−− そのほか、いろいろのこと。 −−
★インド時間★
どこかへ出かける時、「あと5分したら、出発しよう。」と言われたら、出発するのはだいたい30分後。
9時集合の場合、だいたい、1番のりの人が来るのが9時20分。みんなそろうのは9時40分。
7時30分開始のパーティは、8時30分にならないと始まらない。
万事がこんな感じのインド。誰もあわてない、急がない。ゆったりしていていいんだけど、たまに困ることもあった。
PuneでのThanks Partyに行った時のこと。6時30分から、ということで僕とホストファミリーは6時40分に、会場となるボートクラブに着いたんだけど、誰もいない。会場の人に聞いてもわからないということで、電話で誰かに聞いたら、別のボートクラブだということで、そちらに行ったんだけど、そこも違う。結局もとの場所が正解で、戻ったらみんな来ていて、パーティが始まっていた。インドらしいエピソード。
もうひとつ。Puneでのステイが終わって、空港に集まった時のこと。たしか飛行機は7時のはずなのに、ホストファミリーは「6時に家を出発するから。」と言っていた。えっ、それで間に合うの?でもまあ、国内線だから、そんなもんかなぁ、と僕もインドの時間に慣れてしまったせいか、疑問に思わないでいた。結局、ホストもそれでは遅いと思ったのか、5時30分に出発、ということになって、でも家を出たのは40分で、空港に着いたら6時過ぎ。すでにみんな集まっていて、僕を待っていた。(本当は5時30分集合だったとか?)間に合ったから結果オーライだけど、ちょっとあぶなかった。
★次回の交流でインドへ行く人たちへのアドバイス★
持っていったけど、使わなかったもの。
・虫除け、蚊取り線香、虫さされの薬
行く家や、その時の天候にも左右されると思うけど、今回、僕は使わなかった。薬は念のため持っていったほうがいいと思うけど、蚊取り線香は必要ないと思う。どうしても必要になったら、ホストの家にあるのを借りるか、近所で買うかすればいいと思う。
・半袖の服、帽子、使い捨てカイロ
Puneは日中は暑くなるけど、乾燥しているので、長袖でもOK。日差しもそれほど強くないので、帽子が無くても大丈夫。Faridabadは明け方冷え込むけど、カイロが必要なほどではなかった。とにかく、この時期はすごしやすい。
・水着、防水カメラ
機会があればガンジス川に、と思っていたのだけど、インドに行ったらガンジス川で沐浴、っていうのは、日本に行ったら桝席で大相撲を見る、みたいなものかも。(ちょっと違うか?) 地理的なこと、宗教的なことや衛生的なことも考えて、ホームステイでインドに行って、ガンジス川で沐浴というのは無理かな。
★痛恨の忘れ物…インドパソコン事情★
インドに持っていくものはリストを作って、荷造りは出発3日前にすませて、完璧だった。出発日の朝、最後のメールチェックをして、ノートパソコンを手荷物に入れて、出発。駅に向かうバスに乗って、次の停留所に着いた所で、ハタと気づいた。パソコンのACアダプタを忘れた!!
どうしよう。ここで降りて歩いて家に戻って次のバスで…、だめだ、間に合わない。いっそ、駅まで行ってからタクシーで家まで往復しようか、それなら間に合うかも…でも、でも、万が一間に合わなかったら……などと考えているうちに時間はたって、成田空港に着いてしまった。空港内の店をさがすと、さすが成田、ノートパソコンのアダプタも売られていたのだが、あいにく僕のパソコンは特殊なものだったので、合う物は無かった。
というわけで、インドにいる間、僕のノートパソコンはただの箱と化してしまった。まあ、無くても全然困らないし、忙しくて時間も無かったんだけど、でも、パソコンが使えれば、それをネタにホストファミリーと話をひろげることも出来たし、もしかしたらインドからメールを発信したりもできたと思うと、ちょっと残念。
ところで、今回の交流では、日本のメンバー10人がみんなメールを持っていて、メーリングリストで準備をすすめていた。そして、インドの人たちもみなメールを持っていて、出発前にも後にも、メールでやりとりをした。ステイした家も、けっこうパソコンがある家は多かったみたい。さすが今IT産業で注目をあびているインド、だと思った。Puneではインターネットカフェの看板も見かけた。
★帰国してから★
1月13〜14日のFF合宿の影響もあって、まだヒンディー語のテープは出ていないというのに、あちこちでヒンディー語をみんなでうたっているのがおもしろい。
《終わり》
2001年2月11日
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