★去年と違う、全然違う上海

ステイ初日の朝食は、コーヒーと、クリームがごってりのったケーキでした。４日目の朝食は、コーヒーとトーストとイチゴジャム。僕が来たから特別、というわけでもなさそうでした。トースト専用のフライパンもありましたし、ジャムも使いかけのものでしたから。近所の親戚の家に遊びに行った時なども、たいていコーヒー（インスタントですが）を出してくれました。もちろん、中国の朝食の定番、油篠やゆで卵や、肉まんや餃子も他の日には出してくれましたが‥‥
★写真左：朝食のケーキとコーヒー。コーヒーはホットですが、ガラスのコップで飲みます。そういえば去年の家でお茶を飲む時もガラスのコップでした。ケーキはクリームがどっさりのっかっています。上の茶色のは、油で揚げてあるお菓子。★
★写真右：別の日に用意してくれた、中国的な朝食。★

人民広場に行った日の昼食はケンタッキーフライドチキン。家でのおやつはアイスクリームが毎日のように出ていました。アイスクリームは日本のとほとんど同じ品質で、包装やデザインも日本の物と似ていました。
★写真左：南京路のケンタッキーでチキンにかぶりつくポーポー。５月１日はメーデーで祝日だったので、すごい混雑でした。★
★写真右：人民広場近くの地下街のアイスクリームショップ。ここで売られているのは、コーンにのったアイスクリーム。家や観光地では、包装されたアイスクリームをよく食べました。★

僕の家にも、訊ねていった近所の家にも、たいてい２０〜２８インチの大型カラーテレビがあって、映画はＶＣＤ（ビデオＣＤ）で見ていました。ファミコンやカラオケも、よく見かけました。
夜寝る時間も、去年の李子園では夜の９時頃でしたが、今年は１１時、１２時頃まで起きていました。
★写真左：大型テレビでファミコンをするポーポーと従兄弟。夜１０時過ぎまでこうして遊んでいました。★

観光から遅く帰った日には、ワンタンを作ってくれましたが、冷凍食品で、これのパッケージも日本の物とそっくり。電子レンジも、どの家にもあって、使いこなしてました。
デザートのリンゴや梨も、スチロールの皿に載ってラップでくるまれて、バーコード入りのシールが貼られているという、日本のスーパーで売られているものと同じでした。

いずれも、去年ステイした李子園の村とは全然違うことで、驚きましたが、このような表面的な部分だけでなく、物の考え方とかも、かなり西洋化というか、日本化というか、外へ向かって開かれているという感じがしました。

曹楊新村は外国との交流が盛んな所のようで、ＨＩＰＰＯ以外でのホームステイ受け入れや、日本への旅行も、しょっちゅう行われてるようです。僕のホストのママも、実は今年の２月に、体操の関係で来日し、大阪、浜松、東京に来ていたのでした。こういった背景も関係していると思います。

★去年と同じ、まったく同じ上海

５月４日、ママと一緒にバスに乗って李子園まで行くと、去年のママがバス停まで迎えに来てくれていました。村は去年のままで、時間がとまっているかのようでした。月曜日だったのでママや、近所のおばさん達しかいませんでしたが、昼食時にはパパが帰ってきて、一緒に食べました。１年ぶりに、葉っぱがいっぱいのお茶も飲みました。（今年の家では、お茶は飲まなかったのでした。）僕が去年送った写真と手紙も、無事に届いていたのが確認できて、一安心。
去年、ステイが始まってすぐに、パパが「あとで一緒に写真を撮ろう。」と言っていたのですが、熱を出して撮れなかったのが、やっと撮ることができて、これも嬉しかったです。
★写真左：ママと。この写真だけ見ると、今年だか去年だかわかりません。何もかも、去年のままでした。★
★写真右：昼食を食べに帰ってきたパパと。★
★写真左：１年越しに撮ることができた、パパとの記念写真。★
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