生物の勉強法
●受験生の皆さんへ
まだ、受験までは時間があると思っているかもしれませんが、
人間、あっと言う間に年をとるものです。 (^_^;
どんな勉強をしておくべきか、アドバイスしましょう。
1.北大・京大・九大の医学部医学科は、理科3科目!
一部の国立大学の医学部医学科では、理科が3科目必要です。一時期に比べるとだいぶ減りましたが、大学入試センター試験も含め理科が3科目必要なのは、北海道大学・京都大学・九州大学の3大学。これらの大学を受験する予定の人は、早めに対策を立てておきましょう。
北大・京大は、センター試験は物理I・化学I・生物Iから2科目選択。二次試験では、物I・II、化I・II、生I・IIの3科目から、センター試験で受験していない科目を含めて2科目選択します。
また、九州大学は、センター試験は生I必須で、物I、化Iから1科目選択。二次試験は、 物I・II、化I・IIが必須となっています。
最新の情報は、教育の部屋(ブログ)でも紹介しています。
2.生物の名前を覚えよう。
最近の受験生は生物に関するいろいろな知識を持っている反面、身近な生物の名前を知らない人が多いように思います。あるいは、名前は知っていても実物を知らないという人も多いのではないでしょうか。あなたはイタドリをとって来れますか。オナモミは有名な短日植物ですが、小さい頃あなたはオナモミのことを何という名前で呼んでいましたか?
・・・・わからない?・・・そんなことでは困ります。
生物で受験するのだから、基本的な生物くらい知っているのが当然・・・・と考えている大学の先生は多いのです。特に最近の入試問題を見ると、いろいろな生物名が登場する問題が以前にも増して増加したように思います。
動物名もですが、何といっても受験生が苦手とするのは植物名、特に、身近な植物の名前です。教科書や問題集で知らない名前が出てきたら、こまめに図鑑などを使って写真や図を見て名前を覚えましょう。図鑑は図書館や本屋にあるものを使ってもいいですが、自分で買っておくと将来も役に立ちます。安上がりにしたい人は、古本でもいいですし、受験だけのつもりなら、小学生用の学習図鑑でも十分役に立つと思います。
3.高校の教科書をマスターしよう。
高校の先生の中には、教科書をほとんど使わないで授業を進めている場合もあるようですが、大学入試センター試験でいちばん大切なことは、高校生物の教科書を隅から隅まで、十分に学習することです。センター試験の問題を解く場合に、暗記しておかなければならないのは、高校の教科書に書かれている内容だけです。ですから、センター試験だけでよい人は、高校の生物Iの教科書をしっかり勉強して、内容をマスターすることがいちばん重要です。センター試験だけでよいなら、高校の教科書の勉強と過去問をしっかりやっておけば、かなりの高得点がとれるハズです。
私大や二次試験で、生物IIが必要な人も、まずは教科書の内容をしっかり理解するところから始めましょう。特に、進化などについて書かれた部分は、下手な参考書で勉強するよりも、高校の生物IIの教科書を使った方が、ポイントをついた説明になっていて、よいと思います。
4.覚えにくいものは、声に出して読み、紙に書いたり、描いたりして覚えよう。
生物の学習では、暗記は避けて通れません。生物で暗記しなければならない用語などは、英単語と同じように覚えていなければ、どうしようもありません。また、重要な用語については、その意味を説明できるようになっておく必要があります。英単語が書けたり、読めたりしても、その意味がわかっていないと役に立たないのと同じように、生物用語の意味が説明できなければダメだということです。
生物用語にはカタカナも多く、覚えにくいと思いますが、カタカナ用語は外国語だったり、生物の名前(和名)だったりします。外国語の場合、声に出して読んだり、紙に書いたりして覚えなければ、暗記するのは難しいでしょう。忘れるから、何度も繰り返して読んだり、書いたりする。楽をして覚えられる方法はないと思った方がいいでしょう。
生物名の覚え方は上述の通りです。