WindowsMediaで使用するCODEC
(Windows Media Technologies 4)


Windows Mediaで使用されるCODECの一覧です。必ずしも全てのCODECが含まれているわけではありません。
(Windows Mediaツールヘルプより抜粋させて頂きました。)

オーディオ CODEC 一覧

次の表に示す CODEC が Windows Media エンコーダと共にインストールされます。ほとんどのコンテンツには Windows Media Audio CODEC を使うことをお勧めします。一般に、メディアの種類が混在するメディア ファイルおよび音楽コンテンツでは、このオーディオ CODEC を使うと最高の音質が得られます。ただし、音声のみのオーディオ コンテンツを含む低帯域幅用 (20 Kbps 以下) のストリームを作成する場合は、Sipro Labs ACELP.net CODEC を使う方が良い結果が得られる場合があります。

CODEC 説明
Windows Media Audio Codec Version 2 Windows Media Audio CODEC は非常にスケーラブルな CODEC で、高品質のモノラルおよびステレオのオーディオ コンテンツを広い範囲の帯域幅に渡って提供します。Windows Media Audio CODEC を使うと、5 Kbps から 160 Kbps までの範囲の帯域幅でオーディオ コンテンツをエンコードできます。オーディオのサンプリング レートの範囲は、8 kHz から 48 kHz です。このため、コンテンツに最適な帯域幅とサンプリング レートの組み合わせを選択できます。

また、この CODEC は損失に非常に強いので、コンテンツのストリーム配信に非常に適しています。上質の透明感と音色の深さを備えており、同種の CODEC よりも優れた響きの音楽コンテンツを提供します。

しかも、この CODEC で 0 Kbps のオーディオ形式を選択すると、コンテンツからオーディオ トラックを削除することもできます。ダウンロード用のオーディオ ファイルを作成する場合は、多くの CODEC の半分のデータ比率で CD に近い音質のサウンドを実現できる Windows Media Audio CODEC が最適です。

Windows Media Audio Codec Version 1 この CODEC は、MSAudio とも呼ばれていました。既存のコンテンツの再生をサポートするために提供されていますが、コンテンツのエンコードには使わないでください。
FhG MPEG Layer-3 FhG で作成される MPEG (Moving Picture Experts Group) Layer-3 は、高忠実度のモノラル オーディオ CODEC です。イントラネットまたはインターネットで CD 並みの音質のオーディオを扱う場合に特に適しています。MPEG Layer-3 には、選択するネットワーク帯域幅に応じていくつかの形式が用意されています。
Sipro ACELP.net ACELP は、音声の圧縮に最適な低ビット レートの CODEC です。ACELP には、選択するネットワーク帯域幅に応じていくつかのオーディオ形式が用意されています。
Voxware Voxware は、低ビット レートから中程度のビット レートで高品質のサウンドを提供します。Voxware には、利用するネットワーク帯域幅に応じて選択できるさまざまなモノラルおよびステレオのオーディオ形式が用意されています。また、非常に低いビット レートでモノラルの音声のみのコンテンツをエンコードする場合にも適しています。

ビデオ CODEC 一覧

次の表に示すビデオ CODEC が Windows Media エンコーダと共にインストールされます。ビデオ コンテンツのエンコードには、できるだけ Microsoft MPEG-4 Video Codec Version 3 を使用してください。

CODEC 説明
Microsoft MPEG-4 Video Codec Version 1 Microsoft MPEG-4 CODEC は、低ビット レートから高ビット レートのビデオ CODEC です。この CODEC の特長は、MPEG (Moving Picture Experts Group) によって設定された規格に適合していることです。Version 2.0 のサーバーまたはプレーヤーにコンテンツを配信する場合は、Version 1 を使用してください。
Microsoft MPEG-4 Video Codec Version 2 Microsoft MPEG-4 CODEC は、低ビット レートから高ビット レートのビデオ CODEC です。Version 2 の CODEC は、Windows Media ツール Version 3.0 で作成されたコンテンツおよびエンコーダの設定との互換性を保つために提供されています。
Microsoft MPEG-4 Video Codec Version 3 Microsoft MPEG-4 CODEC は、広い範囲のネットワーク帯域幅をサポートする非常にスケーラブルなビデオ CODEC です。最新バージョンの Microsoft MPEG-4 ビデオ CODEC は、Intel Pentium III プロセッサ用に最適化されています。この CODEC によって、高速のオンデマンド エンコード処理と高いデータ比率の解像度、およびライブ エンコード処理用のフレーム レートが実現します。Intel Pentium II プロセッサを使用している場合でも、ビデオ エンコード処理のパフォーマンスが大幅に向上します。Version 3 の CODEC では、複数の帯域幅と高帯域幅のエンコード処理もサポートされます。さらに、ビデオの濃淡むら防止フィルタが組み込まれているので、特に 28.8 Kbps などの低いデータ転送速度でビデオを圧縮すると生じる濃淡むらが除去されて、コンテンツの画質が向上します。
Microsoft H.263 H.263 は、低ビット レートから中程度のビット レートのビデオ CODEC です。この CODEC はビデオ会議用に最適化されているので、プレゼンテーションなどの動きの少ないビデオ コンテンツに適しています。


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