今、本屋さんに行くとたくさんの園芸書があって、どれにしようか迷ってしまいますね。お気に入りの本を並べていたら、いつのまにか写真がきれいな本ばかり揃ってしまいました。購入の際に参考になれば幸いです。

　

センスを磨くために...
	吉谷桂子さんの花と暮らすセンス・ブック　（学習研究社　￥1.500） 　本場イギリスで暮らした吉谷さんがつづる、庭のある暮らし。 実用的な園芸書ではなく、植物と触れ合うことから生まれるいろいろな意味での豊かさを感じさせてくれる一冊。 　花だけでなく、料理やインテリアなどトータルな面から”園芸”を生活に取り入れている吉谷さんの生活は、優雅という言葉がぴったり。
	吉谷佳子のガーデニングスタイル　（学習研究社　￥1.750） 　↑上の本と、基本的な部分は同じですが、エッセイ的要素が強いせいか、吉谷さんの植物に対する思いがより強く伝わってきます。花はもちろんですが、葉ものや造形的な美しさを見出すセンスには脱帽です。
	小さな庭のフラワーガーデニング　（文化出版局　奥　峰子　\1,553） 　大好きな奥さんの本。園芸書というよりは、絵本のような、美しくて、優しい本です。見ているだけで優雅な気持ちになれます。同シリーズで「日陰の庭のシェードガーデニング」もあります。本格的なイングリッシュガーデンを目指す方に、是非読んでいただきたい本です。ホームページ「English Garden」の中で、その内容が紹介されています。
キッチンガーデンを楽しみたい方はこちら
	-とれたての幸せ　おいしい野菜・ベリー・ハーブ- わたしのキッチンガーデン　（主婦の友社　たなかやすこ　\1,400) 　私がキッチンガーデンを始めるきっかけになった本です。畑がないと無理とあきらめていた野菜も、ベランダで充分作れるんです！ベランダだからこそ、おしゃれに、かわいく育ててみませんか？
	目にもおいしい野菜たち　（婦人生活社　天野美保子　￥1,300） 　グラフィックデザイナーの天野さんが見つけた野菜たちはとってもおしゃれでかわいいものばかり！小さな畑で楽しみながら野菜を育てるためのプロセスを綺麗な写真とかわいいイラストで学べます。お勧め品種の紹介も参考になります。
	英国キッチンガーデンの楽しみ　(集英社　吉谷佳子　\1,600) 　キッチンガーデンも吉谷さんの目を通すと優雅に見えてしまうから不思議。飾り付けのセンスはやっぱり憧れの的！　料理やクラフト、絵など、生活の中に取り入れることで精神的な豊かさが得られることを身をもって教えてくださいます。　イギリスの美しいキッチンガーデンをまわる旅も紹介されています。
盆栽、山野草。素朴で繊細、優美な世界...
	BONSAI GARDENING　(メディアファクトリー　加藤文子　\2,381) 　有名な盆栽家を父に持つ加藤文子さんの、信州での素敵な暮らしぶりが紹介されています。小さな小さな鉢の中にやどる生命を大切に育てていく、そんな加藤さんの植物に対する愛情が伝わってきます。陶芸家のご主人手づくりの器も一つ一つに味わいがあってとても素晴らしい！「ライフスタイル提案誌」的な要素が強いかな？
	−和のガーデニング−BONSAI寄せ植え　(長岡書店　山口まり　\1,400) 　素朴な山野草や花木、実ものなどを使った寄せ植えがたくさん紹介されています。季節ごとにレシピ(?)が紹介されているので、花の咲く時期、葉の色づく時期を想像しながら寄せ植えが作れるのが便利。和ものといっても、比較的華やかな寄せ植えが多いように感じました。
	−季節感あふれる−山草、野草のガーデニング　(NHK出版　\1,300) 　主な山野草、野草が写真入りで紹介されています。初心者にとっては図鑑としても使えます。栽培方法、鉢植えのコツや根洗いの作り方など、基本的なことも学べます。ともかく写真が綺麗！　雑誌っぽいレイアウトがおしゃれです。
	−四季を楽しむ−野の草の鉢植え　(文化出版局　松本尚子　\1,500) 　ひとつの鉢が季節によって姿を変える様子が写真によって紹介されています。他の３冊と違って、おしゃれというよりは、渋いイメージ。植わっている鉢も、蕎麦ちょこやら、土瓶やら、、おもしろいです。隠れ家的お宿や、料亭の庭や玄関先に置いてあったら素敵だなぁ〜　そんな鉢がいっぱい。