8月19日 土曜日

(体調をくずす。2軒目のステイ先に移動する。)

朝4時、いつものコーランの声、鳥の声にくわえて、寒いのとトイレにいきたいのとで目が覚めてしまう。しばらく布団の中で寝ようとするが、なんだか、熱っぽい。とてもかったるい。

6時半に起きて、トイレとMandiをする。お腹がちょっと下っている。来るものが来たか、という感じ。しかも、冷たい水をあびたら、ますます体調が悪くなった。Makan pagiはAyamとカップラーメン。ますます体に悪い(笑)。

だるいので、そのまま寝ていたい衝動にかられるが、今日もAyahとMotorで学校に行く。昨日買ってもらったBatikをさっそうと着ていく。学校は、昨日、今日、明日と運動会だそうだ。日本語の先生に教室の中を案内してもらったりしたけど、体がだるくて熱っぽくて、ちょっと歩くと疲れてしまう。Capei(疲)。
学校1★左:校庭では、運動会をしていた。これはパン食い競争。★

学校2★右:教室で。★

校長室で一休み。何か飲みますか、ときかれて、Air(水)にしておけばいいものを、Kelapa(椰子)ジュースにしてしまった。しかも氷入り。

そして、近所にステイしていたイクとナミちゃん(イクの妹)が、ホストとともに自転車とMotorとBecaで迎えにきて、僕はBecaに初めて乗って、彼らの家へ。
ベチャ★Beca(ベチャ)。自転車の前に、人が乗るところがついている人力車。インドネシアではポピュラーな乗り物で、ボゴールではよく見かけました。が、ジャカルタでは法で規制され、その姿はありません。僕が乗っていると1人乗りにしか見えませんが、実は2人乗りです。インドネシアの人は小柄なので・・・。★

トコちゃんの家で持ち歩いていた薬を飲もうと思ったら、今日にかぎって持ってない。朝、ぼーっとしていたので、カバンに入れ忘れた。
Saya lupa 薬 di rumah pagi ini.
 私    忘         家     朝

トイレに行くと、ますます下っている。ここの家はトイレットペーパーがあるので、後始末が楽だった(笑)。

それから、車で結婚式の会場へ。でも、僕は車の中でも会場でもほとんど寝ていた。日本人も、他に3家族くらいきていたらしい。
結婚式★華やかな結婚衣装の新郎新婦。インドネシアには島がたくさんあり、それぞれで衣装も違うそうです。これはスンダのスタイルだとか。★

1時に家に戻って、薬を飲んで、トイレに行って(症状悪化)すぐに寝てしまった。3時に次のホストのDarwinさんが迎えにくるということだったが、僕が起きたのは4時過ぎ。全然起こしにこないで、待ってくれていた。こういうのんびりとしたところがIndonesiaらしいと思う。今回のステイ中、「急いで、急いで」も「ちょっと待って」も、一度も使わなかった。

荷物をまとめてDarwinさんの家へ。今までいた家に比べて綺麗で広い。独身だから寂しい家かと思ったら、Darwinさんは10人兄弟ということで、Kakak(お姉さん)やその子供が大勢遊びに来ていて、とても楽しそうな家だった。でも、僕が寝泊まりする家は、Darwinさんの別のKakakの家らしかった。
ここでまたトイレにいったが、症状は悪化。Darwinさんにも調子が悪いと伝えた。Darwinさんは日本語が上手なので、助かった。
家族1★左から、Darwinさん、お姉さん、お姉さん、その息子、僕、友人。★

家族2★左:庭で。向かって右から2番目、僕の隣がIbu。★

家★右:Darwinさんの家。★

この家では、たくさんの人に会って、いろいろ質問を受けた。

「Kenapa datang ke Indonesia?」
  何故      来

「Saya mau bicara bahasa Indonesia banyak,
  私         話      語                多
 Saya mau jumpa orang banyak,
  私         会     人     多
 ・・・Kemudian、saya mau naik gajah.」
              私        乗     象

と答えるのが、何回もきかれているうちにスラスラでるようになった。「mau」はヒッポのテープにはないけど、ステイ中にとてもよく使った。「〜したい」というよりも、「〜する」というのに近い感じだと思う。例えば、「Mau mandi?」というのは「マンディーをしたいですか?」というよりも「マンディーしますか?」だし、「Mau minum kopi?」は「コーヒー飲みたいですか?」よりも「コーヒー飲みますか?」だと思う。(そう思っただけで、本当のところはわからない。)
「実現するかどうかわからないけど〜したい」というのは、ヒッポのテープにもある「ingin」が使える。
「Saya ingin datang ke rumah ini sekali lagi.」
  私           来         家    此   一度     再
とか。もっとも、この場合も「mau」のほうが、また絶対に来るぞ、という意思が現れるので喜ばれるかも(笑)。今回ステイした家では、どちらもIbuが「また、この家に来てね。」と言ってくれて、とても嬉しかった。

話がそれたけど、質問の続き。象に乗りに来たと言うと、みんな笑った。

「Sudah naik gajah?」
  (過去)  乗     象

「Ya,saya naik gajah di Taman Safari.」
     私    乗     象

「Di Japan,tidak ada?」
     日本     不    在

「Ada,tapi tidak bisa naik.」
  在         不    可能   乗

「Takut?」
   怖

「Tidak takut,Menyenankan.」
   非     怖       面白

などという会話も、何度もした。カバジンのテープに出てくる、
「Gajah.Hidung panjang dan telinga besar.」
   象     鼻       長           耳      大
   も、何回も使った。そしたら、1軒目のIbuが、僕がこれを言う度に「Mata sipit(目が細い)」というのを付け足していたので、それも覚えてしまった。

Darwinさんと、歩いて近所のお兄さんの家へ。ここがまた広くて綺麗。エアコンまでついている家は初めて見た。
Saya lihat pertama kali。
 私     見      初     回

でも、すぐにさよならして、今度はDarwinさんと、友人で日本語を習っている人と3人でMobilに乗って、スンダ料理という、Indonesiaのどこかの地方の料理を食べにレストランに行った。しかし、僕はおなかの調子が悪いのでほとんど食べられなかった。ステイ中に外食したのはこの時だけだったのに、もったいない。
スンダ料理★スンダ料理。味はほとんど記憶に無い・・・。

そして、いよいよ寝泊まりするkakakの家へ移動。Darwinさんの家からはMobilで20分くらい。ここもまた綺麗で広い。
この家には、kakakと、14歳の息子が住んでいた。お父さんは仕事で単身赴任していて、月に1回もどってくるとのこと。あと、子供がほかに2人いるが、バンドンに住んでいるということだった。それと独身のkakakがもう一人、同居していた。

体調は悪いし、疲れていたので、お土産を渡して、トイレいって(薬を飲んでいるのに直らない)、9時にさっさと部屋に失礼してしまった。
部屋でこの文章を書いているわけだが、昨日の部屋に比べると明るさが段違い。ほかの部屋もこうこうと明かりがついている。

というわけで、早いが寝る。

ステイした部屋★左:寝泊まりしたDarwinさんのお姉さんの家の部屋。普段はバンドンにいる息子の部屋らしい。★

カマルマンディ★右:Darwinさんのお姉さんの家のKamar Mandi。水が冷たかったので、わかしてくれたお湯が赤いバケツに入っている。白い袋は僕の洗面用具。★

(続く)

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