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 弘安5年(1282年)10月21日に大聖人の御遺骨を奉じて池上邸を出発なされた日興上人一行は同月25日に身延山へと帰山しました。

このことを知った地頭・波木井実長は悦びの文を日興上人に送っています。

 のちに謗法をことごとく犯し、日興上人の身延離山を決意させることになる波木井実長も、この時はまだ、純粋に信仰に励んでいた様子が伺えます。