Ayam(鶏)の声で目が覚める。5時半。それからひっきりなしに鳴くAyamの声と格闘して寝ようとしたが、家族の話し声も聞こえてきて、6時半には完全に目が覚めた。蚊もCicakもいなくて、暑くもなく、よく眠れた。明け方はちょっと涼しい。
朝御飯はPisang(バナナ)の葉っぱでくるんだNasiと、Lempengという、韓国風のおこのみやきのようなもの(帰国後、韓国の「プチンゲ」と判明。Sedap.)と、野菜の煮た物など。飲み物は熱いMILO。MILOは、こちらではポピュラーな飲み物で、なんと喫茶店のメニューにもあった。
★朝食。手前左がバナナの葉でくるんだNasiで鶏肉が入っています。右がMILO。中央がプチンゲで、横のちょっと辛いタレをつけて食べます。★
「Yuji,boleh(可能) nike(乗) motor?」ときかれたが、僕は免許もないし、日本でも乗ったことがないので「Tidak,Saya tak boleh.」と答えると、Ibuは、さてどうしようか、といった表情。家には自動車が無いから、今日から1週間どうやってこの大男を運ぼうか、と考えていたに違いない。(結局、近いところは自転車で、遠くへはオスカーがステイしている家の自動車で移動することになったのだった。)
★移動手段の自転車。近所の子ども達も、たいてい自転車で走り回っていました。中学生くらいからはMotor(オートバイ)に乗ります。★
9時にオスカーの家に行く。IbuはMotor、僕は自転車。ほんの10分ほどだったから、距離にして5kmくらいだと思う。家の前の道はデコボコで走るのも大変だけど、舗装されたメインストリートを走ると、風が気持ちいい。とにかく緑が多い。家と家の間にはたくさんの木が植えられている。(というより、森だったところに道や家を造ったのかもしれない。)
★毎日自転車で走った道。この写真でいうと、右奥のほうが一面たんぼで、手前側に木に囲まれた家々が建っています。★
★写真左:オスカーの家。やはり高床です。★
★写真右:僕のIbu(左)とオスカーのIbu(右)。★
オスカーの家の子どもと、僕の家の子どもが結婚しているということで、Ibuどうしも仲良しだった。オスカーも自転車で、オスカーのIbuはMotorに乗り、みんなで近所を観光。
たんぼ || Ibuの
|| たんぼ | ||川|
←Tg.Karang市街 || | || |
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メインストリート || |
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|| オスカー 伊藤さん | || |
|| の家 の家 | || |
||
||僕の家 (家と家はそれぞれ数km離れていて、もちろん他にも家はある)
まず、家の前のSawah padi(たんぼ)を見る。Tg.Karangはお米の生産量がマレーシアで2番目ということで、見渡すかぎりの水田。でも、今はまだ何も植えられていないか、ちょっとだけ芽を出している程度だった。水田の用水路はコンクリートの立派なもので、韓国製だと言っていた。
★Ibuのたんぼ。2年で5回収穫できるそうですが、今は何も植えられていないようでした。中央の用水路の上を歩いているのはオスカーで、さらにずっと先に、Ibuが立っています。Ibuはひょいひょいと歩いていきましたが、僕は途中でギブアップしました。(結構高くて怖い)★
もう少し行くと、水田の水源と思われる、Sungai(川)に着いた。幅20mはありそうな大きい川だった。
★川で、Ibuと。★
★ボート乗り場で。僕の隣の2人は、ボート屋さん?★
帰りに伊藤さん(東京・下町地域)がステイしている家によった。
★伊藤さんがステイしていた家。ここは平屋でした。右の入り口が3つある小屋が、トイレやマンディの部屋。★
伊藤さんの家で昼食をごちそうになった。この家では床に座らず、椅子とテーブルで食べるが、やはり手で食べる。Ibu達は先に帰ってしまい、僕とオスカーは残った。伊藤さんがフィルムを現像に出したいと言うと、Ayaが自動車を出してくれたので、僕たちもみんな乗ってTg.Karangの市街へ。市街地までは車で15分ほど。僕も撮影済みのフィルムを1本持っていたので、出した。写真は翌日できるということだった。ついでにJalan−jalan。服屋、菓子屋などを見るが、特に買いたい物は無し。
★市街地の写真店。★
伊藤さんの家に戻り、しばらくのんびりとする。が、することがないので飽きてくる。16時前にオスカーの家から迎えがあり、そちらに移動。しかし、ここでも待てど待てど僕のIbuは迎えにこない。(後で聞いたら、オートバイがパンクして大変だったらしい。) 自分で帰ろうかと思ったけど、その時はまだ道がわからなかった。
あまりに退屈そうだったのを見かねたのか、オスカーの家の息子が、近所をJalan−jalanしようと誘ってくれた。今朝見たたんぼの用水路のところにいくと、7、8才の男の子が数人遊んでいて、2人ぐらいはそこでMandiしていた(笑)。
★写真左:用水路で遊んでいた子供達。★
家へ戻るとちょうどIbuが迎えに来た所。Ibuがオスカーにも、一緒に来いと言うので、一緒に僕の家へ。
家には、誰もいなかった。孫達はみな、親の所に行っているらしかった。そういえば今日は日曜日だ。それで寂しいのでオスカーを誘ったらしい。Ibuはしきりに、オスカーに泊まっていけと言っている。その上、一緒に夕食を食べているうちに大雨になってしまった。こりゃ本当に泊まることになるかな、と思っていたが、やがて孫達が自動車で帰宅、オスカーはその車に乗せてもらって帰ることができたのだった。
帰ってきた孫達、1人増えてる(笑)。5才のAziziという男の子。Nadiaの弟らしい。
★左の男の子がAzizi。★
今日も22時40分寝る。
(続く)