10時半からホテルで対面式。意外にも、と言っては失礼だが、ホストファミリーたちは時間前から集まりだし、ほぼ定刻どおりに始めることができた。
★写真左:ヒッポの説明。このあと、SADAもしました。★
★写真右:迎えにきてくれた、ホストママと、近所に住んでいるというJ君。二人とも、日本語ぺらぺらです。★
ホームステイのリストには、僕の受け入れ先が2軒載っていたので、そのもう1軒の家について訪ねると、妹の家だそうだ。名字もちがうし、住所も違うので、5泊のうち、3泊と2泊ぐらいで分かれるのかと思っていたのだけど、違っていた。今回のステイの話が来た時に、3人ぐらいなら妹の家に泊まれるので、そこに泊まらせて、自分が面倒をみようと思っていたらしい。でも、一人だけになったので、自分の家に泊めて、妹の家には、今日の夜だけ、みんなで泊まりに行くということになった。
ホテルから、車(あとできいたら、娘さんの車だそうだ。フィアット。)で30分ほどで、家があるコチア市に到着。コチア市はサンパウロの西、30kmほどのところにある。町並みは、あまり高い建物がなく、ちょっとマレーシアやインドネシアのようでもある。
リモコンで開閉する門に、すごい!とびっくりしながら家について、トイレや部屋を案内してもらい、家にいた娘、息子、その恋人に挨拶。調査票どおりの家族構成である。
昼ごはんは、ご飯に味噌汁、焼き魚にお新香に冷奴と、まったく日本と変わらない。しかもみんな日本語が達者だから、もう、ここはどこ?という感じ。
★写真左:ステイに入って初めての食事。★
★写真右:おやつのパネトン(PANETTONE)。クリスマス(NATAL)の季節だけに作られて売られるケーキ。スーパーでもたくさん見かけました。家にあったのを、「これ、持っていきなさい。」ともらってきました。★
ごはんのあとは、ヒッポからのお手紙と、おみやげをわたす。手紙は英語版と日本語版があったのだけど、お母さんは日本語のほうが読みやすいみたい。とにかく気さくなお母さんなので、おみやげは、とりあえず全部出してから、これは誰にしようか、これは誰にしようか、と相談しながらわたしていった。
家の隣の建物は工場になっていた。アスカという、使い捨ての下着を作る会社だった。(サイトはこちら→www.askka.com.br)ブラジルでも、ここだけだそうだ。「ステイ中、これを使いなさい。」と、6枚ほどもらった。工場は、今週から来週まで休みだそうで、人がいなかった。
次に、近所を散歩。と言っても、J君と自動車で、郵便局、J君の家、J君のお母さんが働く病院、ガソリンスタンドとまわった。あちこちで、子どもが凧揚げをしていている。凧は「ピッパ」というそうで、この後もステイ中、しょっちゅう見かけるたびに「ピッパ、ピッパ」と言っていたので覚えてしまった。
4時ごろにアチバイヤに向かって出発。約2時間で到着、妹さんが歓迎してくれた。アチバイヤはサンパウロ市の北、約60kmぐらいのところ。ここの家も、工場をやっていて、ジーンズのズボンを作っていた。
一休みしてから、妹さんが昔住んでいた家、今では花の栽培場に行ってみた。
★写真左:妹さんの家にあった、ジャブチカバの木。木の幹に花が咲いて、ぶどうのような実がなります。食べました。すっぱかったです。ここにかぎらず、どの家に行っても、庭には見たこともない果物の木がたくさんありました。★
★写真右:妹さんが以前に住んでいて養鶏場をやっていたところ。今は、花を育てています。右端の人が、管理をしてます。日本でおなじみのマリーゴールドは、ブラジルでは「死体の花」というそうです。ほかにも、日本にある花、ない花、たくさんの花がありました。ここにかぎらず、どこに行っても、花、野菜、果物、植物の種類の多さにはびっくりです。★
こちらは日が暮れるのが遅く、8時をすぎてやっと暗くなる。西の空に金星が輝くのは日本と同じ。でも、オリオン座の向きが、なんだか変。そんな中、街中のレストランで夕食。ブラジル料理。肉、サラダ、とうもろこしの粉で作ったフライドポテトのようなもの、ごはん、フェジョン。満腹。だけど、近所にアサイという果物のデザートがおいしい店があるというので、食べに行った。
★写真左:夕食。サラダに入っている白いものは、PALMITOと言って、ヤシの一種の茎です。アスパラガスみたいな感じかな。★
★写真右:アサイ。冷たくて、甘酸っぱくて、食感はちょっとシャリシャリとしていて、日本には無い食べ物です。右の袋は、上にふりかけたフレークの袋です。バナナも入れました。★
帰ってくると、11時。シャワーを浴びて寝る。
本日のブラジルの印象→とっても親切。
ブラジルで初めて知ったポルトガル語→ピッパ(凧)。韓国で「タクチ(メンコ)」を知ったときと同様、ホームステイならではの出来事。
(続く)