動作確認環境:RedHatLinux9

PeerCastストリーミング配信


「PeerCast」とは

  • PeerCastは、PeerCast.orgが開発したピア・ツー・ピア(PtoP)型ストリーミング配信技術です。
  • クライアントは、Webインターフェースを持っておりブラウザから操作ができます。Windows版とLinux版があります。但し、再生には別にWinamp/WindowsMediaPlayer(Windows)やXMMS(Linux)等のプレーヤソフトが必要になります。
  • 音声だけでは無く、映像の配信もできます。サポートしているファイル形式は、音声は、MP3/ OGG Vorbis/ WMA、ビデオは、WMV/ NSV(Nullsoft Streaming Video)です。
  • PeerCastクライアントのブラウザでの表示画面と、OGG形式のストリーミングを受信中のXMMSの画面は以下の様になります。




クライアントのインストールと起動

  • PeerCastのダウンロードのページからLinux版のバイナリ「peercast-linux.tgz」をダウンロードします。
  • 展開すると、同じディレクトリに実行ファイルができるので、実行属性をつけます。

    $ tar xzvf peercast-linux.tgz
    $ chmod u+x peercast
    

  • クライアントの起動は、「peercast」コマンドを実行します。同じディレクトリに「peercast.ini」ファイルが生成されます。

    $ ./peercast &
    [1] 1143
    


番組の視聴

  • まずブラウザから「http://localhost:7144/」にアクセスします。そしてトップメニューから「All channel」をクリックすると、このページの最初にある様な番組の一覧表が表示されます。

    http://localhost:7144/
    

  • 視聴したい番組の「Play」をクリックすると、該当するプレイヤーが起動して番組を視聴できます。例えばOGG形式の番組であれば、XMMSが起動されます。もちろん、事前にXMMSはインストールされている必要があります。


受信してみた感想等

  • 「P2Pストリーミング」については、以前、「ShareCast」を紹介しました。ShareCastは企業が開発しているものですが、PeerCastは、非営利のPeerCast.orgが開発している技術であり、フリーでオープンです。

  • 実際に配信されているチャンネルのファイル形式を見てみると、OGG形式が7割、MP3形式が2割、WMV形式が1割程度でした。OGG形式のチャンネルは、Winamp/XMMSで比較的いい音質で受信できました。WMV形式のチャンネルを受信しようとしたのですが、WindowsMediaPlayerは起動するのですが(もちろんWindowsの場合)、なぜかサーバに接続できませんでした。


関連サイト



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