NetscapeのJAVA起動時間の高速化
JAVA起動時間の高速化とは
- NetscapeでJAVAを使ったページに行くと、突然「JAVAを起動しています」の表示が出てしばらく固まってしまう事がありますよね。前から何とかならないものかと思っていたのですが、ちょっとした解決策がありました。
高速化の手順
- まず、Netscapeのディレクトリの中の「jit3240.dll」と言うファイルを捜します。PC-9821の場合は、通常以下のディレクトリにあります。DOS/Vの場合は、C:\ドライブになります。
A:\Program Files\Netscape\Communicator\Program\Java\bin
- 「jit3240.dll」の拡張子を例えば「jit3240.old」と言う様に変更します。これは、dllファイルとして認識できない様にするだけなので、何でもかまいません。削除してもいいのですが、後で戻せる様にしておいた方が無難です。
高速化の効果
- 私の環境で実際に使っていますが、約40秒かかっていたJAVAの起動が10秒程度になりました。
- ホームページ上でアプレットを動かすだけであれば、特に支障は感じません。
高速化される理由と問題点
- 私も詳しい事は判らないのですが、JAVA起動でしばらく固まるのはJITコンパイラ(Just In Time compiler)を起動しているための様です。そこで、上の手順はJITコンパイラの起動をやめる事で高速化を図っています。
- 従って、本来JITコンパイラの本来の目的であるJAVA実行速度の高速化は期待できません。しかし、簡単なアプレット程度を動かすだけであれば、特に支障は感じないと思います。
その他の高速化の方法
- 皆さん、いろいろ苦労している様です。以下の方法はいずれも、JAVAの起動タイミングを変える事により、固まることを感じさせない様にするものです。私も試してみましたが、いずれもWindows/Netscapeの起動に時間が掛かるようになるので、やめました。
- JAVAの起動をWindowsの起動時に行ってしまう方法。
下記のページからダウンロードできます。(シェアウェア)
Java高速起動化計画 FastJava
- JAVAの起動をNetscapeの起動時に行ってしまう方法。
Netscapeの起動コマンドラインの引数に "-start_java" をつけて起動時にJavaの起動を行います。
PC-9821の場合、通常、Netscapeの「ショートカット」の「リンク先」は、(1)の様になっていますが、(2)の様に、最後に「 -start_java」を追加します。
(1)「"A:\Program Files\Netscape\Communicator\Program\netscape.exe"」
(2)「"A:\Program Files\Netscape\Communicator\Program\netscape.exe" -start_java」
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