その3


 3日目の朝は「伊賀八幡宮」からスタート。境内では太極拳を演じる姿が見られた。そこから「大樹寺」へ。ここは松平家・徳川家の菩提寺で、正式名称「成道山 松安院 大樹寺」である。歴代将軍の位牌が安置されていて、その高さが実際の身長にあわせてある。ちなみに家康は159cm、秀忠が歴代将軍中もっとも背が高く160cm、家光が157cmと現代人と比べると少し小柄というくらいだが、5代綱吉は124cm、7代家継が135cmと現代では小人 (こびと)である。

詳しくは 大樹寺 をご覧ください

矢作川たもとの日吉丸(秀吉)と蜂須賀小六「矢作川出会之像」


 東海道を歩いているとツバメが飛び交っている。あちこちの軒先に巣を作っている。矢作川で「出会之像」を見た後、やっと和菓子屋さんの軒先で雛がいる巣を見つけた。

口を開けて餌を待つツバメの雛


  「八橋かきつばた園」はもう花の終わった後だった。名古屋に勤務していた頃に一度写真を撮りに来たことがある。そのときは花は見ごろだったが、猛烈な風が吹いていてスローシャッターで ぶれている杜若を撮った。
 知立公園の花菖蒲はちょうど見ごろで、夏日の陽気の中、たくさんの人が出ていた。ここの花菖蒲は明治神宮からいただいたそうだ。

知立公園の花菖蒲


 桶狭間では「古戦場祭り」が開かれていた。そこから程近い有松も「有松祭り」の最中だった。「有松絞り」が有名だが、作っていたのは「鳴海」で売っていたのが「有松」という話だ。町並みもきれいに整備されている。

お祭りで人出の有松


 即売をやっている店に入り、裏へ回ると古い日本家屋の雰囲気がある。

有松 民家裏手


 ここは名古屋市内から近くためか、祭り見物の欧米人も結構いた。やはり伝統的な「絞り」などの日本文化に惹かれるのだろうか。道の真ん中で若者たちが音楽にあわせてパフォーマンスを演じていた。鳴海の「米常」で昼食をとり、「誓願寺」の「芭蕉供養塔」などを見て「笠寺観音」へ向かう。

詳しくは 有松・鳴海絞会館 をご覧ください

夏の陽射しの中タンクトップが似合う


 「宮宿」の「宮」とは「熱田神宮」のこと。その門前に位置することから「宮宿」と呼ばれた。広い境内には樹齢千年を越える楠などもあり、欝蒼としている。

詳しくは 熱田神宮 をご覧ください

熱田神宮鳥居


熱田神宮 本殿


 「東海道」もあと1回を残すのみ。次回は一気に京都三条大橋まで行って「上がり」となる。日数が増えると撮影コマ数も多くなり、整理に手間取ってしまった。

おまけ 注連縄(しめなわ)あれこれ


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