伝説のバトン


 「大弓先生って、タイワンドジョウみたいですね」

 「は?」

 大弓泰旻は河原塚京子のその言葉に困惑した。

 『何々みたい』で表現される対象表現としては『タイワンドジョウ』という

言葉はかなり不適切であるし、何より大弓自体がその『タイワンドジョウ』がど

んなものか知らなかったからだ。というか普通知らないだろう。実に一般的で

ない表現だ。

 大弓は素直に聞くことにした。

 「『タイワンドジョウ』って何?」

 「それでですね、この前、佳代と会った時なんですけど………」

 京子は大弓の質問など無視して勝手に話をどんどん進めて行く。

 聞こえなかったのだろうか。大弓はもう一度聞く。

 「ちょ、ちょっと河原塚君? だから『タイワンドジョウ』って?」

 「佳代ったら凄いんですよう。だって私がですね………」

 とりつく島がない。大弓は途方に暮れた。

 そんなやりとりを聞いて、清水佳代は端で笑いを押し殺していた。

 大弓はそんな佳代に

 佳代君、どうにかしてくれないか? この君の友達を。

 という意味の視線を佳代に送ったが、数瞬後、それは全く無意味な行為であ

ると気が付いた。

 なぜなら佳代は両の目が見えないからである。

 清水佳代は盲学科のある私立F女子学園の一年生だ。彼女は五年前のある日、

大弓の多少関わりのある事件で光を失った。大弓はこのF女子学園の講師にな

った今でもその事を悔いているし、しかも自分のせいだと思っている。現在、

佳代に対して親密に相談に良く乗っているのも自責の念が大半を占めているか

らだ。

 いや、実際はそうではないかも知れないが、自分ではそう思っている。

 佳代は佳代で、五年前の事件などすっかり忘れたかのように、日々楽しそう

に暮らしている。いや、その実、苦労はもちろん並々ならぬものがあるのだが、

外見からはそう見える。

 佳代は大弓の視線を光学的には捕らえることは出来なかったが、場の雰囲気

で理解した。

 そして大弓の隣に座っていた佳代はテーブルの下から大弓の腕を探った。

 大弓は反射的に心臓を逸らせた。

 自分の肌とは全く異質の、なめらかな白磁のような、そして上品な冷たさを

持った掌が大弓の掌を握ったからだ。

 ど、どうして?

 大弓はその言葉が喉まで出かかったが、寸前で止まった。京子の目があるか

らだ。

 やがて佳代は大弓の右手を取って、その掌に文字を書き出した。もちろん、

京子には見えないように。

 きょうこはこういうこなの

 そしてくすっと小鳥の様に笑う。

 この程度のことで平常心をなくしている自分が情けなくなった大弓は、そん

な情動を隠すかのように、京子に向き直った。

 「………で、駅前の交差点で佳代が困っていたんですよお」

 「うん、それで?」

 大弓はその話を促すように相づちを打つ。

 その時、京子は何かを思いだしたように声をあげた。

 「あっ。そうそう。ウチの生徒会の話なんですけどね………」

 大弓は顔を伏せた。

 話が突然、また変わった。

 僕にはこの娘の会話についていくのは無理だ。

 おそらく京子の頭の中では全ての会話が理路整然と並んでいるのだろう。

 ただアウトプットされる時にそれらが順番に出ないだけの話である。

 ドライバがいかれたプリンタ。

 そんな言葉が一瞬、頭を過ぎった。

 「………代々、伝わる『バトン』があるんですよお。面白いでしょう」

 もういい。この娘の話は聞かん。

 そう思いかけた大弓の感性にぴくりと感じるものがあった。

 代々伝わる『バトン』?

 佳代もそれを感じたのだろう。顔を京子の方に向け、耳をそばだてている。

 「私がですねえ。生徒会の書記に就任しましてえ。それで、最初の顔あわせ

を生徒会室でやったんですよお。その時………」

 京子がはっとした顔をした。

 「そうそう。プレコって知っていますかあ?なんかウーパールーパーとなま

ずのあいのこみたいな奴」

 大弓は自分の精神が萎えていくのを感じた。もう、駄目だ。

 この娘とは話するのは限界だ。あとは佳代君に適当に会話してもらおう。

 そうあきらめていた時だ。

 「そのプレコを生徒会室で飼っているのね。誰が飼っているのかしら? 会

長? それとも顧問の先生かしら?」

 佳代が突然、口を開いた。

 京子は我が意を得たりという顔をして

 「そう! 神崎先生が飼っているの! なのにその世話を私たち一年生に

やらせるのよ。飼い方が難しくてもうたいへん!」

 とまくし立てる。

 佳代は涼しい顔をして話を継ぐ。

 「で、『バトン』はその水槽のそばに飾って有るのかしら? いえ、違うわ

ね。エサが仕舞ってある棚に一緒に飾って有るのね」

 「そうなのよ! でさあ、その『バトン』なんだけどね!」

 大弓は呆然と佳代を見た。京子はさすが天然の子だけあって、佳代の誘導に

何の疑いも持っていないが、実際、その洞察力には舌を巻いた。

 佳代は京子の頭の中に深くダイブしてそのパラノイア的な発想を読みとって

いるのだ。

 『バトン』から突然『プレコ』の話に移ったのはなぜか。それは京子の頭の

中で何らかの関連付けがなされているからに違いない。『バトン』と『プレコ』

が関連付けられる可能性は何か。おそらく、生徒会室内でのその所在地が同じ、

もしくは近いのであろう。または『プレコ』を飼っている人間が『バトン』の

話を京子に伝えた人間であるかとか。いや、この場合は前者の方が確立が高い

だろう。京子の言葉から『世話をやらされる』という言葉が出たからだ。

 代々受け継がれるはずの『バトン』は恐らくはかなり大切にされているもの

だろう。それが、水槽のように比較的汚れる可能性が高いものと同じ場所に

あるものだろうか。ということは『プレコ』を飼うための必需品と『バトン』

とがほぼ同じ場所にあると考えるのが無理のないところであろう。普通、生き

物を飼う際に必要なものといったらエサである。つまり『バトン』とエサが

同じ棚にある。

 と、佳代は実に一瞬のうちに推理したのだ。

 大弓はこの京子と佳代の仲が良い理由が分かった気がした。京子の話につい

て行けるのは佳代だけなのだ。

 だからこうして、京子は別の学校の佳代をわざわざ訪ねて来たりするのだろ

う。

 ここはF女学園社会科準備室。時は昼休み。いつもの日課でこの鰻の寝床の

様な部屋で大弓と佳代は昼食を取っていた。

 生徒会の仕事で、たまたまこのF女学園に来校した京子は小学校時代の旧交 

を温めようと、佳代を訪れた。

 そんな図式だった。

 「でね、そのバトンって笑っちゃうのよ。バトンの端にタスキみたいのがい

っぱい付いているんだから」

 「タスキ?」

 「そう。これくらいの奴がいーっぱい。ホウキみたい」

 京子はそう言って両の人差し指で自分の顔の前で二十センチくらいの空間を

作った。

 「それでね、生徒会長に聞いたの。『これ、なんですか? って』」

 京子はそうしてそのバトンのいわれを語り出した。もちろん、度々脱線した

が、大弓と佳代は辛抱強く、何とか本線に引き戻しつつその話を促して。

 その話によるとこうだった。

 京子が通うS高校の生徒会には十五年前から代々受け継がれている『バトン』

が、ある。

 そのバトンは生徒会が代変わりする毎年十月に、先代の生徒会長から次の

生徒会長に受け継がれるという。

 バトンの端に付いているというタスキは、そのバトンを次の代に託す時に

先代の生徒会長が名前を入れるらしい。それが十五本も付いているので箒の様に

なってしまっているのだ。

 なぜ、そんなものがあるのか、なぜ、代々受け継がれるのかは、誰に聞いて

も分からず、十四年前は生徒会長だったという現在生徒会顧問の女性教諭に

聞いてもそれは同じことであった。

 「ね? 面白いでしょ。私も今年見ちゃったよ。先代からバトンを受け渡す

儀式」

 大弓はふと想像した。

 先代の生徒会長が厳かに次の会長にバトンを差し出す。次の会長は頭を垂れ、

それを両手でうやうやしく受け取るのである。それを息を潜めて見守る新旧の

生徒会役員たち。

 実に微笑ましい伝統ではないか。お仕着せの伝統ではなく学生の中から

自然発生的に始まったというのが、また素晴らしい。

 大弓はそう思い、心が何か満たされていく様な気がした。

 「しかし、最初に始めた生徒会長は、何でそんなことを始めたんだろうね。

実に奇抜な発想だ。その生徒会長はなかなか遊び心のある奴だったんだろうね」

 大弓がそう言うと京子は

 「えへへへ」

 と笑い、一人照れだした。大弓はその様子をぽかんと見ている。

 なんだ、この子は。相変わらずリアクションが分からない。

 「じゃーん。実はその生徒会長ってのはウチの一番上のお兄ちゃんなのでー

す」

 「へえ!?」

 大弓と佳代はトーンは違うが同じ感嘆の声を挙げた。二人は少し照れる。

 「じゃあ、お兄さんに聞けばいいじゃないか。『なんでバトンの儀式を作っ

たんですか?』って」

 すると京子は困った顔をして

 「うーん。でもねえ和兄ちゃん、聞いても困った顔をして答えてくれないの」

 と言った。

 「全ては藪の中、か」

 大弓はそう一人ごちた。と、その時、今まで沈黙を守っていた佳代がその口を

開いた。

 「ねえ、京子? そのお兄さんって結婚している?」

 「え?」

 突然、突拍子もない質問をされた京子は戸惑った。自分では突拍子もないこ

とを言うのは平気なくせに、他人からやられると駄目らしい。

 「う、うん。結婚しているよ」

 「その相手って高校時代からの付き合い?」

 「ううん。違う。職場で知り合ったって言っていたもん」

 「そう」

 佳代は逆に俯き加減で満足そうな笑みを浮かべている。

 大弓は佳代の思案している顔を見るといつも思う。光の無い暗黒の世界で

一体どれほどの早さで情報が取捨選択がされ、演算されているのか。そしてど

うやって最終結論までたどり着くのか。

 佳代の頭の中で今、何が行われているかを想像しただけで、大弓は背筋がぞ

くっとなる。人間、理解以上のものに出会うと恐怖する。その感覚に近い。

 大弓はそう思った。

 その時、昼休み終了の予鈴が校内に高らかに鳴り響いた。それを耳にして

三人は、はっと顔をあげる。

 「いっけない。早くS高校に戻らないと、先生に怒られちゃうわ、じゃあね

佳代」

 京子はそう言って手早く身支度をすると椅子から立ち上がった。大弓もがた

がたと立ち上がった。自分も一度、職員室に戻らなくては行けないからだ。

 「ちょっと」

 社会科準備室から出ようとしている京子の背中に佳代は声を掛けた。

 「あと一つだけ聞いていいかしら。そのバトンって筒になっているの?

もし、筒になっているとしたら両端はふさがっているのかしら」

 そんな佳代の問いに不思議そうな顔をして京子は答えた。

 「え? うん。筒だよ。そして塞がっているよ」

 「そう。ありがとう。分かったわ」

 佳代はそう言って立ち上がった。勝手知ったる部屋だけにどこにも手伝いす

ることなく扉に向かう。

 京子は戸惑いながらも、じゃあね、と挨拶して去って行った。

 そして大弓はぽかんと口を開けていた。

 一体、今の会話のどこに

 分かった

 と口走る要素があったというのだろうか。

 「ちょ、ちょっと佳代君! 何が分かったっていうんだ?」

 大弓はあわてて立ち去ろうとする佳代に声を掛けた。

 すると佳代はにっこりと微笑んで大弓の方を向いてこう言った。

 「あら先生。早くしないと授業、遅れてしまいますよ」



 「で、これがその『伝説のバトン』でーす!」

 京子が喜々として言う。

 京子がF女学院に来校した数日後の日曜日、大弓と佳代は京子が通うS高校

に赴くことになった。

 別に公的な用事がある訳でもない。

 単に佳代がどうしても『伝説のバトン』が見たいというからだ。

 全盲の視覚障害者である佳代はそのハンデのせいか、何事に付け消極的であ

る。その佳代が理由は何であれ、他校に赴きたいというのだ。

 大弓は教育者としてその意志は尊重されるべきだと判断した。

 というわけで引率者付きのS高校訪問と相成ったわけだ。

 奇しくもその日は生徒会の仕事がある日で、京子も顧問の先生も在校してい

る日であった。生徒会顧問である神崎教諭も大弓と佳代の来校を快く了承して

くれた。

 大弓はテーブルの上にあるそのバトンをしげしげと見た。

 「へえ、これが」

 『バトン』は体育祭のリレーなどに使われるバトンと同じ様なものだった。

 ただ異なるのは筒の両端が塞がれていることだけ。

 上手いこと考えたな。

 大弓はそう思った。

 生徒会の運営はリレーの様な物だ。前年度為し得た仕事を確実に受け取って

次の年に伝えて行くという。初代の生徒会長はそういう意味を込めてこの儀式

を始めたのだろう。

 『バトン』の端には先日、京子が言った通り十五本のタスキがくくられてい

る。

 その中で一番古いタスキを見た。

 『昭和六十年 生徒会長 神崎まみ』

 「そのタスキは、わたしなんですよ」

 感慨深げにタスキを見ていた大弓は後ろからかけられたその声にはっとした。

 反射的に後ろを振り向く。

 そこには眼鏡と長い髪が印象的なおっとりとした女性がたたずんでいた。

 彼女が現在の生徒会顧問教諭、神崎まみである。

 「前年度の会長からそのバトンを頂いて、それ以来、私が毎年これを次の

会長に託すようにと義務付けたんです」

 神崎はそう言ってくすりと笑った。

 「だって、その方が楽しいじゃありませんか?」

 大弓は頷いた。

 「で、その初代会長のタスキは?」

 神崎は首を横に振った。

 「タスキを付けるようにしたのも私の代からなんで、初代会長のタスキは

無いのです。そう、初代会長は京子ちゃんのお兄さんなんですよ」

 神崎はそう言って京子に微笑みかけた。

 「そう! ウチのお兄ちゃん!」

 その時、大弓は隣にいる佳代が先ほどから一言も喋っていないことに気が付

いた。

 勝手に話を進めて疎外感を受けたのだろうか。

 大弓は不安になって佳代に話しかけた。

 「おい、佳代君。これが『伝説のバトン』だよ。ほら触ってみなよ」

 大弓は佳代の手にバトンを握らす。

 佳代はしばらくバトンの表面をその絹のような指で触っていたかと思うと

 おもむろに筒の端の蓋に手を掛けた。

 そして力を入れた。

 ぽこ。

 「あ!」

 間抜けな音を立ててバトンの片端を覆っていた蓋が外れた。それと同時に

大弓、京子、神崎の三人は驚きの声をあげた。

 「それって外れるんだあ」

 驚いている京子を後目に佳代は筒の中から折り畳んだ紙を取りだした。

 そしてそれを確かめもせずに神崎に手渡す。

 「え?」

 神崎は戸惑いながらもその紙を受け取りおずおずと開く。

 そして開ききり、その文面を読み出した時、口に手を当て言葉にならない声

をあげた。

 「そんな、そんな」

 大きな眼鏡の下から大粒の涙が次から次へとこぼれ落ちる。

 「京子のお兄さんってシャイな方だったんですね、きっと」

 「そして運命論者だったのかしら」

 神崎の手からその紙がはらりと落ちた。

 大弓は神崎の目を気にしながらその紙を拾い上げる。

 神崎は別に見咎めていなかった。理由は定かでないにしろ、その傷心でそれ

どころではないらしい。

 大弓はそれを確認してから紙を開く。

 「あ!」

 『神崎まみ様

好きです。

飾り気のない言葉ですみません。でも僕の気持ちはこの一言に付きます。

その他の美辞麗句を付けると大事な気持ちが薄れてしまいそうで。

僕とおつき合いをして下さい。

返事はこのバトンに入れて渡して下さい。

バトンが返されなかったら、駄目、ということであなたの気持ちが僕に

なかったということと考えあきらめます。

河原塚和明』

 ラブレターだった。それは京子の兄から神崎に当てたラブレターだったの

だ。京子も大弓の肩越しにそれを盗み見た。

 「………お兄ちゃん、神崎先生のこと好きだったんだね」

 神崎はハンカチで目を押さえて涙を堪えていた。

 そして神崎先生も好きだったんだ。

 大弓は心の中で呟いた。

 そっと隣の佳代を盗み見た。

 佳代はちょっと悲しそうな顔をして俯いていた。

 「佳代君、何でこのことが分かったんだい」

 佳代は気丈に顔を大弓の方に向けて答えた。

 「バトンを渡されたってところから、怪しいな、と思いました」

 「え? そんなところから?」

 「ええ、まず第一にバトンを渡したのが異性であるという点、そしてその

渡した相手はバトンを託すことを儀式的にしようと考えていなかったという点

でそう考えました。ちょっと少女チックな推理かな? とは思ったけど」

 「でも、それだけで………」

 「何と言ってもこの話のポイントは渡されたものが『空洞』である、という

ことです。そこで違和感を感じました。『空洞』であるということは、中に

何かを隠すことが出来るからです」

 「………」

 「おそらく京子ちゃんのお兄さんと神崎先生はかなりシャイで生徒会の中で

は他人の目が気になって、そういう話ができなかったのだと思います。それで

京子ちゃんのお兄さんは一種不可解な、あからさまにラブレターと分からない

ようなもので神崎先生に気持ちを伝えようとしたんだと思います」

 「………当時の私に、もし」

 神崎が突然、鼻声でそう割り込んだ。

 その眼鏡の下の目は真っ赤だった。

 「………もし、清水さんくらいの推理力があれば、人生が変わっていたのか

もね」

 佳代は決まりが悪くなって俯いた。

 大弓も居心地が悪くなった。

 尻の辺りがむずむずして椅子に座っていられなくなった。

 立ち上がって生徒会室の壁際にある水槽に近寄る。

 白っぽいくて細長い魚がそこに沈んでいた。

 「ああ、これがプレコか」

 そして隣にある水槽に気付き、覗き込んだ。

 そこには割と大きめで円筒形の魚が泳いでいた。

 水槽に張っているラベルを読む。

 『タイワンドジョウ

  ライギョともいう。口が大きく目が鼻先近くにある。体色は黄褐色で…』

 これかあ。

 大弓は心の中で嘆息した。なるほど、プレコの隣に居たから京子の頭の中で

関連付けがされていたんだ。

 で、これのどこが僕なんだ? 僕はそんなに変な顔をしているのか?

 水槽の中のタイワンナマズ、もといライギョは大弓のそんな気など知らない

ようにのんきに回遊していた。


あとがき

 殺人や犯罪が起きない日常ミステリーです。ちょっと北村薫さんや加納朋子さんを意識

してはいます。

大弓と佳代コンビの長編を昔書いたことがありまして(未完)、今回その番外編

のようなつもりで書きました。

こんなパターンでもう2話くらいは書きたいと思いますのでよろしくお願い

致します。