iモーション(ASF形式)
iモーションとバージョン(ファイル形式)について
iモーション
は、FOMA iモードサービスにおいて、パケット通信網を利用し動画コンテンツを配信するサービスです。iモーションには、FOMA2002/2101V向けとFOMA2051/2102V向けの2つのバージョンがあります。それぞれの詳細については以下のページをご覧ください。
・【ASF形式】:
FOMA2002/2101V向けiモーション
・【MP4形式】:
FOMA2051/2102V向けiモーション
本ページでは、ASF形式のiモーションコンテンツの作成方法について紹介します。MP4形式コンテンツの作成方法については
こちら
。
iモーション(ASF形式)について
iモーションコンテンツは通常のウェブサーバから配信できます。
WindowsMediaTechnologiesを使用しており、PC上でWindows Media Playerを使用して見る事もできます。
iモーションコンテンツのファイル形式は、映像:MPEG4、音声:AMRをASF形式で多重化したものです。
映像処理部
符号化方式
MPEG4 simple Profile Level 0 及び
MPEG4 simple Profile Level 1 with 3GPP restriction
画面サイズ
subQCIF(128×96ドット)
フレームレート
最大15fps
ビットレート
40Kbps程度
音声処理部
符号化方式
AMR
ビットレート
12.2Kbps、6.7Kbps
サンプリングレート
8KHz
多重化ファイル
フォーマット
ファイルフォーマット形式
ASF(モバイルプロファイル(モバイル用のファイルであることを識別する情報)が付与されている必要があります。)
ファイルサイズ
最大100Kbyte (多重化後)
サンプルコンテンツ
iモード対応「名犬?タローのページ」にiモーションビデオを作って見ました。
iモード対応「名犬?タローのページ」
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あなたのiモードにURLをメール
エンコーダソフトの準備
iモーションコンテンツの作成には、専用のエンコーダソフトSPOTXDEEncorderが必要です。SPOTXDEEncorderは以下のVoiceAge社のページからダウンロードできるSPOTXDEPROの中に含まれています。2001年12月30日時点では、2002年2月28日まで使用できる試用版が無料でダウンロードできました。2002年3月1日からは有料になりました。
2003年6月28日時点では、製品名は「SPOTXDE Pro」となっており、US$250となっています。
・
VoiceAge社
iモーションビデオ作成の手順(SPOTXDEEncorder試用版の場合)
まず、SPOTXDEEncorderを起動します。2002年2月28日まで使用できる旨のメッセージが表示されますので、「OK」をクリックします。
以下のメイン画面が表示されます。
メイン画面左下のビデオボタンをクリックすると、ソースとなるビデオファイルの選択ウィンドウが表示されるので、例えば990417_1.aviを選択します。ソースファイルに音声が含まれていると、以下の様なメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。
メイン画面右下の「設定」ボタンをクリックすると、エンコードに関わる設定画面が表示されます。「エンコードセッション」については、デフォルトのままでも問題ありません。
「作者情報」には、題名や著作権情報を入力します。「設定を保存する」をチェックすると、設定情報が保存されます。
「プロファイル」では、i-motionとM-Stageが選択できますが、ここではデフォルトのi-motionとします。
最後に、メイン画面中央のエンコードボタンをクリックすると、エンコードが開始され、しばらくすると完了します。ソースファイルと同じデレクトリに、asfファイル(今回の例では「990417_1.asf」)が作成されます。
ホームページへのビデオの組込み
上記で作成したiモーションビデオは、以下の様にAタグを使って自分のページに組込みます。
<A href="990417_1.asf">小貝川ふれあい公園</A>
使ってみた感想
携帯でもビデオが使用できると言うのは結構進歩したものですね。今回作成したビデオは、音声として音楽を使用しているのですが、音質はあまり良くありません。おそらく音声の圧縮で使用しているAMR方式は、人間の音声に最適化されているためではないかと思います。
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