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  Fedora Core 4
 Fedora Core 4について
Fedora Core 4は、2005年6月13日にリリースされたFedora Coreの最新版です。Fedora Core 3に比べてカーネル等が以下の様に変わっています。
 
 
| 項目 | Fedora Core 4 | Fedora Core 3 | 備考 |  
| カーネル | 2.6.11 | 2.6.9 |  |  
| X Window | X.org X11R6.8.2-31 | X.org X11R6.8.1 |  |  
| GNOME | 2.10 | 2.8.0 |  |  
| KDE | 3.4 | 3.3.0 |  |  
Fedora Core 4の詳細については、以下のページを参照して下さい。・Fedora Project
 
 
ブラウザを起動したディスクトップです。
 
   
 
 Fedora Core 4のアップグレードインストール
ここでは、Fedora Core 3からFedora Core 4へのアップグレードインストール手順について紹介します。
 
日経Linux2005年8月号付録DVD-ROMを使って、インストールを行いました。
DVD-ROMブートで起動すると、インストーラメニューが表示されます。「boot:」プロンプトが表示されたら、そのままEnterキーを押してグラフィカルモードによるインストールを行います。
「CD Found」の画面が表示され、CDの破損チェックを尋ねられますが時間が掛かるので、「Skip」を押下し、チェックをスキップします。
「Welcome to Fedora Core」の画面が表示されるので、「Next」を押下します。
「Language Selection」が表示されるので、「Japanese(日本語)」を選択し、「Next」を押下します。
「キーボードの設定」画面が表示されるので、デフォルト設定「日本語」を確認し、「次」をクリックします。
「アップグレードの検証」画面が表示されます。「既存インストールのアップグレード」を選択します。次のインストール済みシステムがアップグレードされます-「Fedora Core 3(dev/VilGroupe00/LogVol00)」になっている事を確認し、「次」をクリックします。
「ブートローダ設定をアップグレード」画面が表示されます。「インストーラは現在システムに使用中のブートローダを探知できません。何をしたいですか?」と聞かれたので、「ブートローダー更新をスキップ」を選択し、「次」をクリックします。
「パッケージ情報を読み込み中」、「アップグレードパッケージを検索中」、「インストール対象パッケージの依存関係をチェック中」とのメッセージが表示されてしばらく時間が掛かります。
「アップグレード準備完了」」画面が表示され、ログが「/root/upgrade.log」ファイルに格納される旨表示されます。「次」をクリックします。
「パッケージのインストール」画面が表示されます。いくつかのメッセージの後、「インストール準備中」のメッセージがしばらく続いた後、インストールが開始され、進行状況が表示されます。
「おめでとうございます。インストールが完了しました。」画面が表示されるので、「再起動」をクリックします。システムがリブートされます。
 
 
 GRUBの設定
上記のインストール手順でも書いた様に、「ブートローダ設定をアップグレード」画面で、「インストーラは現在システムに使用中のブートローダを探知できません。何をしたいですか?」と聞かれたので、「ブートローダー更新をスキップ」を選択ました。従って、GRUBはFedoraCore3の時のままです。
 
 
 
 感想など
GNOMEディスクトップの見た目はFedoreCore3に比べて、ほとんど変化はありません。上部パネルのメニュー構成が、FedoreCore3の「アプリケーション」と「アクション」の2つから、「アプリケーション」「場所」「ディスクトップ」の3つになり、使い勝手がちょっと変わりました。
 
 
 参考図書
Fedora Core 4でXenを使いこなす:日経Linux2005年8月号
Fedora Core 4の新機能と活用法:LinuxWORLD2005年8月号
 
 
 
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