SLY ”CLUB GIG ”96 

1996年10月2日水曜日、待ちに待ったSLYのライブの 日である。会場は赤坂ブリッツ、オールスタンディングのライブハウスで、隣 にはミュージカルシアターがあって劇団四季の「美女と野獣」をやっている。
開場前の外は、SLYを見に来た金髪、ロン毛 、革ジャンのお兄さん達と、ミュージカルを見に来た正装のカップル、お嬢様 、子供、修学旅行生が入り乱れて、知らない人が見たら異様な光景だった。
私は、友達が急病のため一人で行った。どうせ 友達も無理矢理誘ったので、これなくて幸いだったかも。
午後6時開場、私は前から4〜5列目の中央よ りに陣取った。ライブ開始までの1時間が長い!だって一人だもん!
男性が多いので、余りよく舞台が見えない。こ ういうとき女の子は不利だわ。舞台装飾はネットが掛けてあるだけのシンプル なもので、SLYとは関係のないエスニックな音楽が流れている。
ふと、右前方を見るとやたら背の低い一群があ る。女の子がかたまっている。何故ここだけ?・・・ああ、シャラのファンだ。さ っすが、王子様、女性ファンが多い。と、眺めているうちにライブが始まった 。いつの間にか、舞台上にはメンバーがいる。
後ろの男の子達が叫ぶ声が頭上から響いてくる 。「うぉぉぉぉ!ひぐちゃぁぁ〜ん!!」ちょっとうるさい。1曲目は3rdアル バムからのナンバーで「ETERNALLY」 。この曲、大好き、うれしい!。
目の前に、二井原様の満面の笑顔が現れた。財 布でも拾ったか?というくらいうれしそうな笑顔である。またちょっと太った ?こちらも笑顔で手を振る。二井原様の衣装は、素肌の上に革のベスト、帽子 がかわいい。髪も短くなり、そのせいか髪が増えたように思える。
腕に汚れが付いている?と思ったら、何か模様 を描いている。メンバー全員、刺青なんか入れないところが好き。シャラさん もTシャツでいつもよりシンプルないでたち。相変わらずスレンダー。(二井 原様の隣だとよけいにそう見える)
3曲目までは「Key」からの曲が続いた。途 中、二井原様のMCが入った。
「我々は、1年に1回しかライブをやらないの で、ライブの度に年を取っていきます。50回後は僕も80歳です。」
「(会場)しぃ〜〜ん・・・・」
「すいません。サバよんでました。86歳です。 」
「ドッ(会場爆笑)」
ハードロックバンドとは思えない、気取らない ところが好きだなぁ。
その後、SLYの海外デヴューが決定したこと が発表され、会場がわいた。それと、樋口さんの15年ぶりのソロアルバムが12 月24日にリリースされることも発表された。あれ?会場でもらったチラシには 12/18とあるのに、二井原様ったら。
(結局延期になって97年の1月22日になった)* 注
ベースソロもドラムソロも凄かった。残念なが ら、角度的に寺沢、樋口両氏の姿がよく見えない。こういう時のために、身長 が20cm高くなるライブ用シークレットシューズを誰か発明してくれないかなぁ 。世界の樋口のドラムソロは私の楽しみの一つでもあったのに。
ライブ終盤で、「SHUT UP AND BUY」の二井原様 の雄叫びと共に、会場の雰囲気は最高潮に達した。興奮して後方から飛び込ん でくる迷惑な男の子もいて、何がなんだかわからない状態です。
1.ETERNALLY 2.SLEEPING DOGS 3.MASS MEDIA 4.DIFFERENT TEARS 5.NEW REALITY 6.KEY
(BASS SOLO) 7.MANKIND'S CHILDREN 8.LONER (D RUMS SOLO) 9.SILENT THUNDER 10.GHOST OF THE PAST 11.SLY 12.SHUT UP AND BUY
-encore- 13.DREAMS OF DUST 14.KINGDOM COME
あっと言う間の14曲でした。とにかく感動しま くってしまった。二井原様の歌のうまさも、楽器隊の演奏技術も、バンドのオ リジナリティーも、十分世界で活躍するに値すると確信したのでした。また、 行くぞ〜!
というわけで、12/27の中野サンプラザにも行く 予定です(また一人で!求むライブフレンド!)。当日、会場で、超ロングの たてロールの茶髪で、あやしげな女を見かけた方、それがmikimikiです。声で も掛けてやって下さい。(7列目の9番の席です)
*注;またまた延びて2月21日になった