今日の予定は車検見学です。
と、和田夫妻が、フランスのガイドブックで見た、エズ(EZE)と言う町に行ってみたいそうだ。
この町はモナコの隣にあるらしい、と、言うわけで、多数決でそちらも見に行くことに決定。
ワークスの車検は12時半から始まると言うことなので、それに合わせてゆっくり出発。
車検場は普段は花の市場らしい、大きな建物の中で行われます。
と、遠くからラリーマシンの音が・・・・
フォード・ワークスの3台の登場です。
しばらくするうち、今度はスバル・ワークス3台が現れました。
昨日見られなかったインプレッサWRCとごたいめ〜んです。
三菱も現れ、3ワークスがずらりと並びました。をを〜、なんと壮観な眺めだ!!
ほかのワークスも揃ってから一斉写真を撮ってやろうと思っていると、あらら、車検場のある上の
フロアに向かって移動を初めてしまいました。な〜んだ、がっかり。(^^;;
上のフロアに上がったものの、まだすぐに車検が始まりそうにはありません。
ずら〜っと並んで待っているうちに、プジョー、シュコダ、ヒュンダイ、セアトも現れ、
ワークス勢揃いです。\(^^)/
来た車を見て(さわって(^^;;)いるうちに、やっと車検が始まりました。
最初にきたフォードからです
前に移動して、ボンネットを開けてごぞごそ・・・どっかの封印か何かでしょうかね。
書類にごそごそ記入して、ステッカーを張り付けて車検は終了、終わった車からとっとと走り去って行きます。
車検場の入り口の方に戻ってみると、有力プライベーターのマシンが車検を待っていました。
これはグリフォーネのカローラWRC。今年のイタリア選手権のチャンピオンカーです。
実は2000年スペック?とか言われているマシンです。
イタリア選手権を走っているベテラン、クニコ選手のインプレッサ。
#クニコはエスコートで勝ったことがあるのです、プライベーターとはいえ、侮れません。
マルティンのカローラ。
彼は来年スバルワークスに抜擢された若手です。
ラリーアート・イタリー、アギーニのランサーエボGr.A。
三菱はワークスマシンをプライベーターに放出しないので、
これはプライベータが作ったカスタマースペックのマシンです。
ワークス放出WRカーだらけのイタリア選手権では、だいぶ苦労したんじゃないかな。
フィアットプントのキットカー。
幅をぐーんと拡げてあると、ただのちっちゃい車でもすごい格好いいです。欲しくなってしまう。(^^;;
去年まではWRカーより速かったF2キットカーの、プジョー306MAXI。
今年は総合優勝こそ狙えそうにありませんが、それでも1台出場します。普段はイタリア選手権を戦っているマシンです。
こんな感じで、日本じゃ写真でしか見ることのできなかったラリーマシンが次から次へと。は〜・・・ うっとり。(爆)
だいぶお腹いっぱい(^^;;になったので、車検場を後にする事にしました。
モナコは、サンレモから高速で30分ぐらい、実はすごく近くにあるのです。
高速を飛ばして、同じユーロの中なんでパスポートも何にもなしにフランスに突入していきます。、
と言ってもそれと判ったのは、標識がイタリア国内の物とは変わったからなのです。
高速は山の中腹を走っているので、インターチェンジを出てからはどんどん山を下りていきます。
見晴らしが良いところで休憩、下〜の方にモンテカルロ市街地が見えます。
をを!あれが〜〜!と、ちょっと感激。
どんどん山を下りていくと、道は狭いしあちこち渋滞してるし・・・結構ちまちましてるなぁ・・・
モンテカルロでは観光バスは相当制限を受けるらしく、指定の所以外、駐車どころか乗客の乗降が禁止なんだそうな。
そのため、最初はまずF1のコース上、カジノ辺りで降ろしてもらって、
しばらくしてからまたピックアップして貰うという案は却下。松原さんが運ちゃんと一所懸命交渉してくれるが、なかなか
良い案がでない・・・
結局、まずは普通の観光客と同じでまず王宮に行くことに決定。
と、その途中、なにげにF1のコース上を通ってるじゃ無いですか!サンテボーテから上がってきた所かな。
油断も隙も有ったもんじゃない。(^^;;
市街地を通り過ぎて、駐車場にやっと停車。エレベーターに乗って上に出ると、 なんとも観光地〜な町並みに出ました。しばらく人の流れの通りに歩くと、 有りましたモナコ王宮。
なにやら正面に人だかりが出来ているので行ってみると、どうやら衛兵の交代時間らしい。
ラッキーちょうど良いタイミング、衛兵の交代を見る。でも、さすがにここは衛兵のすぐ脇までは行けないのだなぁ。
観光客が多すぎだね。<自分のことは棚に上げている
そう、日本人多いね、サンレモにはほとんど居なかったのに。(^^;;
王宮の反対側からは、モンテカルロ市街地を一望できた。
手前にヨットハーバー、その向こう側にはF1のトンネルが見えるのだ。
王宮見学はこのぐらいにして、さて、本題のF1のコースの散策に向かいます。
ちょっと迷いながらもバスに戻って、市街地に戻ります。
と、なにげに横を見ると、赤白の縁石が有ったりして・・・やや、この広場はもしかしてピットでは・・・
とても狭い、なるほど新参チームは外にはじき飛ばされる訳だ、とか納得しながら、
プール脇を走ったり、シケインの所を通ったりしながらトンネル出口に向かいます。
トンネルの出口には、観光バス用の乗降場所があって、ここでみんな乗り降りする事になっていると言うこと。
我々もここで降りて、市街地散策です。
トンネルの中はこんな感じ。
こんな狭い所を全開のF1が走る・・・なんて無茶なことするんでしょう。
直前の車がエンジンブローしたら、それを避けるなんて到底無理と言うのが良く判ります。
トンネルから、市街地の方に上がるには、またエレベーターを使います。
エレベーターから出て下を覗くと、さっきバスから降りたトンネル出口がこんな風に。
海が真っ青できれいですね〜
街側に出てみると、そこはいきなりF1のコース上。
こんな何でもない所を走るなんて、色々本やTVで見聞きしては来ましたが、実物を見るとやっぱりびっくりです。
路面を見ると、ガードレールを立てるための穴を隠す鉄板が有ったりして、 ここがコース上だと言うことがヒシヒシと伝わってきます。
コース脇には有名どころの店がずら〜っと並んでいたりとか・・・
カジノはなかなか立派な建物です。
#時間がなくて中は覗きませんでしたが
その前庭をぐるっと回るようにF1のコースになる道が有るのですね・・・
カジノ周辺を最高点として、F1のコースはどんどん海に向かって下って行きます。
F1のTV中継の時はガードレールで周りがぜんぜん見えなくなっていますが、
実はコースサイドの町並みはこんな風になっていたんだ、とまたまたびっくり。
たとえば、カジノスクエアからミラボーの手前のストレート、左側にちょっと盛り上がりが有って、
みんなそこをよけて走っていくんですが(この写真の横断歩道の先の部分)
その盛り上がりは山側に脇道が一本有るためなのだ、なんて初めて判りました。
さらに結構急な下り坂を進んで行くと、ものすごく急なカーブが現れました、ローズヘアピンですねぇ。
ここで記念写真。[この集合写真:大西氏より]
海側にでました、ポルティエのコーナーから見たトンネル入り口です。
トンネルを抜けて、出口でバスに拾って貰ってモナコ散策は終了です。
時間が無くて全部を回ることは出来ませんでしたが、それは次回!?のお楽しみ・・・
モナコを後にして、エズの街に向かいます。
モナコとニースの中間に有るようです。
なんでもエズは中世の町並みがそのまま残っているんだそうで、 また、結構有名な香水工場があるんだとか。
と、見えてきました、海からそびえ立った山の頂上付近に古い町並みが固まっています。
なかなか趣のある街に見えますねぇ・・・
街の入り口までしか車は入れないので、徒歩で上まで向かいます。
途中には、教会や、土産物屋さんが並んでいます。
一番頂上の部分はなぜか熱帯植物園。サボテンが生えています。
もちろん入場料を取る。江ノ島とおなじ事しているのか、どこの国も同じ様なことするなと、
変なところで感心。
でも、その甲斐あって、上からの景色は絶景、地中海が遠く見渡せます。
ガイドブックによれば、コルシカが見えることも有るんだとか。
でも、霞んでしまっていてとてもむりでした。
サンレモに戻り、なぜか夕飯は中華。スープとか、ちょっと予想と違う物が来たものの、
まぁそれほど外れでもなく、ごちそうさま。
ホテルに帰ってお休みなさい。明日は早いぞ!