サンレモラリー ツアー6日目
2000/10/22(日)

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Leg3
パルクフェルメ

今日はいつもより遅い出発。山奥に行くのは止めたからです。
まずはパルクフェルメに行く事に。

遅いといってもまだ真っ暗な中、ホテルを出発してぞろぞろ港の方に歩いていきます。
港の突先にず〜っと行くと、有りましたラリーマシンがずら〜っと並んでいます。 もちろんパルクフェルメですから、立ち入り禁止です。

しばらく待っていると、チームの車が走ってきました。中からドライバーとコ・ドライバーが降りてきて、 パルクフェルメの入口でオフィシャルと談笑。なにやらチェックして、自分のマシンに向かっていきました。
チームによって、吹きっさらしのマシンと、ちゃんとカバーを掛けているマシンが有りますね。
モンテカルロでエンジンが掛からなくなったりとか、痛い目に遭っているチームがありますからねぇ。


そうこうしているうちに、続々とドライバーがやってきました。ここぞとばかりにサイン責めにしてますねぇ。
まだドライバーも朝早くで余裕がありますから、余裕でサインしてくれますね。しかも、順番にやってくるから貰う方も貰いやすい。(^^;;
ここまでなかなか本命のエリクソンのサインが貰えなかった林さんも、とうとうここでサインを貰って、2ショット写真も撮って貰って大喜び。(泣きそうだったねぇ)


朝のサービスパーク

パルクフェルメから、サービスパークに向かっていくと、毎日の恒例、スタートランプからマシンが出発していきます。 さすがにこの時間だと、少しの人しか見て無いんですけどね。


サービスパークに入っていくと、スタート順が後ろの方のシュコダがちょうどサービス中。

横を見ると、リフューエリングポイントが有りました。なるほど、こうやって燃料補給するんですねぇ。

ラリーが始まる前と違って、トップワークスの居る方には一般人は入れません。 しょうがないので通れる浜辺を奥の方に向かっていくと、スバルのサービスの外側に出ました。
昨日リタイヤしてしまったバーンズの車が馬に乗って置いてあります。派手に壊れている訳では無いですよねぇ、もったいないなぁ・・・
ここぞとばかりにボンネットの中身、よーく見せて貰いました。(^^;;

もうそろそろ、いったんホテルに戻りましょうか。
せっかくですから、戻る途中でコーヒーでも飲みましょう、ってことで店に。まだ朝早いのに済みませんねぇ。
さすがイタリアのコーヒー、ちっちゃいカップに濃〜いコーヒーです。これでちょっと目が覚めました。


ゴール


ゴール前の仮設スタンドはあんまり大きくない。ので、早めに行って場所取りしなければいけなさそうです。 ふらふら出店を見て、スタンドに行くと、もう良い所は一杯です。 写真も撮ってやろうと思っていたので、一番上の段に上がりました。まだ1時間以上時間がありますが、しょうがありません。立って待っていましょう。

まだ準備が終わっていないようですね、スロープの横に、シクラメンのプランターを置いたりしています。
反対側では、トロフィーを並べていますよ。完走したクルー全員に行き渡るように、たくさん有りますね。


なんかだいぶ騒がしくなってきましたね、もうそろそろイベントが始まるんでしょうか・・・

を、なんかニーちゃんが出てきましたね、前振りが始まりましたよ。
を! なんか盛り上がってます。でも、イタリア語なんで何言ってるかさっぱり判りません。(^^;;
きれいな女性が出てきましたね、女優さん?歌手? まぁ、イタリアのな<にかのタレントさんですね。ん〜盛り上がってきました。

なんか、いかついオッさんがたくさん居ますね、SPですねぇ・・・偉い人が来るんですねぇ。
白バイ先導ですよ、なんか制服を着た偉そうな人が降りてきましたね・・・・誰なんでしょうかね・・・・

どうやら、ゲストは全部そろったみたいですよ。


さぁ、1・2フィニッシュのプジョーが入ってきました!
入口に2台並べて止めましたね。待っているようです・・・を、3位のマキネンも来ましたね。

さぁ、いよいよ表彰式の始まりです。まずは3位のマキネンからスロープを上がってきました。とっても嬉しそうです、 まぁ、前2台はスペシャリストですし、久々に良い成績で気持ちよく走れたので、いい気分なのではないでしょうか。

2位のデルクールは問題がいろいろあったし、あまりいい気分じゃなかったらしいですね。でも、一応にっこりしては見せてくれました。


さあ、いよいよ今回の優勝者、パニッツィがスロープを上がってきました。
よく写真で見る、表彰式のスタイルです・・・マシンの上に上がって、シャンパンをシュパパ〜ン〜! 観客席でも、前の方に座っていた人はちょっとかかったみたいですねー。
スロープの下で待ちかまえていたプジョーのスタッフが押し寄せてきました。みんな嬉しそうです。

優勝者インタビューをさっきの怪しげなニーちゃんがしてます。女優さん?も一緒に大喜びです。もちろん、何いってんだかさっぱり判りませんが・・・


3位まで揃ったところで、表彰式を行うようです。あ、だからマキネンとデルクールが下でダベりながら待ってたのか。
スロープの前に表彰台が置かれて、そこに6人が集合。フランス国歌が流れて、1位から順に表彰されました。まぁ、みんな自分の順番以外の時は落ち着かずにきょろきょろしてるんですけどね(^^;;


4位以下は、スロープの上で紹介されて、小さなトロフィーを貰うだけになります。
4位のグロンホルムはこれで1歩、今年のチャンピオンに近づいたので大喜び。


N優勝はイタリアの若手ガリです。松原さんがお気に入りだったので、これはめでたい。

去年のNチャンピオン、今回はN3位のトレレスがスロープ上に上がったら、私たちのすぐ下の席で見ていた観客が大騒ぎ。なんとウルグアイから来たのでしょうか、国旗を振り回してのトレレス大応援団でした。
女性クルーがスロープ上に上がると、小さなトロフィー以外に、シクラメンの鉢植をプレゼントしています。さすがサンレモ、シクラメンの産地だけあります。

そんなこんなで、用意されていたトロフィーの数から考えて、完走者全員がここに上がるんでしょう。 全部見ているとさすがにキリがないので、もうそろそろ退散、1回ホテルに戻る事にしましょう。


チェルボ

午後は自由時間です。せっかくバスを確保してますから、近場に観光に出かけましょう。もう疲れた、ってことで、三好さん他数名はパス。サンレモに居残りです。
バスの運ちゃんお勧めの、いかにも古いイタリアって所に連れて行って貰う事にしました。
なんでも高級オリーブ油の産地で、中世のころは貿易で栄えたらしい、こじんまりとした所に連れて行ってくれるようです。
あとでいろんな観光ガイドを見ましたが、どれにも載っていませんでしたから、日本人にはまるで知られていないようですね。

途中、「私の家はあそこだ〜」みたいなことを運ちゃんが言いながら、海岸線の国道をとことこ走っていくと、目的地のチェルボに到着です。
チェルボは、岬になっている所の崖上にへばり付くような町でした。


町の中には車が一切入れない、との事なので、町の1番上の駐車場にバスを入れて貰う事に。途中、周りはぜんぶオリーブ畑です。さすがオリーブの産地。

中は石造りの、昔ながらの町並み。いい雰囲気です。
脇には、昔の骨董品が飾ってあるところがあったので見学させて貰いました。
昔の貿易をしていた頃の壺とか、道具とか。きれいな物もあって、なかなか。
屋上からは、海が見晴らしよくみえました。

残念ながら、今日は日曜日。オリーブ油屋さんはお休みのようです。しょうがない、どこか別の所で買いましょう。


町の中を下の方に降りていくと、大きな教会があります。そ〜っと中をのぞいて見ると、をを、すばらしい。
小さな町なのに、こんな立派な教会が有るというのは、昔に貿易で相当繁栄した証拠のようです。

おみやげやさんには、ピノキオの人形がたくさん。
ピノキオはイタリア北部のお話なんですね。

ゆったりとお茶をしていると、下の駐車場からバスの運ちゃんが手を振っています。さて、もうそろそろ帰りましょう。

帰りの車窓からは、地中海に沈む夕陽が・・・

帰りに、チェルボで買えなかったオリーブ油を買いに、スーパーに。大きなスーパー以外は、日曜日は閉まってしまうと言う事で、また先日きたスーパーでお土産の買物です。
オリーブ油は日本で売っているのと違って、すこし濁っています。この方が良い物なんだそうな。他にも、日本ではあまり見ない種類のパスタとかを買いました。 棚にずら〜〜〜っといろんな種類の物が並んでいたので、相当目移りしましたねぇ。どんな味なのか、楽しみです。

今日はサンレモ最後の日ですから、夕飯はみんなでレストランに行って食べましょう。デザートまで食べて満足。(^^)/
ホテルに帰ると、別の部屋から「お〜い、三好ぃ」と、三好さんを呼ぶ声が。どうやら、顔見知りのカメラマンの様です。
「新井も来てるぞぉ」なんて言ってますので、このあと三好さんはここで1杯だったのでしょうか・・・

さて、明日はとうとう帰国です。おやすみなさい。


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