シンクロナイズド・マルチメディア作成方法

  1. シンクロナイズド・マルチメディアは、RealMediaファイルに、それに同期して表示させたい情報を記述したイベント情報を埋め込む様な感じで作成します。

  2. まず、RealVideoやRealAudio等のRealMediaファイルを用意します。この作業は、別の項目で紹介しているので、省略します。ここではそのファイルを仮に「voice.rm」とします。

  3. 次に、テキストエディタで、イベント情報を記述したイベントファイルを作成します。
    例えば、前ページのサンプルコンテンツのイベントファイルの内容は以下の様です。ここではそのファイルを仮に「event.txt」とします。

    i 00:00:00.0 00:02:12.0 Detective TARO
a 00:00:00.0 00:02:12.0 Hiroshi Nakamura
c 00:00:00.0 00:02:12.0 (c)2000 Hiroshi Nakamura
u 00:00:00.0 00:00:10.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/01.htm
u 00:00:11.0 00:00:22.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/02.htm
u 00:00:23.0 00:00:34.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/03.htm
u 00:00:35.0 00:00:46.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/04.htm
u 00:00:47.0 00:00:58.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/05.htm
u 00:00:59.0 00:01:10.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/06.htm
u 00:01:11.0 00:01:22.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/07.htm
u 00:01:23.0 00:01:34.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/08.htm
u 00:01:35.0 00:01:46.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/09.htm
u 00:01:47.0 00:01:58.9 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/10.htm
u 00:01:59.0 00:02:12.0 &&html&&http://www2h.biglobe.ne.jp/~hnakamur/video/syncmm/11.htm

    • 各行の意味は以下の様です。
      ・ｉ　開始時間　終了時間　タイトル
      ・ａ　開始時間　終了時間　著作者
      ・ｃ　開始時間　終了時間　著作権
      ・ｕ　開始時間　終了時間　URL・・同期して表示したいページのURL

    • 開始時間と終了時間は、「時：分：秒（秒は少数１桁）」で記述しています。

    • URLの記述で、「&&html&&」は、フレームを使っている場合にWEBページを表示するフレームを指定しています。この方法は、プラグインまたはActiveXコントロールを使った埋め込み版の場合のみに使えます。この例では、左側のフレームにPlayerを埋め込み、右側フレーム（NAME=html）にWEBページを表示します。

    • イベントファイルの記述方法の詳細については、RealProducerG2のヘルプファイル「Chapter 7: Command Line Utilities--Using RMEvents」を参照して下さい。

  4. 次に「RealProducerG2」に添付されているコマンドユーティリティ「rmevents.exe」を使って、RealMediaファイルにイベントファイルの情報を埋め込みます。

    DOSプロンプト画面から、以下の画面例の様にコマンドで起動します。
    実行するとしばらくして埋め込みが完了します。
    
C:\Video\syncmm\voice>rmevents -i voice.rm -e event.txt -o syncvoice.rm

Input File: voice.rm
Event File: event.txt
Output File: syncvoice.rm

Processing...
Processing complete!
***********************************************

C:\Video\syncmm\voice>

    • コマンドは、以下の様に指定します。
      rmevents -i <入力メディアファイル> -e <イベントファイル> -o <出力メディアファイル>

  5. 以上の手順から最終的に使用するファイルは、「syncvoice.rm」となります。

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