アカツメクサで吸蜜するオオモンシロチョウ♂(北海道岩内町)<禁無断転載>
まだ工事中で不完全です。
オオモンシロチョウの仲間
オオモンシロチョウPieris brassicaeの仲間には、オオモンシロチョウと同じPieris属(狭義)に属するパミールオオモンシロチョウPieris deotaとエチオピアオオモンシロチョウPieris brasicoidesのほか、モンシロチョウArtogeia rapaeを含むArtogeia属(注:Pieris属に含める研究者も多い)に属するエゾスジグロシロチョウArtogeia napiやスジグロシロチョウArtogeia melete、タイワンモンシロチョウArtogeia canidiaなどがいます。
以下は、私(藤井)が考えているグルーピングです。
Pieris属 オオモンシロチョウ属
Pieris brassicae オオモンシロチョウ
P. deota パミールオオモンシロチョウ
P. brassicoides エチオピアオオモンシロチョウ
Artogeia属 モンシロチョウ属
napi-melete群
Artogeia napi エゾスジグロシロチョウ
注:本種には地理的変異が多く、いくつかの種に分割されることもある。
A. bryoniae
A. ochsenheimeri
A. ergane
A. stoetzneri
A. virginiensis
A. melete スジグロシロチョウ
A. ajaka
extensa群
rapae群
A. rapae モンシロチョウ
A. tadjika
A. manni ミナミシロチョウ
A. canidia タイワンモンシロチョウ
A. krueperi
A. mahometana
dubernardi群
A. dubernardi
A. tibetana
A. kozlovi
A. shaerpae
A. davidis
A. davidia
世界のオオモンシロチョウ
ssp. brassicae 原名亜種
- 分布:ヨーロッパ〜西アジア、シベリア、沿海州(近年になって侵入)、北海道・青森県(1996年?、侵入)、チリ(1971年侵入)
ssp. nepalensis アジア産亜種
- 分布:中央アジア〜ヒマラヤ・中国南部の高地、香港(近年になって侵入?)
ssp. cheiranthi カナリア諸島産亜種
- 分布:カナリア諸島、アゾレス諸島、マデイラ諸島
その他のオオモンシロチョウ属
パミールオオモンシロチョウPieris deota
- 分布:中央アジア高地(パミール高原〜カシュミール)
エチオピアオオモンシロチョウ Pieris brassicoides
- 分布:エチオピア高地
モンシロチョウ属
モンシロチョウArtogeia rapae
- このページは、農業関係者ならびにオオモンシロチョウに興味をもたれた方に最新の情報を提供します。なお、本年(1996年)の発生経過およびオオモンシロチョウの生態等については、日本鱗翅学会誌「やどりが169号」(1997年5月発行)に詳しく掲載されていますので併せてご利用下さい。
やどりが169号の別刷りを希望される方は、今日の一言(1997年6月9日)をご覧ください。
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