RealVideoG2-SMILビデオ注意事項ほか


RealVideoG2-SMILビデオをWWWサーバからHTTPプルトコルで配信する場合は、G2サーバからRTSPプルトコルで配信する場合に比べて、いくつかの気をつける点があります。
  • WWWサーバーからの配信では、RealPixで指定しているGIFやJPG等の画像が全てダウンロードされてから再生が始まります。従って、サイズの大きな画像を使ったり、画像の枚数が多いと、待ち時間が大きくなりつらいものがあります。これは、RealPixがストリーム対応していないフォーマット(JPG,GIF)を使用しているためです。BGMとして流しているRealAudioファイル(RM)はストリーム対応なので、HTTPでの配信でも全てダウンロードしなくても再生が始まります。

  • RealPixの画像とRealTextのテキスト等を時間軸で同期して再生するような場合、ネットワーク状況によっては、同期がずれたり、クリップが停止してしまう事があります。G2サーバを使用した場合は、RTSPプルトコルでRealPlayerとの間でネットワーク状況に応じて同期が外れないように制御しながら配信されます。

  • WWWサーバからの配信では、制御スライダを使った「早送り」、「巻き戻し」は出来ません。例えば早送りをしようとスライダ位置を進めても、そのスライダ位置になるまでの途中のデータもすべてダウンロードが継続して行われ、その間再生は停止します。

  • SMILで再生開始時間をクリップの途中から指定する事は出来ません。例えば、「clip-begin="20sec"」と指定しても、クリップの再生が開始される前に、最初の20秒間のデータを受信し終わるまで待ち時間が入るだけになります。

  • 帯域幅に応じて複数のエンコードされたクリップから選択して配信する「SureStream」には対応できません。

  • ライブ放送は出来ません。


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