カーネル再構築(FreeBSD4.2Rの場合)
カーネル再構築について
- カーネル再構築は、デフォルトのGENERICカーネルに組込まれていないデバイスを使用する場合や、逆に使用していないデバイスをカーナルから外す場合等に行います。
- ここでは、以下の変更を行いました。(2)のブート時のSCSIデバイス待ち時間については、SCSIの仕様ではバスリセットからデバイスアクセスまで15秒の時間が必要なのですが、実際には3秒程度で問題無い様です。この変更で、ブート立ちあがり時間を短縮する事ができます。
(1)サウンドドライバ(pcm)追加
(2)ブート時のSCSIデバイス待ち時間(SCSI_DELAY)15秒を3秒に変更
カーネル再構築の手順
- まず、コンフィグファイルを準備します。デフォルトで用意されている「GENERIC」をコピーしてそれに変更を加える様にします。ここでは「kernel010501」と言う名前で作成する事にします。名前は勝手に付けてかまいませんが、日付に基づいた名前を付けておくと後で識別するのに便利です。
# cd /usr/src/sys/i386/conf
# cp GENERIC kernel010501
- 次に、コンフィグファイル「kernel010501」の編集を行います。
(途中略)
ident kernel010501 <--カーネルの名前
(途中略)
options SCSI_DELAY=3000 #Delay (in ms) before probing SCSI <--ブート時のSCSIデバイス
待ち時間15秒を3秒に変更
(途中略)
device pcm # Sound driver 1/May/2001 <--サウンドドライバ追加
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- 次に、コンパイル、インストールをします。
# config kernel010501
# cd ../../compile/kernel010501
# make depend
# make
# make install
新しいカーネルが「/kernel」として作成され、以前のカーネルは「/kernel.old」とリネームされて保存されます。
- 新たに追加したサウンドドライバ用に、デバイススペシャルファイルを作成します。
# cd /dev
# sh ./MAKEDEV snd0
- 以上で、サウンド関連のプログラムが使用できる様になります。またブート時のSCSIデバイス待ち時間が15秒から3秒に短縮されたので、立ちあがりが早くなります。
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