どうも、すっきりしない。なんでだろう、と考えてみた。出発3日前から歯が痛くて、前日に休みだった病院で応急処置をしてもらって出発したとか、2日目まで、体調がどうにも悪かった、というのもある。
エクスチェンジクラブの受け入れ、ということで、ホストが「ヒッポのことを解っている」と思っていたのに、実はぜんぜんわかっていなかった、というのもある。
最初の日、「どこに行きたい?」ときかれ、「あ、連れて行ってくれるのかな、観光に来たんじゃないんだから、どこでもいいんだけどな。」なんて思ってて、「セントーサ島は?」「ウビン島は?」などと言われて、当然「うん、行きたい。」って答えたら・・・しかし、それは日本人だけで行くことになっていた、というのもある。
「何をしたいか?」が、明確に伝え切れなかった、というのもある。
そして、もうひとつ、共有するものが無かったんじゃないか、ということ。
知らない人間どうしが、いきなり1週間も一緒に生活するという時、なにか共有できるものが必要なんだな、と痛感した。韓国のステイの場合は、テープやCDの音、ファミリー活動まで同じで共有できるから、とっても楽しかった。
では、ほかの国の場合はどうだろう? 去年行ったロシアの場合は、ソーニャという赤ちゃんの存在が大きかった。マレーシアでも、上海でもそうだったけど、子どもがいるだけで、ホストとの間をうめてくれる。子は鎹(かすがい)、とはよく言ったものだ。
台湾では、ホストが独身で家族がいなかったけど、職業が同じで、職場(学校)に連れてもらって、共有できるものがたくさんあった。
ファミリーでSADAをするのも、時間と場を共有して、仲良くなるためだよね。
ということで、ステイのあり方、過ごし方について、考えさせられたステイであった。
(続く)