IPマルチキャストTV会議概要
IPマルチキャストTV会議について
IPマルチキャストは、IPネットワーク上で、複数の端末で構成されるグループに対して放送的に配信する技術です。ネットワーク内のルータがIPマルチキャストに対応している必要がありますが、ネットワークに負担を掛けずに同報配信が出来ます。グループを指定するIPアドレスはクラスDを利用します。インターネット上ではMBone(MulticastBackbone)なる世界的なマルチキャストの実験ネットワークが作られており、その一つのアプリケーションとしてTV会議があります。
MBoneのTV会議関連のアプリケーションは、以下からリンクされています。LinuxやFreeBSD等のUNIX系だけでは無くて、Windowsでも利用できます。
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Mbone Conferencing Applications
今回実際に使用したものは以下です。TV会議の基本的な機能は、SDR,RAT,VICの3つがあれば大丈夫です。他は必要に応じて使用します。
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Session Directory(SDR)
:セッション管理
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Robust Audio Tool(RAT)
:音声転送
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Videoconferencing Tool(VIC)
:ビデオ転送
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Whiteboard(WBD)
:ホワイトボード
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Network Text Editor (NTE)
:テキストエディタ
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Remote Language Teaching(ReLaTe)
統合ツール
残念ながら、一般のインターネットユーザはMbone等のマルチキャストネットワークに接続する事はできないので、ここでは
自宅のLAN環境上
で、Windows/Linux/FreeBSDマシンを使って実験してみました。自宅のLAN上のマシン間でのTV会議なので、ほとんど実用的な意味はありませんが、実験と言うか遊びとしては結構面白いです。
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