Fedora 9
Fedora 9について
- Fedora 9は、2008年5月13日にリリースされたFedoraの最新バージョンです。初期化システムやGUIパッケージ管理ツール、ログイン・パスワードの標準ハッシュ方式などが変更されました。また次世代ファイルシステム「ext4」もサポートしています。Fedora 8に比べてカーネル等が以下の様に変わっています。
項目 |
Fedora 8 |
Fedora 9 |
備考 |
カーネル |
2.6.23.1 |
2.6.25 |
|
X Window |
X.org X11R7.2 |
X.org X11R7.4 |
|
GNOME |
2.20.1 |
2.22.1 |
|
KDE |
3.5.8 |
4.0.3 |
|
- Fedora 9の詳細については、以下のページを参照して下さい。
・Fedora Project
- ブラウザを起動したディスクトップです。このディスクトップ画像は、「アプリケーション」メニューの「アクセサリ」→「スクリーンショットの取得」で取り込んだものです。
Fedora 9のアップグレードインストール
- ここでは、Fedora Core 8からのアップグレードインストール手順について紹介します。
- 「日経Linux2008年7月号」付録DVD-ROMを使って、インストールを行いました。
- DVD-ROMブートで起動すると、インストーラメニューが表示されます。「Install or upgrade an existing system」を選択し、Enterキーを押してグラフィカルモードによるインストールを行います。
- 「Disc Found」の画面が表示され、Discの破損チェックを尋ねられますが時間が掛かるので、Tabキーで「Skip」を選択し、チェックをスキップします。
- 「インストーラの起動」画面が表示されるので、「Next」を押下します。
- 「言語の選択」画面が表示されるので、「Japanese(日本語)」を選択し、「Next」を押下します。
- 「キーボードの設定」画面が表示されるので、「日本語」を確認し、「次」をクリックします。
- 「アップグレードの検証」画面が表示されます。「既存インストールのアップグレード 」を選択します。この時、「次のインストール済みシステムがアップグレードされます。Fedora Core 8 (/dev/VolGroup00/LogVol00)」となっている事を確認し、「次」をクリックします
- 「ブートローダの設定」画面が表示されます。私は他社製ブートローダ(System Selector2)を使っているので、「ブートローダの更新をスキップ」を選択し、「次」をクリックします。
- しばらく「インストール対象パッケージの依存関係のチェック中」、「インストールソースからのトランザクションを準備中」画面が続いた後、インストールが開始され、進行状況が表示されます。1085パッケージがインストールされます。(従来は、この後、「インストール準備完了」画面が表示され、「次」のクリックが必要でしたが、今回は、システムをほっておいたところ、次のステップに移っていました。)
- 「おめでとうございます。インストールが完了しました。」画面が表示されるので、DVD-ROMを取り出して、「再起動」をクリックします。システムがリブートされます。
- リブート後、「ログイン」画面が表示されるので、「ユーザ名」を選択します。
- 「ログイン」画面で、「パスワード」」を入力します。
- 正しくログインできると、ディスクトップ画面が表示されます。
ブートローダについて
参考図書
- Fedora 9を新機能を満喫:日経Linux2008年7月号
トップへもどる
Copyright (c) 2008 Hiroshi Nakamura. All rights reserved.
|
|