1997年6月23日更新
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今日のひとこと
1997年6月22日
今日は一日、ジメジメしていました。梅雨のせいか、はたまた過労のためか、どうも体調がすぐれません。
さて、明日は仕事で広島へ出かける日です。毎週、新幹線に乗っていて思うことを少々・・・。
二階建て新幹線や「グランドひかり」ができた頃から、新幹線がホームに入ってくると、先頭車両の頭の部分についた血痕が目につくようになりました。この血痕の多くは、ハトやカラスのような鳥がはねられて着いたものだと思うのですが、「のぞみ」の出現でますます目につくようになりました。
新幹線は確かに便利だし、これがなかったら私のような仕事も成り立たないのですが、でも、いったい、1日に、1か月に、1年に、どれほどの鳥や獣が新幹線の犠牲となっているのだろうか・・・と考えると、ちょっと嫌な気分になってきます。
もっとも、動物が犠牲になるのはなにも新幹線に限ったことではないですね。毎日、沢山の鳥たちが飛行機のエンジンに巻き込まれて死んでいるでしょうし、国道や高速道路でも毎日のように、キツネやタヌキ、時にはニホンザルなども犠牲になっています。
かく言う私も、自動車で長距離を運転すると、数え切れないほどの虫たちを跳ね飛ばして殺しています。雨の日には、沢山のカエルやイモリなどもひき殺されてミンチになっていきます。
こういう事を書くと、「動物がかわいそう」とすぐ考えてしまうものですが、私たちの今の生活は多分にこのような数多くの生物の犠牲の上に成り立っているということも忘れてはいけないでしょう。「私はそんなむごいことはしていない・・・」という人だって、毎日食べている食料や着ている服などは、きっとトラックなどが輸送してきたはずです。つまり、実はみんな、間接的に加担している、加害者なのです。
だからと言って、他の生物のことを考えなくてもいいということには、もちろんならないのですが、いくら考えても、みんながうまくいくという虫のいい話にはならないような気もします。
だけども、少しでも犠牲を減らす努力くらいなら、きっとできます。
やりましょう。
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