◆ 2001年 夏のベランダ ◆

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 ツルハナナス 

 ベランダに立てた柱の根元に植えたツルハナナス。伸びる伸びる.....。あっという間に天井に達し、四方八方へと枝葉を伸ばしています。ベランダに出ると、柱を完全に覆った緑の葉が光に透け、清々しい気分にさせてくれます。

 鉢植えだと、植え替えの時のことを考えてしまい、行灯仕立てや、オベリスクに絡ませる方法をとられることが多いですが、やっぱりこうして立体的に使ったほうが断然、つる性の魅力を引き出すことができます。無機質なベランダが、一瞬、庭になったような、そんな錯覚さえも覚えてしまうよう...。

 で、後のことは考えないようにしましょう...(笑)

 コンボルブルス・ブルーカーペット 

 大好きなコンボルブルス。だけどなぜか今までは花付きがとても悪かったのです。毎年、挿し木で株を更新していましたが、今年は去年植えたものをそのまま冬越しさせたら、初夏にたくさん咲いてくれました!そして終わったかな?と思っていたら、また最近になって咲き始めました。宿根草って、やっぱり株を充実させるのが重要なんですね。

 スケボラ・ブルーファンタジー 

 ブルーファンフラワーという名前で出回っている花の一種です。花が扇型に咲くことが名前の由来。これは一番よく出回っている品種のものよりも若干、花が小さめで、花弁もとがっていません。

 ベランダで冬越しして、たくさん花をつけてくれました。(実物はもうちょっと紫色に近いです)

 黄花マツムシソウ 

 去年の夏は、黄色い花に無性に惹かれていました。これも去年買った苗のひとつ。柔らかい黄色の花がたくさん咲きました。

本来はもっと花びらが大きいはずなのですが、なぜかほとんど広がらず、まさに'ピンクッションフラワー'状態。かろうじて一つ、それっぽい花型のを見つけたので写真に収めました。ほとんどは右側に見えるまぁるい形です。

 オレガノ・ロタンダフォーリア 

去年、ハンギングバスケットに植えて、そのままほったらかしで越冬させていたものが、一段と立派になってたくさん咲きました。ピークを過ぎてから撮ったので、いまいちですが....。

お店でよく見かける親戚のケントビューティーは、枝も細く、とても繊細なのに、なぜかうちのは茎は太いし、葉っぱもぶ厚くて、繊細とは程遠いイメージ...。なんでだろう〜?

 グリーンの寄せ植え 

北側の玄関前に置いている葉ものの寄せ植え。

ホスタ2種とシダを寄せ植えにしています。

うっとおしいこの時期、葉ものたちがとても清々しい気分にさせてくれます。

 

 ルリマツリ&プチシャンテ 

 夏が大好きなルリマツリと、暑さにも負けず咲いているミニバラ・プチシャンテ。多くの人に愛される青と白の組合せは、やっぱり夏が一番。見ているだけで体内気温が1、2度下がるかのようです。ルリマツリは春先に切り詰めすぎて、開花が大幅に遅れました。7月に入ってようやく咲き始め、今が最盛期です。プチシャンテは、2年目の今年は大変花付きがよく、春からずっと咲きっぱなしです。本当は夏には咲かせない方がいいのだろうけれど、やっぱり蕾は切れません。

 朝 顔 

 ここ数年、西洋朝顔を育てていて、どうもうまくいかなかったので、初心に返って今年は日本の朝顔を育てることにしました。狙いは的中し、虫の害も無く、順調に大きくなりました。巨大化したツルハナナスを負かす勢いで伸びています。真っ白な紙に、水色の水彩絵の具をぱぁ〜っと散らしたような、爽やかな大輪の朝顔。一つ一つの花の色が微妙に違っていて、楽しみがあります。

 ジニア・リネアリス 

 かわいくて大好きな夏の花。でも意外なことに、育てるのは今年が初めて。アイボリーがかった白い花びらに、深みのあるオレンジのしべがかわいすぎず、秋空にもに合う花です。これから秋遅くまで長く咲き続けてくれる予定です。

 小さなビンに挿すと、田舎の家にでも泊まったかのような、優しい気持ちになれます(^^*)

 ディスコロール・セージ 

 シックな紺色の花をつける大好きなセージ。今年は花を撮り損ねてしまいました。花のない間も、美しい葉っぱで楽しませてくれます。まっ白の茎と葉裏、そして葉表のマットなグリーン。このコントラストが"ディスコロール"の由来です。

 秋に返り咲いてくれるのを密かに期待しているのですが、どうでしょうか...?

 グリーンアイス 

 去年の今ごろはコガネムシの幼虫に根っこを食べられて瀕死の状態だったのが、今年は夏でもこんなにたくさん咲いています。というか、咲かせてはいけないんだろうけど、こちらもやっぱりつぼみは切れません...(^-^;

 付き合いが長くなってきて、この花がないとなんだか落ち着かない、そんな感じになってきました。