








ヒト Homo sapiens L.
藤井 恒(ふじい ひさし) 男
プロフィール Profile
1959年 広島県生まれ。
中学卒業までは、中国山地の山村(旧吉和村)で育つ。
幼少の頃から、生物が好きで、昆虫や植物などの調査や観察を行ったり、写真撮影を行う。
写真を本格的に始めたのは中学に入学した時からで、一眼レフカメラを使って、昆虫や植物、風景などの写真のほか、人物写真も多く撮影する。
中学3年の時に、広島虫の会、日本鱗翅学会、日本昆虫学会などに入会し、月刊むしなどの昆虫雑誌に投稿を始める。
広島県立広島国泰寺高等学校へ進学後も、定期的に地元に帰って昆虫の調査を行い、雑誌は投稿する。
弘前大学理学部生物学科に進学し、旧吉和村での調査報告書を出版。
「広島県のチョウ」(中国新聞社)に中学・高校生の時に撮影した写真が多数、掲載される。
津軽昆虫同好会など、各地の昆虫同好会や研究会・学会に参加する。
(故)斉藤和夫先生の研究室で、主にモンシロチョウ属の系統進化を探るため、染色体やタンパク質、形態や生態の比較研究を行うため、北海道〜九州、対馬など各地で調査を行う。
また、その他のチョウの行動や生態についての研究も続け、ゼフィルス(ミドリシジミ族)の行動に関する報告なども行う。
京都大学大学院理学研究科に進学し、(故)日高敏隆先生の研究室で主にチョウの行動や生理に関する研究を行う。
主な研究テーマは、ジャノメチョウ類などの配偶行動、ギフチョウ属の訪花行動、ジャノメチョウ類の生活史、モンシロチョウ属の系統進化、イチモンジセセリの移動等で、マレーシア・サバ州での学術調査にも参加する。
日高先生の監修で、海野和男さん、今森光彦さんと一緒に「フィールド図鑑チョウ」(東海大学出版会)を出したり、いろいろな昆虫関係の書籍の出版に関わったり、TVCM製作に参加したりする。
日本動物行動学会会計や日本鱗翅学会自然保護委員会幹事や評議員なども務め、大会やセミナー、シンポジウム等の企画・運営にも関わる。
その後、京都大学理学部動物学教室や京都大学理学部生態学研究センターの研修員を経て、京都大学博士(理学)となり、京都精華大学、京都学園大学、同志社女子大学、京都大学の非常勤講師として、また京都産業大学、同志社女子大学、大阪大谷大学、立命館大学でも派遣講師として講義を担当する。
現在は、京都学園大学(通年)、同志社女子大学(春学期)、京都大学(秋学期)の非常勤講師として、生物学関係の授業を担当しているほか、また、自然観察教室やイベント等の講師としての活動も行っている。
また、立命館高等学校、同志社中学校の非常勤講師を経て、現在は、代々木ゼミナールなどの講師として、受験指導を行っている。
大学受験生向けの受験参考書のほか、「高校生物が根本からわかる本」(中経出版)や「ブルーバックス 新しい高校生物の教科書」(講談社)なども出版している。
1996年にくりえいとPENのホームページを立ち上げてから、インターネットの活用にも取り組んでおり、アサギマダラの移動調査ネットワーク「アサギネット」を立ち上げるなど、さまざまなサイトの構築や運営に関わっている。
日本鱗翅学会自然保護委員会の副委員長・幹事として、環境省のレッドリストの改訂作業に関わったほか、京都府のレッドリストの作成にもチョウとトンボ担当の調査員として加わった。「日本チョウ類保全ネットワーク」の立ち上げにも参加し、NPO法人「日本チョウ類保全協会」設立時から代表理事を務めている。
写真関係では、日本科学写真協会(SSP)の評議員などとして運営や活動に参加し、現在は評議員、写真展委員を努めている。
・・・ 以上、生物と写真関係 ・・・
一方、幼少の頃から、音楽が好きで、歌のほか、ハーモニカ、リコーダー、オルガン、打楽器などのほか、ピアノの練習を独学で行う。高校でも音楽の授業は選択したが、クラブ活動等には参加せず、1年間、応援団員として活動したものの、受験勉強中心の高校生活を送る。
弘前大学へ進学し、入学式での弘前大学混声合唱団(弘混)と弘前大学フィルハーモニー管弦楽団の演奏に感動して、弘混への入団を決める。途中、休団した時期はあったものの、弘混では2nd テノールとして演奏会やコンクールに参加し、ゴールドブレンドコンサートなどにも参加する。この休団期間中に、独学でヴォイストレーニングを行い、発声の基本ができたと考えている。大学時代は、合唱曲のほか、主にシューベルトやシューマンなどのドイツリートを独学で勉強した。
京都大学大学院へ進学後も合唱を続けるつもりだったが、研究や仕事(アルバイト)の関係で続けることができず、自宅で歌やピアノを独習する生活が長く続いた。
2007年にフルートを習い始めたのがきっかけで、合唱も再開し、音楽活動にも力を入れるようになった。現在は、フルート、トラヴェルソ(バロックフルート)、リンベ(モンゴルの横笛)、笛子(中国の横笛)、フルス(瓢箪の笛)などの笛類の演奏や、声楽(独唱、オペラ、合唱)を行っているほか、小さな演奏会の企画・運営を行ったり、音楽関係のウェブサイトを作ったりしている。
なお、詳細は藤井 恒ウェブサイトをご参照ください。
・・・ 以上、音楽関係 ・・・
2014年4月1日現在
日本チョウ類保全協会 代表理事
日本自然科学写真協会 評議員
日本鱗翅学会 評議員
京都学園大学人間文化学部非常勤講師
同志社女子大学生活科学部非常勤講師
代々木ゼミナール講師
1982年3月 弘前大学理学部生物学科卒業
1984年3月 京都大学大学院理学研究科修士課程修了
1990年3月 京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学
1990年4月〜1993年3月 京都大学理学部動物学教室研修員
1993年4月〜1994年3月 京都大学生態学研究センター研修員
1993年 京都大学博士(理学)
専門 動物行動学、生態学、昆虫学
大学等での教育歴(非常勤講師等)
<大学>
京都精華大学人文学部(非常勤講師) 担当科目:生命の科学
京都学園大学人間文化学部(非常勤講師) 担当科目:生物学概論
京都大学留学生センター(非常勤講師) 担当科目:生物
京都産業大学工学部(派遣講師) 担当科目:生物学演習
同志社女子大学生活科学部(非常勤講師) 担当科目:生物の基礎
同志社女子大学薬学部(派遣講師) 担当科目:リメディアル生物
大阪大谷大学薬学部(派遣講師) 担当科目:基本の生命科学
立命館大学薬学部・生命科学部(派遣講師) 担当科目:初修生物
<高校>
立命館高等学校(非常勤講師) 担当科目:生物
<中学校>
同志社中学校(非常勤講師) 担当科目:理科
<所属学会>
AAAS(American Association for the Advancement of Science)
The Lepidopterists’ Society
日本鱗翅学会
<所属団体>
NPO法人 チョウ類保全協会
自然科学写真協会
アジアフルート連盟
日本フルート協会
千里バッハ合唱団
合唱団 LA FENICE
バッカスコンソート
アンサンブル 風

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