韓国日記 その6 (2000年4月17日〜21日)


4月17日(月)
 9時から1時まで授業。午後は、一度下宿に戻ってから、再び竜山電子商街へ。今日こそは、電子辞書を買おう、と決心。地図を見ると、歩いてもたいした距離ではなさそうなので、徒歩で出発。しかし、途中でアパートの建設現場があり、地図の通りにはすすめず、迂回。偶然、大きな教会に出る。
★左:竜山教会から、電気街方面を望む。教会の庭も、とても綺麗でした。★
 竜山に着き、それらしき店で尋ねると、日韓の電子辞書はまだ無くて、5月20日にSHARPから発売予定とのこと。しょうがないので英韓の電子辞書を買うことにした。一番新型で安いのが11万ウォン。が、旧型で、かつて台湾でみかけたことがある、7カ国語実用会話が入っているのが14万ウォン。しばし迷ったすえ、旧型機を購入。帰路も歩いて帰る。とにかく、歩くと楽しい。帰り道、市場でティッシュと牛乳を買う。
 下宿で夕食、夜は新村へ散歩。ディスカウントの店で小さな3面鏡を買った。3000ウォン。帰り道、お腹が空いたので、パン屋で菓子パンを買う。500ウォン。まあまあ美味しかった。最近、こぎれいで、自分のところで焼いているパン屋がたくさんある。
★左:夜の新村ロータリー。左の建物がグランドマートと言って、安売りの店。右は現代百貨店。★

4月18日(火)
 9時〜1時授業。下宿のそばにフジフィルムのミニラボの機械が置いてある、小さな写真屋があるのが前から気になっていて、そこに焼き増しを頼みに行く。気さくなアジュモニがいて、僕が西江大学で韓国語を勉強している日本人だというと、私も昔、日本語を勉強したことがあるの、とか、ちょっとした世間話をして、仲良くなった。焼き増しはすぐにできるということで、じゃあ3時に取りに来るから、と言って、下宿に戻り、シャワーをあびて、3時ちょっと過ぎた頃、携帯が鳴った。誰だろう、と思ったら、その写真屋のアジュモニで、今からちょっと留守にするから、4時に来てくれ、とのこと。それでは間に合わないので、今行くから待ってて、とあわてて写真屋へ。なんと、1枚大伸ばしのサービスをしてくれて、アルバムのおまけもつけてくれた。
 夜はプンダンのサラのファミリーへ。僕のために持ち寄りにしてくれた。
★左:プンダンのファミリー。下宿から遠いので、行く時は気合を入れていかないといけません(^^;)。★
 帰り、シャロームに教大駅まで送ってもらった。妹が西江大学のすぐそばの老人福祉会館で働いているそうだ。今度、いってみようと思う。

4月19日(水)
 授業は食べ物がテーマ。4時間目にはみなお腹が空いてきて、いつも陽気で元気のいいジョニー君が「食堂で授業しましょう、先生。」と言うと、先生も、じゃあ、そうしましょう、ってなわけで、明日の4時限目は食堂へ行くことになった。ちなみに食堂といっても学生食堂ではなく、大学の外の普通の店のこと。
 授業が終わるなり、携帯にメッセージ。岡本さんから昼食の誘い(もちろん、ハングルで表示される。)で、新村駅前でマンドゥクッを食べる。美味しい。岡本さんはスンドゥブ定食で、2人あわせても7000ウォン。おいしい上に安い。
 一度学校に戻って、銀行の口座を作る。前から作ろうと思いつつ、伸び伸びになっていた。口座を作るにはパスポートだけあればOK。
 下宿に戻って出かける支度をしていると、リュウから電話。明日のファミリーの時、下宿生活で必要なものがあれば、持ってきてくれるとのことだったけど、特に無し。
 3時過ぎ、ランランのファミリーに出るために出発。ビルの出口で、郵便物の中から、僕宛の手紙を発見。なんと、わかちゃんからのファミリーニュースだった。いつもと同じ封筒に、同じ字で宛名が書いてあり、日本にいるのとまったく変わらない。
 駅に行く途中、近所の写真屋に焼き増しを出す。これで2度目だけど、店のアジュモニは顔見知りになって、どこに住んでるとか、ちょっと話をした。
 今日は5号線のエオゲの駅から電車に乗ってみようと、歩いてみた。あまり収穫は無し。4時半、待ち合わせのテバン駅に到着。電話すると、ランランが迎えに来てくれた。今、フランス人の青年がステイしているんだけど、研修とかで夜遅くて、ファミリーには参加できない、ということだった。
 ランランの家で、今までステイした人を見せてもらったら、たくさんいた中で、1994年には多摩のベティちゃんのファミリーのみさきちゃん、1997年には当時上海在住だったメンバーのナーサの娘さん、1998年に日野のトッシーなど、知っている顔もあった。特にナーサの家族は、1997年の上海交流でも会って家に遊びに行ったので、こんなところでつながっているとは驚きだった。
 ランランの家も、やはりテープが流れていた。2人の娘も、日本語で僕に挨拶。
 夕食のポックンパブを食べて出発。7時からのファミリーにはちょっと遅刻。3家族と、あと途中で夏の交流の受け入れの参加表を出しに来たオンマ、とこじんまりしたファミリーだったけど、中身は同じ。サダはSing Along!Dance Along!から始まり、ひとさらい、The Farmer in the Dellあり、スペースマン、ディクショナリー、などなど。あと僕中心にRock my soulの足バージョンとShoo flyをやった。
 アンジュセヨでは、幼稚園位の子が日本語で自己紹介するのが可愛かった。ランランの娘さんは、日本語で空港から家に着くまでをずっと歌う。
★左:ランランのファミリーにて。★
 帰りはヨイドの駅まで送ってもらった。まだ時間が早いので、1つ前のマポ駅で降りて、散歩しつつ帰った。
★左:食事中の人がいたら、ごめんなさい(いないと思うけど(^^;))。最近韓国が変わったな、と思う点のひとつが、トイレが綺麗になったこと。これは地下鉄のトイレです。花や絵が飾られ、水は自動的に出ます。★

4月20日(木)
 9時から1時まで授業だけど、昨日の予告どおり、4時間目は外へ出て、食堂で食事。ビビンバ、スンドゥブ、冷麺など、好きなものを食べた。ちなみに費用は学費に含まれていないので各自負担(^^;)。
★左:初公開、下宿の朝食。この日は何故か、朝からプルコギでした。★
★右:同じく初公開、授業風景。これはマルハギ(会話)の授業で、チーム対抗単語連想ゲームをしているところ。右端の立っている人が先生で、単語が書かれた紙をめくっています。右端の3人がそれを見て単語を説明し、右の座っている2人が答えます。ちなみにこの5人チームはアメリカ、台湾、カザフスタン、日本の混合チーム。このようなゲーム性のある授業が多くて、楽しくて飽きません。★

★左:食堂に向かう、我がクラスの面々+先生。国は日本が5人、あとはアメリカ、台湾、カナダ、カザフスタンと多様です。あ、この写真には日本人は3人しかいません。撮影した僕本人と、あと1人欠席した人がいましたので。★
★右:駅前の食堂にて。ホームページに載せてもいいかと聞いたら、駄目だと言われましたが、小さい写真だからいいですよね?(^^;)★

4月21日(金)
 大学は体育祭で休み。韓国語センターの学生達は遠足(ソプン)に行くことになっていた。午前9時に学校集合、午後4時ごろ解散ということで、午後に仕事をしている人などは欠席、半分位の人数が参加となった。
 あいにくの雨模様の中、バスに乗って出発。途中、タサンという昔の有名な人の記念館を見学して、目的地の陽平に到着。ここで持ってきたお弁当を食べて、芸術館を見学(ペク・ナムジュンの展示をしていた。)、ホールでゲームや出し物をした。
★左:タサン(茶山)のお墓。★
★右:昼食。★

★左:ロシアの歌を歌ってくれた2人。★
★右:僕も、リコーダーを演奏させてもらいました。この時の動画ファイルもあるので、機会があったらアップします。★

★左:帰りのバスの中では、サンミュク(カタカナで書くとなんだか変だ(^^;))で盛り上がりました。韓国で流行っているゲームで、ルールはいたって簡単。輪になって、1から順番に数字を言っていきます。ただし、3,6,9の数字は言わず、かわりに手を1回たたきます。これだけなのですが、結構もりあがります。★
 学校についてから、クラスのメンバーで夕食、そしてスルチブ(居酒屋)へ。
★左:サムギョプサル(三枚肉)。マシッソヨ!★
★右:スルチブにて。12時近くまでここにおりました。家に帰れなかった人もいました(^^;)。★


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