アサギマダラのマーキング調査にあなたも参加しませんか?
アサギマダラは大型の美しいマダラチョウです。
日本各地で見られますが、越冬できるのは温暖な地域に限られています。
最近のマーキング調査で、アサギマダラは大規模な移動(渡り)をすることがわかってきました。
アサギマダラの移動調査は、簡単なやり方さえ覚えれば、だれでも参加できます。
あなたも、是非、アサギマダラの移動調査(マーキング調査)にご参加ください。
★★白いタオルで アサギマダラを捕まえてみよう!★★
白いタオルをグルグル回すと、飛翔中のアサギマダラが寄ってきます。
このことに最初に気づいたのは、金沢市の松井正人さんで、ブナ林の中でアサギマダラを捕獲していた際に、たくさんの蚊がいたのでそれを追い払うために持っていたタオルを回していたところ、アサギマダラが寄ってきたのだそうです。
今では、白いタオルはアサギマダラの調査をする際の必需品の一つになっています。
あなたも、是非、使い方をマスターして、飛翔中のアサギマダラを捕まえてみて下さい。
タオルを使って捕獲する方法
タオルの色は白でないとダメです。
そのまま2つ折りにしてもいいですが、タオルの端をしばって玉状にすると上手に回せます。
(この方法は、和歌山の津野修一さんが発案されました)
写真は、縄跳びの持ち手に手折るとつけたもので、
大阪の大島新一郎さんが考案されたものですが、津野さんの方式がいちばん簡単です。
右利きの人は、玉がない方の先を左手でもち、右手にネットの柄を短めにして持ちましょう。
飛んでいるアサギマダラを見つけたら、アサギマダラの方を向いて、タオルをグルグル回します。
このとき、タオルはできるだけ速く回しましょう。
根気よく回し続けていると、アサギマダラが回っているタオルをに気づいて、翅をV字状にして「す〜っ」と降りてきます。
ここで慌てず、アサギマダラが近くに来るのを待って、右手に持っているネットで捕獲しましょう。
写真は、兵庫県の氷ノ山林道で、タオルに誘引されたアサギマダラを、
京都の金田忍さんが捕獲されているところを撮影したものです。
花で蜜を吸っているアサギマダラは、タオルにあまり関心を示しませんが、移動中のアサギマダラや午後、樹上を飛んでいるような個体にはとても有効な方法です。
特にアサギマダラが多い時は、何頭もまとめてやってくることがありますし、突然、真上や後からアサギマダラがやってきて、驚かされることもよくあります。
マーキング会などで、子供たちにこの方法を教えると、「面白い」と大好評です。
でも、知らない人がみたら、「タオルを回して一体なにをやってるんだろう?」と思うでしょうね。
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