サンレモラリー ツアー3日目
2000/10/19(木)

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車検場

今日の予定は車検見学です。
と、和田夫妻が、フランスのガイドブックで見た、エズ(EZE)と言う町に行ってみたいそうだ。 この町はモナコの隣にあるらしい、と、言うわけで、多数決でそちらも見に行くことに決定。

ワークスの車検は12時半から始まると言うことなので、それに合わせてゆっくり出発。
車検場は普段は花の市場らしい、大きな建物の中で行われます。

着いてみると、まだ何もない、がらんどうの状態・・・(^^;;
何軒か出ていた、ラリーグッズを売る屋台を覗きます。ついまた、今度は帽子を購入。 日本じゃ絶対売ってない様なものを買ったのだ。

と、遠くからラリーマシンの音が・・・・
フォード・ワークスの3台の登場です。

しばらくするうち、今度はスバル・ワークス3台が現れました。

昨日見られなかったインプレッサWRCとごたいめ〜んです。

三菱も現れ、3ワークスがずらりと並びました。をを〜、なんと壮観な眺めだ!!

ほかのワークスも揃ってから一斉写真を撮ってやろうと思っていると、あらら、車検場のある上の フロアに向かって移動を初めてしまいました。な〜んだ、がっかり。(^^;;

上のフロアに上がったものの、まだすぐに車検が始まりそうにはありません。
ずら〜っと並んで待っているうちに、プジョー、シュコダ、ヒュンダイ、セアトも現れ、 ワークス勢揃いです。\(^^)/

来た車を見て(さわって(^^;;)いるうちに、やっと車検が始まりました。
最初にきたフォードからです

車検って何やるのかと思えば、対したことはやりません。
重量を計って、ライトがちゃんと全部付くかチェックして、ホーンが鳴るか確認して・・・と言ったところ。

前に移動して、ボンネットを開けてごぞごそ・・・どっかの封印か何かでしょうかね。

書類にごそごそ記入して、ステッカーを張り付けて車検は終了、終わった車からとっとと走り去って行きます。

車検場の入り口の方に戻ってみると、有力プライベーターのマシンが車検を待っていました。

これはグリフォーネのカローラWRC。今年のイタリア選手権のチャンピオンカーです。
実は2000年スペック?とか言われているマシンです。

イタリア選手権を走っているベテラン、クニコ選手のインプレッサ。
 #クニコはエスコートで勝ったことがあるのです、プライベーターとはいえ、侮れません。

マルティンのカローラ。
彼は来年スバルワークスに抜擢された若手です。

ラリーアート・イタリー、アギーニのランサーエボGr.A。
三菱はワークスマシンをプライベーターに放出しないので、 これはプライベータが作ったカスタマースペックのマシンです。

ワークス放出WRカーだらけのイタリア選手権では、だいぶ苦労したんじゃないかな。

フィアットプントのキットカー。
幅をぐーんと拡げてあると、ただのちっちゃい車でもすごい格好いいです。欲しくなってしまう。(^^;;

去年まではWRカーより速かったF2キットカーの、プジョー306MAXI。
今年は総合優勝こそ狙えそうにありませんが、それでも1台出場します。普段はイタリア選手権を戦っているマシンです。

こんな感じで、日本じゃ写真でしか見ることのできなかったラリーマシンが次から次へと。は〜・・・ うっとり。(爆)
だいぶお腹いっぱい(^^;;になったので、車検場を後にする事にしました。


モナコ

モナコは、サンレモから高速で30分ぐらい、実はすごく近くにあるのです。

高速を飛ばして、同じユーロの中なんでパスポートも何にもなしにフランスに突入していきます。、 と言ってもそれと判ったのは、標識がイタリア国内の物とは変わったからなのです。
高速は山の中腹を走っているので、インターチェンジを出てからはどんどん山を下りていきます。
見晴らしが良いところで休憩、下〜の方にモンテカルロ市街地が見えます。
をを!あれが〜〜!と、ちょっと感激。

写真を撮ったりしてうろうろしていると、新型のアルファ、147がゾロゾロと下の方から上がってきます。 ほほ〜なかなか新型格好いいなぁ・・・
帰国後しばらくすると、あちこちの自動車雑誌にここでの147試乗記が載っていました。

どんどん山を下りていくと、道は狭いしあちこち渋滞してるし・・・結構ちまちましてるなぁ・・・
モンテカルロでは観光バスは相当制限を受けるらしく、指定の所以外、駐車どころか乗客の乗降が禁止なんだそうな。 そのため、最初はまずF1のコース上、カジノ辺りで降ろしてもらって、 しばらくしてからまたピックアップして貰うという案は却下。松原さんが運ちゃんと一所懸命交渉してくれるが、なかなか 良い案がでない・・・
結局、まずは普通の観光客と同じでまず王宮に行くことに決定。

と、その途中、なにげにF1のコース上を通ってるじゃ無いですか!サンテボーテから上がってきた所かな。
油断も隙も有ったもんじゃない。(^^;;

市街地を通り過ぎて、駐車場にやっと停車。エレベーターに乗って上に出ると、 なんとも観光地〜な町並みに出ました。しばらく人の流れの通りに歩くと、 有りましたモナコ王宮。

なにやら正面に人だかりが出来ているので行ってみると、どうやら衛兵の交代時間らしい。
ラッキーちょうど良いタイミング、衛兵の交代を見る。でも、さすがにここは衛兵のすぐ脇までは行けないのだなぁ。 観光客が多すぎだね。<自分のことは棚に上げている
そう、日本人多いね、サンレモにはほとんど居なかったのに。(^^;;

王宮の反対側からは、モンテカルロ市街地を一望できた。

手前にヨットハーバー、その向こう側にはF1のトンネルが見えるのだ。

王宮見学はこのぐらいにして、さて、本題のF1のコースの散策に向かいます。
ちょっと迷いながらもバスに戻って、市街地に戻ります。

と、なにげに横を見ると、赤白の縁石が有ったりして・・・やや、この広場はもしかしてピットでは・・・ とても狭い、なるほど新参チームは外にはじき飛ばされる訳だ、とか納得しながら、 プール脇を走ったり、シケインの所を通ったりしながらトンネル出口に向かいます。

トンネルの出口には、観光バス用の乗降場所があって、ここでみんな乗り降りする事になっていると言うこと。
我々もここで降りて、市街地散策です。

トンネルの中はこんな感じ。
こんな狭い所を全開のF1が走る・・・なんて無茶なことするんでしょう。

直前の車がエンジンブローしたら、それを避けるなんて到底無理と言うのが良く判ります。

トンネルから、市街地の方に上がるには、またエレベーターを使います。

エレベーターから出て下を覗くと、さっきバスから降りたトンネル出口がこんな風に。
海が真っ青できれいですね〜

街側に出てみると、そこはいきなりF1のコース上。
こんな何でもない所を走るなんて、色々本やTVで見聞きしては来ましたが、実物を見るとやっぱりびっくりです。

路面を見ると、ガードレールを立てるための穴を隠す鉄板が有ったりして、 ここがコース上だと言うことがヒシヒシと伝わってきます。

コース脇には有名どころの店がずら〜っと並んでいたりとか・・・

カジノはなかなか立派な建物です。
#時間がなくて中は覗きませんでしたが

その前庭をぐるっと回るようにF1のコースになる道が有るのですね・・・

カジノ周辺を最高点として、F1のコースはどんどん海に向かって下って行きます。

F1のTV中継の時はガードレールで周りがぜんぜん見えなくなっていますが、 実はコースサイドの町並みはこんな風になっていたんだ、とまたまたびっくり。
たとえば、カジノスクエアからミラボーの手前のストレート、左側にちょっと盛り上がりが有って、 みんなそこをよけて走っていくんですが(この写真の横断歩道の先の部分) その盛り上がりは山側に脇道が一本有るためなのだ、なんて初めて判りました。

さらに結構急な下り坂を進んで行くと、ものすごく急なカーブが現れました、ローズヘアピンですねぇ。

ここで記念写真。[この集合写真:大西氏より]


海側にでました、ポルティエのコーナーから見たトンネル入り口です。

トンネルを抜けて、出口でバスに拾って貰ってモナコ散策は終了です。
時間が無くて全部を回ることは出来ませんでしたが、それは次回!?のお楽しみ・・・


エズ

モナコを後にして、エズの街に向かいます。
モナコとニースの中間に有るようです。

なんでもエズは中世の町並みがそのまま残っているんだそうで、 また、結構有名な香水工場があるんだとか。

と、見えてきました、海からそびえ立った山の頂上付近に古い町並みが固まっています。 なかなか趣のある街に見えますねぇ・・・

街の入り口までしか車は入れないので、徒歩で上まで向かいます。
途中には、教会や、土産物屋さんが並んでいます。

一番頂上の部分はなぜか熱帯植物園。サボテンが生えています。
もちろん入場料を取る。江ノ島とおなじ事しているのか、どこの国も同じ様なことするなと、 変なところで感心。

でも、その甲斐あって、上からの景色は絶景、地中海が遠く見渡せます。
ガイドブックによれば、コルシカが見えることも有るんだとか。 でも、霞んでしまっていてとてもむりでした。

サンレモに戻り、なぜか夕飯は中華。スープとか、ちょっと予想と違う物が来たものの、 まぁそれほど外れでもなく、ごちそうさま。
ホテルに帰ってお休みなさい。明日は早いぞ!


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