後 編


 前日と打って変わって二日めは好天。龍華寺の山腹から桜の下に富士山を遠望することができました。富山の山号がついているくらいで、ここからの眺めは絶景です 。

視界をさえぎる送電線が邪魔なので消したのをご覧に入れます

龍華寺から望む富士山

行ってみたい方は 龍華寺 参観御案内 をどうぞ


 清水と言えば 次郎長 さんを忘れてはいけません。ここ梅陰禅寺には次郎長の墓があります。墓石を削り取る輩がいるためでしょうか、堅固な柵で守られていました。悪がきだったせいか、養子に出されあちこちたらい回しにされたようです。

詳しくは次郎長をご覧ください

梅陰禅寺 次郎長像


 府中、駿府城址は桜祭り。この巽櫓は、姿勢100年を記念して1989年に再建されたもの。青空に櫓の白壁と桜が映えています。

駿府城 巽櫓


 城址は暑いくらいの陽射しの下、桜見物の人出で賑わっていました。お神輿も出たのでしょうか、祭り衣装の人たちがくつろいでいます。

駿府城址にて


 こちらも桜祭りに参加された方でしょうか。日本髪姿でバスに乗った私たちに手を振ってくれました。

日本髪姿の二人


 丸子宿丁子屋は、丸子橋のたもとにある広重も画題にした老舗。かやぶきの屋根の趣のある店構えです。店の右側に回っていくと売店があり、土産を売っている。
 私たちの昼食もとろろ汁だったのだが、丁子屋ではなく待月楼。山間に入ったところにあり、庭園もきれいに整備されている。少し歩けば吐月峰紫屋寺も近い。ここは、連歌師柴屋軒宗長が草庵を結んだところで、竹林と名月が名高い。

丸子 丁子屋

おまけの2 のれん特集


 昼食後の腹ごなし、ということで「蔦の細道」を登る。杉林の間の細く険しい上り道で、すれ違った3人組は本格的なトレッキングスタイルだった。汗をかきかき登りつくと明るい南向きの斜面。桜の花が咲き、のどかな鶯の鳴き音が聴かれた。

蔦の細道


 さらに旧東海道を進むと明治時代の宇津ノ谷トンネルにつながる。レンガで組んだトンネル内壁が時代を感じさせる。

宇津ノ谷トンネル


 初日が雨で二日目が快晴。これまで奇数回が晴れ、偶数回が雨だったので五分五分です。残り3回が快晴だと良いのですが。


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