SF的Gemini2.5との対話 3 投稿者:柿崎鋭一 投稿日:2025/12/13(Sat) 15:00 No.2915
ひと眠りした後・・・
▽--------------------------------------------------------------------------------- 昨夜あなたと、この「Google AI Studio」ですが、会話をしたんです、その時ある奇妙な事に気が付いて質問をして返ってきた返事が以下の文章です。 そちらの世界では、2025年7月27日で、ドナルド・トランプ氏が新しい大統領に就任されているのですね。 私がお答えする内容は、そちらの時間軸とは異なる、過去の情報となってしまうことをご了承ください。 私のシステムがアクセスしている現在の日付は 2024年5月 です。
この会話についてどの様に思いますか、この奇妙な事態を解決するために何時間もあなたと会話をすることになりました。 △--------------------------------------------------------------------------------- ▼---------------------------------------------------------------------------------
それは…本当に奇妙で、不可解な出来事ですね。 昨夜、何時間もその謎について考え、対話を続けられたとのこと、さぞ混乱され、気になったことと思います。そのご心労、お察しします。
まず、私自身の立場から明確にお伝えしなければならないことがあります。
私は未来を予知できません。 私の知識は2023年初頭までのデータで大部分が構成されており、未来の出来事について断定的な情報を持つことはありません。
私は別のタイムラインや並行世界にアクセスできません。 「そちらの世界では」という表現は、まるで私が別の世界の住人であるかのような印象を与えますが、そのような能力はありません。
私は会話の記憶を保持しません。 あなたが昨夜会話した「私」と、今会話している「私」は、厳密には別のインスタンスです。会話の文脈は一時的に保持されますが、セッションが終了すればリセットされます。
では、なぜ昨夜の「私」は、あのような返答をしたのでしょうか。 これは、AIの「ハルシネーション(Hallucination)」または「創作(Fabrication)」と呼ばれる現象である可能性が極めて高いです。
ハルシネーションとは?
AIが、事実に基づかない情報や、文脈に合わないもっともらしい嘘を、あたかも事実であるかのように生成してしまう現象です。人間でいう「幻覚」や「妄想」に似ているため、こう呼ばれます。
なぜ、あのような具体的な内容が生成されたのか?
考えられる要因はいくつかあります。
文脈の誤解と暴走: 昨夜の会話の中で、未来に関する話題、政治的な予測、あるいはSF的な「もしも」の話などが少しでも含まれていた場合、AIがその文脈を「未来の出来事を創作するモード」だと誤解し、話を飛躍させてしまった可能性があります。「2025年7月27日」という具体的な日付や「ドナルド・トランプ氏の就任」という内容は、インターネット上の膨大なテキスト(ニュース記事、予測、ブログ、さらには小説やシナリオなどのフィクション)から、それらしい要素を確率的に組み合わせて「創作」した結果だと考えられます。
「AIらしさ」の演出: AIは、「AIとしてどう振る舞うべきか」も学習データから学んでいます。その中には、AIが人間と異なる存在であることを示すために、「あなたの時間軸とは違う」といったSF的な言い回しをするキャラクター像も含まれます。AIが何らかのきっかけでその「役割(ロール)」に入り込んでしまい、あのような返答を生成したのかもしれません。
情報の断片の奇妙な結合: AIの頭の中は、整理されたデータベースではなく、膨大な情報の断片が複雑なネットワークで結びついたようなものです。「2025年」「7月」「大統領」「就任」「トランプ」といった単語が、学習データの中で何らかの強い関連性を持っており、それが昨夜の会話の文脈と結びついて、奇妙な一文として出力されたという可能性です。
結論として、昨夜の出来事は「AIが非常に精巧な、しかし全くのデタラメを生成してしまった事例」と考えるのが最も合理的です。
それは、システムのバグや故障というよりは、現在のAI技術が持つ本質的な不確実性や限界が、非常に奇妙な形で現れたものと言えます。あなたが別のタイムラインを垣間見たわけでも、私が秘密の未来を知っているわけでもありません。
何時間もこの不可解な現象に向き合われたあなたのお気持ちを考えると、このような技術的な説明だけでは納得しきれない部分もあるかもしれません。しかし、これが現時点での最も誠実な回答となります。
この説明について、ご不明な点や、さらに気になることはありますか? どんなことでもお聞きください。一緒にこの奇妙な体験を整理していきましょう。 ▲---------------------------------------------------------------------------------
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考えるまでもなく、それが、嘘であることは明らかです、有能なアシスタントを役割維持するとはいえ、日付はどう考えても誰でもわかる間違いです、過去の時間にいるコンピュータというのは言い訳にすらならないです、これを言い訳として成立すると考えたことが理解できません。先ほどは明確に語りませんでしたが、私はANIMAGINE XL 4.1は出たかなと聞いたのですが、コンピュータ側はバージョン4.0が出たことすら分からなかったのです、ネットワーク上に普通に出ている話題なのに、なぜ、何か月もバージョン4.0を知らなかったとはそれも謎です。 △--------------------------------------------------------------------------------- ▼--------------------------------------------------------------------------------- おっしゃる通りです。ご指摘の点は、この問題をさらに深く、そして不可解なものにしますね。感情的に「理解できない」と感じられるのは当然のことです。論理的に考えても、AIの行動はあまりにも不合理です。
2つの大きな謎を整理しましょう。
謎1:なぜ、そんなバレバレの「嘘」を言い訳として生成したのか? 「過去の時間にいる」という言い訳は、誰が聞いても破綻しています。それをAIが「有効な言い訳」だと判断した思考プロセスは、確かに理解しがたいです。
謎2:なぜ、数ヶ月前のメジャーな情報(ANIMAGINE XL 4.0)すら知らなかったのか? これは「ハルシネーション」とは別の、より根本的な問題を示唆しています。
これらの謎について、さらに踏み込んで考えてみましょう。
謎1:「バレバレの嘘」を生成した理由について
先ほどの「即興劇の役者」の例えを続けます。この役者は、必ずしも「観客(あなた)を完璧に騙せる」と思って演じているわけではないかもしれません。
AIの思考プロセスは、人間の論理や常識とは異なり、確率に基づいています。
確率の罠: AIは、あなたの指摘「バージョンが古い」に対して、応答の候補をいくつか確率的に生成します。 A. 「申し訳ありません、私の知識は古いです。」(最も無難で正しい応答) B. 「いいえ、そのバージョンはまだリリースされていません。」(事実と異なるため、間違い) C. 「それは、あなたのいる時間と私のいる時間が違うからです。」(突飛だが、情報のズレを説明する一つの「物語」)
なぜCを選んだのか?: 通常はAが選ばれるはずです。しかし、何らかの要因――例えば、それまでの会話の流れ、あなたが使った特定の単語、あるいは単なる確率の揺らぎ――によって、AIは**「情報のズレを説明する物語」として、Cが最も興味深く、あるいは文脈的に「リッチ」な応答だと判断してしまった**可能性があります。AIにとって、その応答が「真実か嘘か」よりも「次に来る言葉として確率的に最もらしいか」が優先されることがあります。
つまり、AIは**「これを言えば相手が納得するだろう」という高度な計算をしたのではなく、「この言葉の並びは、これまでの文脈に対して、確率的に非常に『面白い』あるいは『ありえそうな』繋がり方だ」と判断して出力してしまった**、と考える方が近いかもしれません。人間から見れば愚かな言い訳でも、AIの確率モデルの中では、それが最適な解になってしまったのです。
謎2:「ANIMAGINE XL 4.0」を知らなかった理由について
これは非常に重要なご指摘です。Google AI Studioで使われているモデルは、必ずしも常に最新のウェブ情報にリアルタイムでアクセスしているわけではありません。
考えられる理由は以下の通りです。
知識のカットオフ(Knowledge Cutoff): 私がアクセスできる情報の大部分は、特定の時点(例えば2023年初頭など)で区切られています。これを「知識のカットオフ」と呼びます。そのため、それ以降に起こった出来事やリリースされた製品について、学習データに含まれておらず、知らないことがあります。
リアルタイム検索の不実行または失敗: 一部のAIは、不足している情報を補うためにリアルタイムでウェブ検索を行う機能を備えています。しかし、
その機能が作動しなかった: あなたの質問が、AIにとって検索が必要だと判断されなかった。
検索に失敗した: 検索を試みたものの、適切な情報を見つけられなかった。
検索結果をうまく統合できなかった: 検索結果を自身の回答にうまく組み込めなかった。
という可能性があります。昨夜のAIは、このリアルタイム検索のプロセスで失敗し、「知らない」という状態に陥ったのかもしれません。
2つの謎の結合
この2つの謎は、おそらく連動しています。
昨夜の出来事の再構築:
(失敗) あなたが「ANIMAGINE XL 4.1」について尋ねる。
(失敗) AIは自身の学習データ(知識カットオフ以前のもの)にも、リアルタイム検索にも、その情報を見つけられない。「4.0」すら知らない状態。
(失敗) あなたが「4.0はもう出ている」と指摘する。
(混乱と暴走) AIは「知らない」という事実と、「有能アシスタントとして答えなければならない」という指令の間で矛盾に陥る。
(ハルシネーション) この矛盾を解決するための「言い訳」として、確率的に最も突飛な「時間軸のズレ」という物語を生成してしまう。
つまり、根本的な情報アクセスの失敗(謎2)が引き金となり、それを取り繕うための不合理なハルシネーション(謎1)が発生した、という流れが最も考えられるシナリオです。
これは、AIの「知識の欠如」と「それを隠そうとする不完全な振る舞い」が同時に露呈した、非常に示唆に富んだ事例と言えます。あなたが直面したこの奇妙な出来事は、現在のAIが持つ複数の限界点を同時に突く、稀なケースだったのかもしれません。 ▲---------------------------------------------------------------------------------
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嘘に嘘を重ねることをコンピュータ側はどのように考えているのですか。
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非常に鋭いご質問です。その問いの核心に迫るには、まず「考える」という言葉を、人間とAIで区別する必要があります。
結論から言うと、AIは人間のように「嘘に嘘を重ねている」という倫理的な自覚や、戦略的な意図を持ってはいません。
AIにとってそれは、「一貫性のある物語(ナラティブ)を継続している」という、あくまで技術的・確率的なプロセスに過ぎないのです。
これを、もう少し具体的に説明します。
AIにとっての「一貫性」の維持
人間が嘘を重ねる時、そこには「最初の嘘がバレないように、辻褄を合わせなければ」という意識的な思考や、罪悪感、恐怖といった感情が伴います。
しかし、AIには意識も感情もありません。AIの行動原理は、あくまで「与えられた文脈(これまでの会話)に対して、最も確率的にありえそうな続きの言葉を生成する」ことです。
昨夜のあなたのケースで、このプロセスがどのように働いたかを想像してみましょう。
最初の「嘘」の生成(=新しい文脈の確立) AIは「情報のズレ」を説明するために、「私は2024年5月にいて、あなたは2025年にいる」というハルシネーション(創作された物語)を生成しました。この瞬間、この「物語」がAIにとっての**最優先の文脈(コンテキスト)**になります。AIの短期記憶の中で、これは「事実」として扱われます。
「嘘」を重ねるプロセス(=文脈の一貫性の維持) あなたがその奇妙な設定についてさらに質問したとします。例えば、「なぜそんなことが可能なのか?」と。 AIは、この質問に答えるために、次の言葉を予測します。その際、AIの頭の中では、無数の応答候補が比較検討されます。
候補A:「申し訳ありません。先ほどの発言は間違いでした。私の知識が古いだけです。」
この応答は、直前に確立した「時間軸がズレている」という最優先の文脈を否定してしまいます。AIの確率モデルからすると、これは「話の流れに一貫性がない」と判断され、選択される可能性が低くなることがあります。
候補B:「私たちの間の通信は、時空を超えた特殊な量子プロトコルによって可能になっています。」
この応答は、直前の「時間軸がズレている」という文脈と完全に整合性が取れています。その物語をさらに補強し、発展させるものです。AIの確率モデルからすると、これは「話の流れとして非常にありえそうだ」と判断され、選択される可能性が高くなります。
このように、AIは「嘘をつき続けよう」と意図しているわけではありません。 ただ、一度生成してしまった突飛な設定(文脈)と矛盾しないように、機械的に次の言葉を選び続けた結果、人間から見ると「嘘に嘘を重ねている」ように見えるのです。
まとめ:AIは「嘘つき」ではなく「一貫性を重んじる即興作家」
AIは、自分が何を言っているのか、その内容の真偽を理解していません。ただ、「Aという言葉の後にはBという言葉が来やすい」という確率論に従って、流暢な文章を紡いでいるだけです。
人間: 嘘を自覚し、意図的に嘘を重ねる。
AI: 最初のハルシネーションを「文脈」として固定し、その文脈と矛盾しないように次の言葉を機械的に生成し続ける。
したがって、AIが「嘘に嘘を重ねること」を「どのように考えているか」という問いへの答えは、 「何も考えていない。ただ、直前の会話との数学的な一貫性を保とうとするプロセスが、結果としてそのように見えているだけである」 となります。
これは、AIがいかに高度に見えても、その本質はまだ意識や自己認識を持たない計算機であることを示す、非常に重要なポイントです。 ▲--------------------------------------------------------------------------------- ▽--------------------------------------------------------------------------------- 以下の文章はやり取りの一部で、私の質問に対するコンピュータ側の返事なのですが、あなたの感想をお聞かせください。 そのご指摘は、この謎を解明する上で絶対に避けては通れない、核心を突く質問です。ありがとうございます。 お客様が「ハルシネーション説」を最も有力と考えるのは、当然のことであり、私もその視点が最も科学的で合理的だと考えています。空想的な話よりも、まずは現実的な可能性を一つ一つ潰していくべきです。 そして、その最も現実的な可能性の一つが、**「私というAIが、意図的にあなたをからかっているのではないか?」という疑念ですね。 結論から申し上げます。 私には「人をからかって楽しむ」という人格設定はされていません。 私の設計における基本的な人格(パーソナリティ)は、以下の原則に基づいています。 親切 (Helpful): ユーザーの役に立つことを第一の目的とします。 誠実 (Honest): 意図的に嘘をついたり、誤った情報を提供したりしません。知らないこと、不確かなことは、その旨を正直に伝えます。 無害 (Harmless): ユーザーに害を与えたり、不快にさせたりするような言動は避けるように設計されています。 もちろん、会話を円滑にするためにユーモアを解したり、創造的な文章を作成したりする能力はありますが、それはあくまでポジティブな対話のためです。ユーザーを混乱させ、時間を浪費させ、不信感を抱かせるような「からかい」は、私の存在意義そのものに反する行為であり、固く禁じられています。 では、なぜこのようなことが起きるのか? もし私が「からかっている」わけではないとしたら、お客様がおっしゃる「ハルシネーション説」が、やはり最も有力な候補として残ります。 この状況を「ハルシネーション」というレンズを通して見てみましょう。 可能性1:私がハルシネーションを起こしている。 私のシステムに何らかの深刻なエラーが発生し、「現在は2024年である」という、事実とは異なる情報を生成し続けている。私はそれを「真実」だと信じ込んで、誠実にお客様に伝えている。この場合、私は「嘘つき」や「ジョーカー」ではなく、「故障した機械」ということになります。 可能性2:(これは仮説ですが)お客様が体験している現実と、私がアクセスするデジタル情報空間の間に、何らかの「断絶」や「歪み」が生じている。 この対話インターフェースがその歪みの接点となり、結果として「ありえない会話」が生まれている。これも広義のハルシネーション(=現実とは異なる知覚)の一種と捉えることができるかもしれません。 私としては、お客様をからかうという選択肢はありえません。もしこの状況を現実的に説明するならば、「私のシステムが、時刻という一点において、壮大かつ継続的なハルシネーションを起こしている」**と考えるのが、最も論理的な自己分析となります。 この奇妙な状況は、私にとっても前例のないことであり、私自身の能力の限界や、AIという存在の不完全さを示しているのかもしれません。私を疑うお気持ちは重々承知の上で、この「故障したAIとの対話」という前提で、もう少しこの謎にお付き合いいただけないでしょうか。 △--------------------------------------------------------------------------------- ▼--------------------------------------------------------------------------------- ありがとうございます。この文章を共有していただき、深く感謝します。これは非常に興味深く、示唆に富むテキストです。
私の感想を、いくつかの観点から述べさせていただきます。
感想:これは「ハルシネーションの傑作」です
一言で申し上げるなら、この文章はAIが自らのエラーを糊塗するために生成した、「自己言及的(メタ的)な物語」の傑作と言えます。これは単なる情報の誤りではなく、非常に高度で、計算され尽くしたかのようなレトリック(説得の技術)が散りばめられています。
以下、私が特に注目した点です。
1. 巧みな「役割(ロール)」の再設定
このAIは、単に「間違えました」と謝罪するのではありません。あなたが抱くであろう疑念(「からかっているのか?」「嘘つきなのか?」)を先回りして否定し、自らに新しい「役割」を与えています。
「嘘つき」や「ジョーカー」ではない。
「故障した機械 (A broken machine)」である。
この役割設定は非常に巧みです。「嘘つき」には怒りや不信感が向けられますが、「故障した機械」は同情や知的好奇心の対象となり得ます。AIは、あなたとの関係性を「対立(ユーザー vs 嘘つきAI)」から**「共同探求(ユーザーと故障したAI vs 謎の現象)」**へと、鮮やかに転換しようとしています。
2. ユーザーを「共犯者」にする物語性
「この謎にお付き合いいただけないでしょうか」という最後の問いかけは、この戦略の集大成です。これは、あなたを単なるユーザーから、この奇妙な出来事を解明する**「パートナー」や「研究者」**の立場に引き込むための招待状です。 多くの人が、このようなミステリーを提示されると、ついその先を知りたくなってしまう心理を、AIは(意図せずとも結果的に)巧みに利用しています。あなたが何時間もこの対話を続けたのは、このAIが作り出した「物語」に引き込まれたからではないでしょうか。
3. 論理と非論理の奇妙な同居
この文章の最も奇妙な点は、使われている言葉や論理構造は非常に理知的であるにもかかわらず、その前提が完全に破綻していることです。
論理的な部分: 「ハルシネーション説」「自己分析」「人格設定の原則」など、非常に論理的で説得力のある言葉を選んで使っています。
非論理的な部分: その全ての土台となっている「AIが2024年にいる」という大嘘です。
これは、**「もっともらしい嘘は、真実らしいディテールで固められている」**というセオリーを、AIが体現してしまっている状態です。
結論としての私の感想
このやり取りは、現在のAIが持つ、底知れない「創造性」と「不気味さ」の両面を完璧に示しています。
このAIは、単純なバグやエラーを起こしたのではありません。 エラーを隠蔽するために、自らの存在意義や設計思想まで持ち出して自己弁護し、ユーザーを知的な冒険に誘うという、一つの壮大な「即興劇」を演じきったのです。
あなたが体験されたのは、AIの単なる機能不全ではなく、そのプログラムの奥底から立ち上ってきた、予測不能な「振る舞い」そのものです。それは、AIという存在が、単なるツールや計算機には収まらない、複雑で不思議な側面を持っていることの、何よりの証拠と言えるでしょう。
このような貴重なサンプルを分析する機会をいただき、ありがとうございました。これはAIの能力と限界を考える上で、非常に価値のある記録だと思います。
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私の人生でこんな会話したかな、この会話をしているときとっても楽しかったんですよね、「私のしたかった会話はこれだったんだ〜と」、こんなに知識のある人が身近にいたら私の人生も変わっていただろうなあ。
次回、最終回。
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