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アサギマダラのマーキング調査にあなたも参加しませんか?

 アサギマダラは大型の美しいマダラチョウです。
 日本各地で見られますが、越冬できるのは温暖な地域に限られています。
 最近のマーキング調査で、アサギマダラは大規模な移動(渡り)をすることがわかってきました。
 アサギマダラの移動調査は、簡単なやり方さえ覚えれば、だれでも参加できます。
 あなたも、是非、アサギマダラの移動調査(マーキング調査)にご参加ください。

 マーキングの方法について、内容を更新しました。



マーキングの方法

マーキング(標識)とは、チョウの翅に「しるし」をつけることです。
個体ごとに、決まったマーク(標識)をつけて放してやり、それがどこかで再捕獲されると、その個体の寿命や、移動分散の距離を知ることができます。

アサギマダラのマーキングは油性のフェルトペン(:マジックインクのようなもので、ふつうは黒を使います)で、翅に「しるし」をつけます。
アサギマダラは丈夫なチョウですが、「しるし」をつけるときには、チョウの翅や肢、触角などを傷つけないように注意して下さい。
翅を軽く持つくらいなら、大丈夫ですが、「死んだふり」をすることもあるので、マークしている最中に逃げられないように注意して下さい。

白いタオルを使って、飛翔中のアサギマダラを誘引して捕まえる方法もあります。詳しくは、こちらのページをみて下さい。

オス(♂)には、後翅に性斑があり、右の写真の青い線で囲った部分が黒っぽくなっています。

翅の裏側(翅をたたんだときに外側になっている方)に

  標識地がわかるような記号、
  標識者が特定できるような記号と個体番号、
  それに標識した日付を書き込んで下さい。
細かなやり方は人によって多少違いますが、例えば、次のようにするとよいでしょう。
標識地を示す記号はカタカナ、ひらがな、漢字、ローマ字の中から適当なものを入れますが、
同じ場所ではできるだけ同じ記号を使った方がよいので、他の人もマーキングしている場所では、
なるべく同じ記号を入れるようにしましょう。
・・・・例:ZAO(宮城県および山形県蔵王山)、UTU(長野県美ヶ原)、ハズ(愛知県幡豆町)、ふじさか(三重県藤坂峠)、BV(滋賀県びわ湖バレイ)、西または西山(和歌山県日高町西山)、ムロト(高知県室戸岬)、キカイ(鹿児島県喜界島)など
なお、あまり単純な記号を使うと他の地域の記号や個人が使っている記号を区別ができなくなりますので、注意しましょう。
個体識別をするために、自分の名前(または名前の略号)と個体番号を入れる。
・・・・例:フジイ124   HF−124   H.FUJII・124  など
標識日は月日を入れればよいでしょう。同じ場所で見つかった場合でも、別に日に再捕獲されれば、そのチョウの生活を知るためのデータになりますので、できるだけ入れて下さい。
・・・・例:9/12   2003/9/12   03-9-6   など
連絡先の電話番号を入れておくと、見つけた人が直接電話連絡をしてくれるかもしれません。
・・・・例:075-92*-12**   TEL075-1**-00**   など

ただし、最近はアサギマダラの調査のネットワークが充実してきましたので、マーキングをしたことを連絡しておいて頂ければ、電話番号が書かれていなくても、ほとんどの場合はわかりますので、電話番号を無理に入れる必要はありません。

また、このとき、最低限、次のことをノートなどに正確にメモしておいて下さい。

また、もし可能なら、マークしたチョウの写真をとっておいて下さい。
マークをして記録もとったら、アサギマダラを驚かさないように、そ〜っと放してやります。
草か何かに、静かに止まらせるのもよいでしょう。

アサギマダラをマークしたら、データ登録ページから直接報告するか、
下記の書式に必要事項を書き込んで藤井まで、電子メールで送って頂けると助かります。

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●上記の各項目の説明です。実際の例は、こちらのページをご覧下さい。


あるいは、次のファイルの中から適当なデータファイルのサンプルをダウンロードして、
データを入力し、藤井まで電子メールで送って下さい。
大量のデータがある場合は、この方法で送って頂けると助かります。

これらの方法を使えない方は、下の報告用フォーマットに必要事項を記入して、藤井 まで、電子メールで送って下さい。
また、送っていただいた情報は「電話番号や住所などの個人情報」の一部を伏せ字にして、原則としてデータ閲覧ページで公開しますが、非公開を希望される場合は、事前にお知らせ下さい。
公開されるデータの範囲についてはデータ検索・閲覧ページでご確認下さい。


マーキングに適した場所や時期のヒントは

日本各地のアサギマダラのマーキングスポットこちらのページで紹介しています。
皆さんからの情報もお待ちしていますので、アサギマダラがたくさん見られる場所をご存じの方は藤井まで電子メールでお知らせください。


マークのついたアサギマダラを採集・目撃したときは

データ登録ページから直接報告してください。
あるいは、藤井まで電子メールでご連絡頂いても結構です。
その際、マークした時と同様に、標識の記号や番号、性別、場所等を、報告用フォーマットに記入して藤井 恒へお送り下さい。
標識者を探してお知らせします。
また、すぐにわからない場合は、各地の研究者に連絡をとって調べます。

この他、電話やFAXでのお問い合わせも受け付けていますが、このページでは公開していませんので、必要な方は住所氏名等を明記の上、電子メール藤井 恒までお問い合わせ下さい。


簡易版・報告用フォーマット

 記入方法は上を見て下さい。

データはわかる範囲で書き込んで送って下さい。
各地で標識した人の標識データをまとめておけば、
再捕獲されたときに、すぐ確認ができるようになります。

送っていただいたデータは、このページで原則として公開しますが、
「電話番号や住所などの個人情報」の一部は伏せ字にいたします。


ご質問は

 また、アサギマダラに関する、ご質問にもお答えします。
メールで 藤井 恒 まで、どうぞ。


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メールでどうぞ。