SCSIに接続されているドライブのda1を選択します。
- ★ディスクラベルエディタで、先ほど確保した領域を分割します。ここでは、「swap」と「/」の2つに分割します。
区画 マウント位置 容量
da1s1a / 4308MB
da1s1b swap 128MB
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- 配布ファイルの選択画面になります。ここでは、「X-Kern-Developer:全バイナリ、文書、カーネルのみのソース、X Window Systemを含む」を選択しました。
- portsコレクションのインストールの選択 −>「Yes」
- ★XFree86配布ファイルの選択 −>「サーバ」−>「PC98」
・「9480」と「9EGC」の選択を解除
・「9TGU」を選択
- インストールメディアの選択 −>「CDROM」
- この後、インストールが実行され、しばらくすると「おめでとうございます!」のメッセージが表示されインストールは終了します。
インストール後の設定
- ネットワークデバイスの設定 −>「Yes」
- ★ネットワークインターフェースの選択 −>「ed4」(実際に使用しているカードに合わせます)
- IPv6 −>「No」
- DHCP −>「No」
- 「NetworkConfiguration」画面で、IPアドレス等を設定します。
ホスト名 :hiroshi.home★
ドメイン名 :home
IPv4ゲートウェイ:192.168.0.1
ネームサーバ :192.168.0.1
IPv4アドレス :192.168.0.2★
ネットマスク :255.255.255.0
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- 末端のホストかどうかの選択 −>「Yes」
- 通常ユーザのみのFTPアクセス −>「Yes」
- NFSサーバにするかどうかの選択 −>「No」
- NFSクライアントにするかどうかの選択 −>「Yes」
- セキュリティレベルの選択 −>「No」(mediumに設定)
- コンソールのカスタマイズ −>「Yes」−>「終了」★
- タイムゾーンの設定 −>「Yes」
- CMOSクロックがUTCかどうかの選択 −>「No」
- Linuxバイナリ互換機能の選択 −>「Yes」
- USB以外のマウスの使用 −>「Yes」
- マウスデーモンの有効化 −>「Enable」(但し日本語インストーラではマウスカーソルは見えない)、「Flags」(3ボタンエミュレート「-3」を設定)
- Xサーバの設定 −>「No」(日本語インストーラでは設定できない)
- パッケージコレクションの一覧 −>「No」
- アカウントの追加 −>「Yes」
- ユーザ・グループの管理 −>「User」(ユーザをシステムに追加する)
- 「User and Group Management-Add a new user」画面で、ログインID等を設定します。
ログインID :hnakamur
UID :1000(デフォルト)
グループ :0(suでrootになれるようにする)
パスワード :*******
フルネーム :Hiroshi Nakamura
ホームディレクトリ:/home/hnakamur(デフォルト)
ログインシェル :/bin/csh(デフォルトは/bin/sh)
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- rootパスワードの設定 −>2回入力
- 総合メニューに移動するか −>「No」
- メインメニュー −>「X導入終了」
- 以上で、インストールを終了します。
その他の設定
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