その1


 今回から2泊3日、金曜日を休んでの「東海道」となった。まずは「ひかり」で浜松へ。
 浜松には「広沢町」がある。5月連休に中田島砂丘で行われる「凧揚げ」に行ったとき、広沢町のテントで町名の入った手ぬぐいを分けてもらったことがある。最近は、ステッカーも売っていて、これをサンニッパ(300mm.F2.8)レンズのフードに貼り付けてある。
 まず行ったのは、廃線となった遠州鉄道奥山線の跡の遊歩道。市街から北上し、二俣線を乗り越えて、引佐町奥山まで伸びていたそうだ。その途中で見つけたレリーフがこの写真。遊歩道には電車の車輪をかたどった柵が設けられていた。

遠州鉄道奥山線 跡のレリーフ


 次にたずねたのが「賀茂真淵記念館」。私の乏しい歴史知識では、江戸時代の国文学者ということは知っていても、浜松出身とは知らなかった。まして、その詳しい業績などはとてもとても。記念館の隣には、真淵を祭った県居神社がある。急坂を南へ下った所が真淵誕生の地で、広場として整備されている。 すぐそばの賀茂神社で大きく実が育ったびわの木を見つけた。

賀茂真淵像

詳しくは 浜松市立賀茂真淵記念館 をご覧ください


  東海道の並木は「箱根の杉並木」も良いが、やはり海辺を通っているので「松並木」が良く似合う。舞阪の松並木はきれいに手入れされていた。松並木を抜けると浜名湖。その手前に「仲町 常夜灯」が置かれている。台座ともで高さ2.7メートルある立派なものだ。

舞阪の松並木


 舞阪宿脇本陣を訪ねてから浜名湖弁天島の「浜名湖料理 はませい」で昼食。
 昼食後、浜名大橋で「今切口」を渡る。浜名湖は「海水湖」と思っていたが、明応の大地震(1498)までは淡水湖だったそうだ。さらにもっと昔は小さな内湾であったそうだが。 

詳しくは 浜名湖の誕生 をご覧ください

浜名大橋から見る遠州灘


  橋を渡って新居宿関所、正式には「今切関所」というそうで、1600年に設置されている。浜名湖を船で行き来するための「渡船場」が復元されている。
 新居から白須賀へ。白須賀へ入る入り口にある「汐見坂」、京から江戸への道程だとここで初めて太平洋と富士山が見える景勝地だそうだ。

白須賀の小学生


二川宿「本陣資料館」はきれいに整備されていた。資料館向かいの旧家に貼られていた琺瑯びきの看板が懐かしい。

二川本陣資料館


 本日の最後は岩屋観音。高さはそれほどでもないが、岩山で、鎖を伝いながら登った。ここだけが高いので周囲をぐるり見渡せる。山上に観音さんが立っていて新幹線からも見ることができる。途中の岩屋にはその名の通り石仏が安置されていた。

岩屋観音の頂上から


 本日の泊まりは駅ビルの中の「ホテルアソシア豊橋」、夕食は駅前を少し入ったところにある「むぎとろ」。

 その2へ続く


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