ビックカツ


製造メーカー 菓道・スグル


白身魚をのした物をカツのように揚げたもの。意外に本物のカツのような味がして人気の商品。


今回のゲスト
竹さん
HP「竹のちょっと来て見て」の運営者でありマウス画の達人。ビックカツが大好き。
しまじろうさん
「駄菓子問屋やました」のお向かいさん。今回は娘さんも参加。
あやさん
チーフの奥さん。美人。
今回は「駄菓子批評特別編」ということで屋外で行った。会場は船橋「天沼弁天公園」。いつも掲示板で書き込んでくれている竹さんが駆けつけてくれた。

2種類のビックカツを取り出す、私。

:「これ、一応メーカー違いなんです」

竹さん(以下敬称略):「あ、違うんですか」

手元には「ビックカツ スペシャルソース味(スグル製)」と「ビッグカツ とんかつソース味(菓道製)」の2つのビックカツがある。今回は「ビックカツ編」ということで、2種類のメーカー違いのビックカツを食べ比べてみることにした。

:「こっちしか知らないっすね」

そういう竹さんは「ビックカツ とんかつソース」を指さし、そして封を開ける。

:「いただきまーす」

:「どうぞー」

ヨッシー:「ところで、なんでお菓子がいっぱいなんですか?」

:「一応、駄菓子批評会なんですが・・・」

ヨッシー:「え?そうだったんですか」

主旨も分からず参加していたヨッシー。

:「どうです?竹さん、ビックカツの感想は」

:「いや、いつも通りのおいしさで」

おいしそうにビックカツを食べまくる竹さん。私もつられてビックカツをほうばる。

:「うーん、あんまり味の違いがないような・・・」

2種類のビックカツを食べ比べながら、首を傾げる私。

チーフ:「味の違い分かりますか?」

:「分かんない」

味の違いが良く分からないので、竹さんに駄菓子の蘊蓄を話すことにした。

:「ウチ(駄菓子問屋やました)はもともとスグルの方を扱っていたんですよ」

:「あ、そうなんですか」

:「でもどこかの大手企業に吸収されて原価が高くなっちゃって」

:「へえー」

:「それでこっち(菓道)の方に切り替えたんです」

:「ほお、ほお」

チーフ:「見た目的にこっち(菓道)の方はソースがかかっていますよ」

:「あ、菓道の方はカレーの味がするような。気のせいかな」

しまじろうさん(以下敬称略):「うん、なんかひねりきいているよね」

:「ええ」

ここらへんで、みな「ビックカツ」への批評がなくなりだす。

竹さんは「うまい棒」に手を伸ばした。

:「(うまい棒)いっぱいありますんで、どうぞ食って下さい」

:「あはは」

竹さんが来る前にやっていた「うまい棒」批評の残りで、山ほどの「うまい棒」あったのだ。

ヨッシー:「これ、何味ですか?」

ヨッシーは見覚えのないパッケージの「うまい棒」を指さす。

:「あ、それ「コンポタージュ味」。パッケージが変わったんだ」

:「うまい棒って今、何種類あるんですか?」

:「現時点で14種類です」

:「14種類!」

:「うまい棒は何が好きですか?」

:「・・・うまい棒!?・・・言われても分かんないですよー」

ここで、竹さんは更に「うまい棒」に専念し出す。話題を探す私。

:「ところで昨日は負けちゃったんでしたっけ。ジェフは」

:「ええ、3対2で(悔しそうに)。ジュビロに・・・」

ヨッシー:「え?ジェフのファンですか?」

:「ええ」

ヨッシー:「ジェフ最近、佐藤兄弟が・・・」

しばらく関係のないサッカーの話が続くので

中略!

チーフ:「発見しました!原材料を見ると、カツじゃなくて、菓道の方は『鱈すり身』になっているんですけど、スグルの方は『魚肉すり身』になっています」

しまじろう:「カツじゃないじゃん」

チーフ:「菓道の方が香辛料きいているみたいですね」

あやさん(以下敬称略):「こっち(菓道)の方が甘いですね」

あや:「あとから甘くなってくるみたい」

この辺りでみな再び思い思いに他のお菓子を食べ出す。また、話題を探す、私。

:「今日、川蝉さんが来ると思ったんですけどねえ」

:「あ、そうだ。東城さんと川蝉さんは今日はちょっと来れないそうです。なんか・・・」

しばらくウチワの話が続くので

中略!

ヨッシー:「なんかねー。(スグルの方は)エビの味がするような気がする」

みんな:「あはは」

ヨッシー:「いや、本当に」

チーフ:「じゃあ、嫌いなのか」

ヨッシーはエビが大嫌いなのだ。

ヨッシー:「これきっとエビのすり身かなんかが入ってんよ」

チーフ:「(原材料を見て)あ『魚肉』になっている」

ヨッシー:「あ、魚肉だ!」

チーフ:「というわけで、スグルの方はエビの味がするということなんですが・・・」

:「ええー!それはないでしょう!」

ヨッシー:「でも、なんかねえ、海っぽい味はするとは思った」

:「細かいなあ」

しまじろう:「でも、斬新な意見だね」

ヨッシー:「こっち(菓道)食べてからだとなおさらそう感じる」

:「ああ」

:「俺、違い全くわかんないですもん」

といいつつ食べ比べてくれる竹さん。

:「でも、こっち(菓道)の方が味が濃くありません?ソースのせいかも知れませんね」

:「うーん、なるほど」

その時、チーフ、原材料のところを見て叫ぶ。

チーフ:「こっち(菓道)、やっぱカレー粉入っていますよ!」

しまじろう:「気付かなかった」

:「ええ、俺も」

ヨッシー:「あれ?さっき気付いてませんでした?」

:「いや、さっきは味でそう感じただけで、本当に入っているとは思わなかった」

ヨッシー:「ああ」

みんな、そろそろ意見が出尽くしたようだ。

チーフ:「ヤスさん的に今日は大成功ですか?」

:「はい、良かったです。みんな来てくれて・・・初め一人しかいない時はどうしようかと・・・」

しばらく泣き言が続くので、終了!


「私」による総評


ただの魚のすり身をここまでの味にしたて上げたのは評価出来る。上手い。カツカレーにのっかていても分からないかもしれない。しかし、この菓子、菓道とスグルで裁判ざたにならないのか!?

評価:


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