まもなく、昼御飯。1階の、玄関を入ってすぐの部屋で、テーブルで食べる。もちろん、ママの手作りの家庭料理。昼ご飯を食べていると、見慣れた子供が門から入ってくる(1階の食卓は、外から丸見えなのであった)・・と思ったら、まさ君(東京・西武線・チェミイッソF・5才)だった。村の中には自動車は入ってこず、2軒隣にステイしているとはいえ、いきなり一人で散歩とはたくましい。呼ぶと、家の中まで入ってきて(1階は靴のままでOK。2階から上へはスリッパに履き替える。)、家の中をキョロキョロと見回して、また探検に出ていった。
昼食★写真左:昼食★

その後、息子から「どこに行きたいか?」「何をしたいか?」と聞かれたのだが、特に何も考えて来なかったので、「我想看上海(上海を見たい)」と答えてしまったのが、後から思うと失敗だった。じゃあ行こう、ということで、息子と2人で、大通りに出てタクシーをつかまえて上海市内観光になってしまった。まあ、これはこれで楽しかったんだけど、タクシー代がかなりかかったと思う。僕には払わせてくれないし・・・。家を出たのが13時35分、帰宅したのが16時45分だったから、3時間近く乗っていたことになる。
(しかし、後から思うに、今回のステイ中に各ホストファミリーでかかった費用は、もしかしたら受け入れ団体である上海総工会が援助してくれたのではないかな、と。もちろんこれは、僕個人の推測ですが‥‥。そうとでも思わないと、ホストファミリーに申し訳がないです。)
★写真左:南浦大橋★
★写真右:楊浦大橋。ともに世界最大級の吊り橋です。★

南京路★写真左:上海一の繁華街、南京路。★
南京路近く★写真右:南京路の近く。自転車がいっぱい。★

家に帰ると、家族が増えていた。息子のお嫁さん、その娘(つまりパパの孫)のイーティン(6才)、パパの娘、その娘(パパの孫その2、10才)、と揃ったところで、みんなにプレゼントを渡す。

夕食を食べ始めると、朋友の夫妻と子供がきて、さらににぎやかになった。みんなの会話は上海語なのだろう、全然わからない。声が大きくて、喧嘩をしているようだ。特に女性が大きな声でよくしゃべる。

ここの家の食事は、ゆっくりと時間をかけて、おかずをたらふく食べて、「おなかがいっぱい」と言ってから、白いご飯が出てくるというシステムだった(笑)。ご飯を食べていると、外を自転車に乗せてもらっている子供が通った・・・まさ君だ。
夕食★写真左:夕食★

食事が終わってから、イーティンがクレヨンで描いた絵をいろいろ見せてくれる。
僕(絵の中の木を指して)「チョシシェマ?」
イーティン「スー(樹)!」
僕「ああ、スー。タースー(大樹)。」
と、カバジンのテープそのままのメタ活をしてしまったり、
イーティン「○△☆、□○◇」
僕「○△☆、□○◇」
と、意味は分からないけど、イーティンの言葉をそのまま真似したりして、とてもおもしろかった。イーティンは家の中ではよくしゃべる、おちゃめさんだった。(外に出るとおとなしかった。)幼稚園で習った歌も歌ってくれた。とても可愛い。

それから、大人の人達からは、上海語をたくさん教えてもらった。行く前から「謝謝」は「シャジャ」、などというのは知っていた。ほかに、「熱烈歓迎」は「ネレフイン」、「大象先生」は「ターヤシサン」・・・あとはほとんど忘れてしまった。

21時ちょい過ぎに「晩安」を言って部屋へ。ちょっと日記を書いて、22時過ぎ寝る。部屋のコンセントは日本のプラグも、大きめのプラグも両方使えるので、パソコンのバッテリの充電には問題なし。ベッドの丈が身長180cmの僕にはぎりぎりだけど、幅が大きいし、ふとんも厚くて暖かくて快適。

(続く)

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