朝4時、いつものコーランの声、鳥の声にくわえて、寒いのとトイレにいきたいのとで目が覚めてしまう。しばらく布団の中で寝ようとするが、なんだか、熱っぽい。とてもかったるい。
6時半に起きて、トイレとMandiをする。お腹がちょっと下っている。来るものが来たか、という感じ。しかも、冷たい水をあびたら、ますます体調が悪くなった。Makan pagiはAyamとカップラーメン。ますます体に悪い(笑)。
だるいので、そのまま寝ていたい衝動にかられるが、今日もAyahとMotorで学校に行く。昨日買ってもらったBatikをさっそうと着ていく。学校は、昨日、今日、明日と運動会だそうだ。日本語の先生に教室の中を案内してもらったりしたけど、体がだるくて熱っぽくて、ちょっと歩くと疲れてしまう。Capei(疲)。
★左:校庭では、運動会をしていた。これはパン食い競争。★
★右:教室で。★
校長室で一休み。何か飲みますか、ときかれて、Air(水)にしておけばいいものを、Kelapa(椰子)ジュースにしてしまった。しかも氷入り。
そして、近所にステイしていたイクとナミちゃん(イクの妹)が、ホストとともに自転車とMotorとBecaで迎えにきて、僕はBecaに初めて乗って、彼らの家へ。
★Beca(ベチャ)。自転車の前に、人が乗るところがついている人力車。インドネシアではポピュラーな乗り物で、ボゴールではよく見かけました。が、ジャカルタでは法で規制され、その姿はありません。僕が乗っていると1人乗りにしか見えませんが、実は2人乗りです。インドネシアの人は小柄なので・・・。★
トコちゃんの家で持ち歩いていた薬を飲もうと思ったら、今日にかぎって持ってない。朝、ぼーっとしていたので、カバンに入れ忘れた。
Saya lupa 薬 di rumah pagi ini.
私 忘 家 朝
トイレに行くと、ますます下っている。ここの家はトイレットペーパーがあるので、後始末が楽だった(笑)。
それから、車で結婚式の会場へ。でも、僕は車の中でも会場でもほとんど寝ていた。日本人も、他に3家族くらいきていたらしい。
★華やかな結婚衣装の新郎新婦。インドネシアには島がたくさんあり、それぞれで衣装も違うそうです。これはスンダのスタイルだとか。★
1時に家に戻って、薬を飲んで、トイレに行って(症状悪化)すぐに寝てしまった。3時に次のホストのDarwinさんが迎えにくるということだったが、僕が起きたのは4時過ぎ。全然起こしにこないで、待ってくれていた。こういうのんびりとしたところがIndonesiaらしいと思う。今回のステイ中、「急いで、急いで」も「ちょっと待って」も、一度も使わなかった。
荷物をまとめてDarwinさんの家へ。今までいた家に比べて綺麗で広い。独身だから寂しい家かと思ったら、Darwinさんは10人兄弟ということで、Kakak(お姉さん)やその子供が大勢遊びに来ていて、とても楽しそうな家だった。でも、僕が寝泊まりする家は、Darwinさんの別のKakakの家らしかった。
ここでまたトイレにいったが、症状は悪化。Darwinさんにも調子が悪いと伝えた。Darwinさんは日本語が上手なので、助かった。
★左から、Darwinさん、お姉さん、お姉さん、その息子、僕、友人。★
★左:庭で。向かって右から2番目、僕の隣がIbu。★
★右:Darwinさんの家。★
この家では、たくさんの人に会って、いろいろ質問を受けた。
「Kenapa datang ke Indonesia?」
「Saya mau bicara bahasa Indonesia banyak,
何故 来
私 話 語 多
Saya mau jumpa orang banyak,
私 会 人 多
・・・Kemudian、saya mau naik gajah.」
私 乗 象
と答えるのが、何回もきかれているうちにスラスラでるようになった。「mau」はヒッポのテープにはないけど、ステイ中にとてもよく使った。「〜したい」というよりも、「〜する」というのに近い感じだと思う。例えば、「Mau mandi?」というのは「マンディーをしたいですか?」というよりも「マンディーしますか?」だし、「Mau minum kopi?」は「コーヒー飲みたいですか?」よりも「コーヒー飲みますか?」だと思う。(そう思っただけで、本当のところはわからない。)
「実現するかどうかわからないけど〜したい」というのは、ヒッポのテープにもある「ingin」が使える。
「Saya ingin datang ke rumah ini sekali lagi.」
私 来 家 此 一度 再
とか。もっとも、この場合も「mau」のほうが、また絶対に来るぞ、という意思が現れるので喜ばれるかも(笑)。今回ステイした家では、どちらもIbuが「また、この家に来てね。」と言ってくれて、とても嬉しかった。
話がそれたけど、質問の続き。象に乗りに来たと言うと、みんな笑った。
「Sudah naik gajah?」
「Ya,saya naik gajah di Taman Safari.」
「Di Japan,tidak ada?」
「Ada,tapi tidak bisa naik.」
「Takut?」
「Tidak takut,Menyenankan.」
(過去) 乗 象
私 乗 象
日本 不 在
在 不 可能 乗
怖
非 怖 面白
などという会話も、何度もした。カバジンのテープに出てくる、
「Gajah.Hidung panjang dan telinga besar.」
象 鼻 長 耳 大
も、何回も使った。そしたら、1軒目のIbuが、僕がこれを言う度に「Mata sipit(目が細い)」というのを付け足していたので、それも覚えてしまった。
Darwinさんと、歩いて近所のお兄さんの家へ。ここがまた広くて綺麗。エアコンまでついている家は初めて見た。
Saya lihat pertama kali。
私 見 初 回
でも、すぐにさよならして、今度はDarwinさんと、友人で日本語を習っている人と3人でMobilに乗って、スンダ料理という、Indonesiaのどこかの地方の料理を食べにレストランに行った。しかし、僕はおなかの調子が悪いのでほとんど食べられなかった。ステイ中に外食したのはこの時だけだったのに、もったいない。
★スンダ料理。味はほとんど記憶に無い・・・。
そして、いよいよ寝泊まりするkakakの家へ移動。Darwinさんの家からはMobilで20分くらい。ここもまた綺麗で広い。
この家には、kakakと、14歳の息子が住んでいた。お父さんは仕事で単身赴任していて、月に1回もどってくるとのこと。あと、子供がほかに2人いるが、バンドンに住んでいるということだった。それと独身のkakakがもう一人、同居していた。
体調は悪いし、疲れていたので、お土産を渡して、トイレいって(薬を飲んでいるのに直らない)、9時にさっさと部屋に失礼してしまった。
部屋でこの文章を書いているわけだが、昨日の部屋に比べると明るさが段違い。ほかの部屋もこうこうと明かりがついている。
というわけで、早いが寝る。
★左:寝泊まりしたDarwinさんのお姉さんの家の部屋。普段はバンドンにいる息子の部屋らしい。★
★右:Darwinさんのお姉さんの家のKamar Mandi。水が冷たかったので、わかしてくれたお湯が赤いバケツに入っている。白い袋は僕の洗面用具。★
(続く)