久々にアニメネタ(私のあしながおじさんとペリーヌ物語)


久々にアニメネタをひとつ。

一昔前にフジテレビ系列で放映されていた、日本アニメーションによる「世界名作
劇場」というアニメシリーズがありましたね。

最近、とみに懐かしくなってDVDでコレクションを始めまして。

とりあえず2作。買い込みました。

ひとつは「私のあしながおじさん」
もうひとつは「ペリーヌ物語」

「わたしのあしながおじさん」は「現役」で見て面白かったので、以前からビデオ
でエアチェックしていたのですが、DVD販売が決定したのを機に、全13巻買い
込みました。

絵柄もまあまあ。原作と比較しても遜色ない面白さだったので「お買い得」感があ
りました。全部で4Qですから50話ほどありまして。見ごたえも十分。

全て一気に見ると約18時間余り。一日で見ることが出来る「時間」ではあります
が、やっぱり年齢もあって3日間かかるんですよね。昔は苦にならなかったんだけ
どやっぱり、近頃は10時間を越える鑑賞はキツイ。

でも、面白さと言う意味では「私のあしながおじさん」より、最近やっと手に入れ
ることが出来た「ペリーヌ物語」の方が、なぜかよかったね。

「ペリーヌ物語」は今から20年前の作品なんだけど、名作劇場シリーズでは人気
は今ひとつと言われている作品。というのも、ヒット作となった「あらいぐまラス
カル」と、名作「赤毛のアン」に挟まれた作品で、原作も非常にマイナーなものだ
ったからなんだけどもストーリーはなかなかのもの。

確かに、絵柄は多少難点があり、主人公のデッサンが狂っていたり、ロケハンもさ
れなかった所為か前半部分の舞台であるユーゴスラビア(今で言うならボスニア・
ヘルツェゴビナおよびクロアチアだね。)の背景やキャラクターも含めて説得力に
欠けてしまっている。

さらにメインキャラクターの顔立ちが妙に「平べったさ」を感じてしまうので、ア
ニメと言うよりお絵かきキャラをそのまま「紙芝居」にしたような、そんな感じが
してならないのも難点だろな。

しかし、ストーリーはなかなかよく出来ている作品で、絵柄よりストーリーで勝負
できる作品だと思う。これは私の率直な感想だ。

実はこの作品。私は「本放送」では見ていない。正直言って見る気がなかった所為
もあるが、そもそも「名作劇場」自体が其の当時は好きでなかったことにも依る。

例えば「フランダースの犬」と言う作品があるが、あれはラストシーンが大嫌い
だ。主人公のネロがパトラッシュとともに教会でなくなってしまう、まさに大人気
の「お涙頂戴」のシーンであるが、不幸な主人公が「死んで天国へ行って幸せにな
る」というのが虫唾が走るほど嫌いなのだ。

「死んで花実が咲くものか」というのが私の信念であるが、それを真っ向から否定
されているようで気に入らないのだ。それに、ゴマカシが入っているような気がし
てならないことにも依る。腹を減らして死ねば、腹を減らしたままの状態で「死に
続ける」はずだし、しかも仏法の立場で言うとそれが当然だ。

それが、虐められ続けて最後に犬一匹と死んでしまう主人公が、まさに天使の導き
によって「天国にいく」なんてことがどうしても信じられん。そういう反発があっ
てそれ以降、ゴマカシのお涙頂戴アニメは、死んでも見るものかと思っていたから
である。

ところが「ペリーヌ物語」は、実に「腐れ縁」ともいえるつながりで、再放送をし
つこく見るハメになった作品だった。
というのも、社会人となり、会社の仕事で地方へ行ったときに、早朝の時間帯で
「再放送」が行われており、行く先々で「ペリーヌ物語」を見せ付けられ続けた。
当然、同じ放送局ではない。
最初は「広島」だった。約10日間余り、県防災システムの改修工事の関係で広島
市内の旅館に短期滞在したのだが、朝6時頃に「ペリーヌ物語」の再放送がされて
いたのである。確か、前半のストーリーで主人公ペリーヌの母親が病で倒れるとこ
ろまで見せられた覚えがある。

其のときはさすがに「続きが見たいな」と思ったが、予定の工事が終了し、帰宅す
ることになったために結果を見ずに戻ってくることになった。

それからしばらくして別の土地に仕事で出張したときも、地元のテレビで「ペリー
ヌ物語」の再放送があって、やはり早朝の時間帯であったが2−3話見てしまうこ
とになった。

奇妙なことに視聴した話はほぼ同じところ。やはりペリーヌの母親マリが病に倒
れ、動けなくなって旅先のパリで死んでしまい、ついに主人公ペリーヌは天涯孤独
になってしまうシーンだった。残る肉親といえば、これから向かう先にいる父方の
祖父のみ。しかも、ご丁寧にペリーヌの両親は実は、父方の祖父の反対にもかかわ
らず結婚をし、その祖父からよく思われていない事実を母マリは娘ペリーヌに告げ
るのだ。そして、死の間際に祖父の下へ一人で行くように告げ、泣きじゃくるペリ
ーヌを抱きかかえながらこと切れるのである。

さて、ペリーヌはどうなるのか?祖父から歓迎されることになるのだろうか?

しかもペリーヌは母マリの治療に財産のほとんどを使い果たし、僅か五フラン余り
しか手元に無い状態で、パリから北方200キロにある祖父のいる村に行かなくて
はならない。
まさにピンチである。

そんなところで「帰宅」とあいなった私は、まさに地団太を踏む思いになってしま
った。このとき既に、この作品の魅力に取り付かれてしまっていたといってもいい。

戻ってきても関東では「再放送」は行われていなかった。当然、ビデオソフトにも
なって居なかったので、其の話の結果は分からずじまい。まさに悶々とした日々を
送っていたのである。

それがようやく「晴れ」たのは、実は7年前。この地に引っ越して来たとき、テレ
ビ埼玉で「再放送」が始まったときであった。実に感動である。やっと、あのペリ
ーヌがどうなったのか知ることが出来ると喜ぶことしきりであった。

まあ、結果はどうであれ実に「気持ちよく」見終わることが出来たのであるが。なか
なか面白かったのだが残念なことに「ビデオ」が故障していて録画が出来なかっ
た。だから、DVDになったときには真っ先に買おうと決意していたのである。

だが、人気の所為かなかなか他の作品にくらべてDVD化は遅かった。結局今年に
なってようやく「全巻」揃えることになったのである。

つい先日、やはり一週間をかけて全話を鑑賞した。妙に懐かしく、途中で幾度とな
く「涙」を流しながらの鑑賞である。私もこのごろは「涙腺」がとみにゆるくなっ
たようで、ことあるたびに感動して涙を流してしまうのだが、この「ペリーヌ物
語」には、特別な因縁をも感じていたので余計であった。

人間と言うものは不思議なものである。あれほど嫌いだった「名作劇場」なのに、
まだ他にも面白そうなのがあるのではないかと言う「気」に変わってしまったの
だ。そうやって他の作品をみるに、やはり気になる作品が2つほどある。

ひとつは「愛・ポリアンナ物語」
もうひとつが、名作と呼び声の高い「赤毛のアン」である。

DVDなので単価は安いとはいえ、全巻揃えるとなると話は別だ。多分、4万−5
万ぐらいは覚悟しなくてはなるまい。

今から貯金をしておこう、と考える日々である。

久々のアニメネタでした。(^_^)v


舞雨 寛


2004/02/13発表


<戻る>